アイヌ民族情報センター活動日誌

日本キリスト教団北海教区アイヌ民族情報センターの活動日誌
1996年設立 

全道教会中高生春の集い(2)

2007-03-30 11:05:48 | インポート
道内教会中高生春の集い二日目は、川村カ子トアイヌ記念館に行きました。
川村館長からじかにアイヌ民族のことを聞き、館内を案内して頂きました。

その後に、近文生活館に会場を移し、久恵さんの指導のもとでアイヌ料理を作って食べました。
チェプ・ルル(鮭と野菜の汁物)、稲キビ入りのご飯、シト(団子)、プシネプ・ウセウ(ホウの木の実のお茶)でした。
皆、美味しく頂きましたが、お茶はティーンズには“微妙”だったようです(整腸作用もあるので体にはいいのですが、ね)。

※お汁はオハウ(ohaw)だと、以前に聞いていましたが、石狩川筋では基本的に具入りの汁はルル(rur)と言い、汁だけをオハウ(ohaw)と言うそうです(釧路地方では逆だとかー久恵さん談)。
参照:旭川アイヌ語辞典 アイヌ語研究所

午後は、川村館長が指導して下さってムックル作りと、久恵さんの指導でのアイヌ紋様刺繍制作にわかれて、それぞれ真剣に作品作りに取り組んでいました。
その間に、久恵さんのすばらしいムックル演奏も聞かせて戴いたり、川村館長との会話で盛り上がりました。

学び、出会い、体験した豊かなときでした。皆さんのご協力を感謝いたします。

そうそう、川村館長からひと言。
「来年は、トンコリ制作をしに来たらいい」と。
それで、その次の年はチプ(丸木舟)ですかね。
そんでもって、またその次の年は・・・やっぱりウラチセ(笹葺き家)でしょう!

ティーンズも今後も益々、アイヌ民族との出会いが広がりますように。



真剣に耳を傾けるティーンズ



道内教会中高生春の集い(1)

2007-03-30 11:01:39 | インポート
道内教会中高生春の集いに行って来ました。

東は帯広から南は島松から、小樽、札幌、名寄と広範囲からティーンズ15名、
スタッフを入れて総勢29名が集まり、豊かな時を過しました。
(本当は今日もやっていますが、わたしは一足先に帰りました)。

今回のテーマは「イランカラプテーあなたのこころにそっと触れさせてください」。
一日目の夜にはアイヌ民族の歴史のことや、道内の地名をもとにアイヌ語やアイヌ民族の豊かさを学びました。
はじめにビデオ「新・共生への道」(北海道ウタリ協会制作)の前半を見て、
センタースタッフの中田美歌さんがお話してくださいました。

分かりやすく、また、自分の住んでいるところの地名を教えてもらえたので、話の後もアイヌ語の話題が出ていました。


お話をしてくださった中田美歌スタッフ