~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

MDの怪

2006年11月14日 12時02分16秒 | 雑感
うちのMDウォークマンが本格的にいかれてきてだいぶたつ。
録音が始まるときゅい~んと鳴き出し、ときにはカタカタと身をふるわせる。
それだけでも十分見モノなのに、録音にあきると、さっさと店じまいする。
ならば短い曲を弾いてやる・・・

とベートーベンのかわいい変奏曲を「004」トラックに録音開始。
ランプが消えて勝手に録音終了しちゃったのだが、こっちは勝手に止まれないのでしばらく弾き続け、もう一回「005」に続けて録音した。

さて、再生。
「005」
ダダダ・ダ~ン、ダダダ・ダーン

なぜ「運命」?「運命」が録音されていたのは「002」「003」のはず。
そんなばかな

気を取り直して「004」を聴いてみる。
ダダダ・ダ~ン、ダダダ・ダーン

増えてる!!??

なぜ??

なんか気味悪くなって、再び変奏曲を録音。
普通に行くと「006」に録音されるはずなのに、なぜか「004」に入っていて、しかも最初のフレーズのあと、何小節もとんで最後のフレーズをくっつけるという、ウルトラ自動編集がされていた。
なめとんのか~~勝手に人の演奏編集するな!

ヘンです、このMD。
たぶんディスクも本体も。
でも、なんか意思を感じて捨てがたい

効いてきたような・・

2006年11月13日 23時48分50秒 | レッスン&セミナー
なんとなく今日になってじわじわと昨日のレッスンが効いてきたような気がする。
これからの課題がみえてきたような気も・・・・・・。

昨日のレッスンと以前のレッスンで共通していわれたことの一つは
「無駄な動きをしない。はねない」
ということだと思う。
一言でいってしまえば、これは私のクセだ。
<はねる>ということは当然ムダな動きがでてきて、次へのアクションが出遅れる。
ということはミスタッチも出やすくなる。

どうも私は子供時代、ほぼ古典派のみを弾いてやめてしまったせいなのか、そういう指導法の時代だったのか、
どうしても「良い手の形で、指を立てて」弾いてしまう。
もちろんそれが基本形であることはいうまでもないのだが、それだけではダメなことは明らか。
そのへんのことはその後の学習で、頭ではわかっているし、どういうタッチを使えばおよそどのような音がでる・・くらいまではわかってきたのだが、技術的に難しい曲になると、地が丸出しになる。

昨日も、「手首を下げて鍵盤の上に手をのせた形で指の重みだけで行う連打」を教えていただいた。こうすることで、輪郭のはっきりしないような、たとえば、コントラバスの音色などはそれっぽく再現できるように思う。
以前H先生のリサイタルで実に実に何種類もの低音の表現があったのに驚き、このブログにも記したことがあるが、たしかに昨日だけでも低音の弾き方については何種類か拝見することができた。

私は、ピアノという楽器そのものの構造や、物理的にどういう力の伝わり方をするかなどについては無知に近いのだが、
素晴らしいピアニストの方々の演奏の模様をみていると、指と鍵盤との接触面積を自在にコントロールしているように思う。
「はねる」ことの多い私が、指先のほんの狭い面積で棒で押すかのように弾いているのに対し、ピアニストの方のは筆で描くように指先だけを使ったり、指の腹を使ったり、べったり寝かしたり、一音一音を「作って」いる。
「奏法」といってしまえばそれまでだが、手の甲を高く構えすぎると即座に対応しにくい部分もあるので、特にロマンは以降を弾くときは注意しなければならないと思う。

今まで教わったことを私なりにやっていくとすると、
「手は鍵盤に<構える>のではなく、少し伸ばした形で<置く>」
「ペダルも安定感を持ってしっかり深く<置く>」
ということを意識していかなければならないように思う。
まだまだ自分のものにはなっていないようだ。

昨日言われたことで印象に残ったことをまたひとつ
「音楽のフレーズと体の動きは必ずしも一致しません。
フレーズが切れているところでも、手を鍵盤から離したらいけないところもあります」
そうなんです。息継ぎをするような場所でも、手は次の音への動きを考えると鍵盤から持ち上がってはいけないところがあります。
私には相当な難易度です・・・・・・

「運命」のレッスン

2006年11月12日 20時39分18秒 | レッスン&セミナー
楽器店での単発のレッスンを受けてまいりました。
先生はベートーベン講座のH先生。おそれ多いことです・・・・

私の時間になってレッスン室のドアが開くと、なかからぞろぞろ。
見るところ、小学生の双子(?)のお嬢さんと、その弟さん、そして、お母さんとビデオカメラかついだお父さん。そうかビデオまで(気合感じます)。

中にはいると、ただでさえ暑いあの部屋が(数日前の連弾の練習で経験済み)、
まるでサウナのよう。ここで「運命」弾くのかっ!!
先生も「ここ暑いのよ、空気の入れ替えします」と立っておられる。
そこへ担当Mちゃんが先生と私に(まで)冷たいお茶を持ってきてくれた。
おかげで、なんとか少しヤル気が。

お茶飲みながら、「レッスンには通っているのですか?」とか「子供の時は何歳までやっていたのですか?」という先生の質問にこたえつつ雑談。いい時間になったのでレッスン開始。
先生にはコピー譜をお渡ししたので、2台のもう片方に座ってきいていただいた。
特に緊張もせず、まあ<並>の出来でした。

先生 「曲もよくわかっておられるし、ベートーベンがお好きなのもよく伝わったし・・・で、レッスンはどのように進めましょうか?」
私  「和音の連打等で芯の無い音になってしまうので、音の出し方について教えてください」
先生 「ああ、わかります。そういうとこありますね。叩き気味というか」

・・・・というわけで「情熱的な曲ほど理性が必要です」とおっしゃって、熱い(暑い?)60分が始まりました。

先生 「まず、最初からいきましょうか?とてもいい音で弾いておられると思うのです。ただ、この狭い部屋ならまあいいですが、広いところでオーケストラのように響かせようとすると、<タタタタ~ン>の一音一音に余韻を作る弾き方が必要です。手首を柔らかくして弦が響くような余韻を作る」

ということに始まり、
「スタカート過ぎてメロディーラインが弱くなるところがあるので気をつける」、
「柱になる和音が結構抜けるので絶対にしっかり押さえる(逆にそのほかの音は多少ミスがあってもあまり問題にならない)」、
「楽譜に長い音符でかかれている音は、特に気をつけて、ペダルから絶対にはずれない、また自分ではその気はないのだろうけど、弾きにくさからスタカートのようにさっと離してしまっている音があるので、粘り強く伸ばす」、

などなど、「はい、おっしゃる通りです」の指摘が続く。

特に印象に残ったのは
「・・・そこは、ほんの少しなんですが、休符が短いです。少しずつ休符が短くなることで、その場所全体のバランスが微妙に狂ってきます。
休符をきっちり取ることで休符の与える緊迫感が逆に出てきます。」
ということ。あと、
「同じスフォルツァンドの連続でも、和音の雰囲気が違う場合は同じ強さで弾かないほうがいいです。柔らかさとかそんなものによって弾き方を変える」
「オーケストラの楽器がそろって響くところはそれなりに構えがいるので、たとえ連続した和音でもそのまま突っ込まず、<いい響き>を作る体勢を整えてから弾く(それはかなりの方々の箇所で指摘されました)」
「フォルテが多いのだけど、フルートのフォルテはそこまで大きくないわけなので、ほかの声部を控えてソプラノを出し、逆にコントラバスなどを強調するときは左の小指を粘り気味に弾く」
「両手で和音を弾くときでも、コントラバスを強調するときは、左手小指だけを長めに弾く」


言葉だけでなく、弾きながらも教えてくださるのですが、これが近くで拝見していても信じられないくらいの技術。
もちろん勢いなど使わずにそっと鍵盤に指をおいただけであらゆる音を出されるのですが、私だと「パタパタいうだけでちゃんと音がでない」写真の箇所は
「ここは、和音の連打だと思わず、それぞれのメロディーを束ねたものだと思わないと、ソプラノだけが目だってオーケストラの厚みがでません」とおっしゃった通り、
最初の(左手)フォルテッシモを打鍵した瞬間に脱力され、いとも軽々と和音のトップをつかまれ、そのままレガートで長い長い和音の連打(あえて言いますが)で下りてこられたのには、ほんとに仰天した。

「ちょっと、無駄な動きがありますね。最短距離で移動し、鍵盤につけたまま深く打鍵する」

わかってはいるのですが、先生、今の私には難し過ぎます、それ。
だいたいなんで強打の跳躍が続くところで、自在に表情をつけられるのでしょう??
たぶんほんとは「跳躍」でもないし、「強打」でもないんですよね。

う~ん・・・・、難しい。。。

でも、最後の方、先生ももう一台で一緒に弾いてくださり、なかなか盛り上がりました。ちょっと陰翳つけていただくだけで、なんかとってもシンフォニックな感じになりました。

たぶん、ほぼ一時間弾き続けでしたけど、もしこれ1時間をいう時間制限なかったら一晩でも足りなかったかも・・・

それにしても、「なんでわざわざピアノでシンフォニーなんか弾くの?」の反応も多いこのジャンル、ここまで細かいご指導いただいて本望です。
うれしすぎます・・・

運命は振動する

2006年11月10日 20時00分35秒 | ピアノ
「運命」をちょっとだけ録音してみた。
やはり、おかしかった。
何がというと、テンポと間だ。
この曲は何オクターブもの両手跳躍やら和音の連打やらがあって、どうしてもピアノで弾くと微妙な間が入ってしまうのだが、オーケストラの場合は楽器が交替するだけなので、
間などたいしてあくわけはなく、逆に、次の音がかぶるくらいのタイミングで入る箇所だってある。

・・・なので、やりました。必殺メトロノーム練習。
相当ゆがんでいたことは明らかで、結構あちこちで無理やり帳尻を合わせつつ弾いている、ルバートな運命に陥っていた。
でもこの曲はいかに跳躍が難しかろうと、きちんきちんと刻むべきところは刻まないと絶対聴き手は気持ちが悪くなるはず。

あああああああああああ

あさって某先生のワンポイントレッスンに申し込んでいるのに、こんなことでいいのか!?

と思いながら弾いていたら、いきなりカタンカタンと何かがピアノの上から落ちた。
エアコンのリモコンが墜落してクーラーのスイッチON。
いや、以心伝心というべきか気がきいてるというべきか(笑)。

そういえばなのだが、この曲を3年ちょっと前に弾いたときも何かが落ちた。
なんだったっけ?
あの頃はまだ中古のアップしか持っていなかったので、楽器店に出向いて空いているグランドの部屋をレンタルしていた。
まだ1歳になっていなかった娘はべビーカーにすわったまま、歯固めクッキーをしゃぶりながらうるさいだけの演奏を聴かされていた。
その時、落ちた
なんとメトロノーム
幸いというべきか娘にはあたらなかったが、あんな精密なもの大丈夫だったんだろうか?
その時点では狂いはなかったと思うのだが(←アテにはならない)。

というわけで、3年以上たって勝手に時効にしましたので(殴)、
日頃お世話になっている楽器店のみなさま、この場を借りておわびいたします

誰か普通の答を言ってくれ

2006年11月09日 23時48分15秒 | 家族・友人等
娘のピアノレッスン、その後の話。

たしか9月の19日が初回だったので、すでに8回は通っている。
もう8回も通ったというべきか・・・。
幸いなことにやめるとは言わず、嫌がることもなく、淡々と通っている。
練習は気が向けば勝手にピアノの部屋に入って鳴らし(「弾く」というレベルではない)、2~3日にいっぺんは私もみている。

が・・・

レッスン自体なかなか大変だ。
最初は慣れないせいもあって、固まりがちな一方であまり突飛なこともしなかった。
ところが前々回くらいから、あきてくると勝手に「ねこちゃんです~」を始めてしまい、椅子の下に入って出てこなかったり、なにをきかれても「ニャー」としか言わない。
さすがにまいってしまって、8日のレッスンでは行く前にふたつのことを約束させた。

1.始めるまえに「おねがいします」をちゃんという。
2.「ねこちゃん」にはならない

さて、どうなるか・・・・

トントンとノックして
先生 「こんにちは」
かこ 「こんにちは。お願いします」

言った・・・・・・・奇跡・・・・・・・・

先生 「じゃ、ピアノにすわってみようか」
かこ 「これがいい」
と出したのはノート。
先生 「じゃ、ドレミ書いてみようか」
・・と先生ト音記号の横に薄くドをかく。かこ、なぞる。
先生 「よくできたね。じゃ次はレ」
・・と先生レを書く。かこ、かまわずドの位置に横線を引く。
先生 「う~ん惜しい。レはここにくっつけて書くのよ」
・・と先生レを濃く書く。かこ、そ知らぬ顔でまたまた横線を引く。
先生 「う~ん。。。。じゃあ、今度はミを書いてみようか」
・・と先生ミを薄く書く。かこ、ミとは名ばかりの80%以上ファと思われる全音符を大きくかく。

先生&私、ふふっと笑う(しかない)

先生 「じゃあねえ、かこちゃん、ドはなんに似てるんだったけ?」
かこ 「もくせい


・・・・・それいうなら土星じゃろ?この前まで「土星のド」言うてたんは自分じゃないですかっ!

↑という話を帰ってから上の子(タキオン)にしたところ、
「わははは・・・・普通は木星に輪があるなんて知らないのに、すごいな」
・・・って母さんも知らんよ、そんなこと。で、ほんとに?
「最近まで知られてなかったらしいけど。土星と違ってうす~い輪があるらしいよ」

・・・ほんとかよ・・・


なんか、みんな変




入園面接

2006年11月07日 16時41分39秒 | 家族・友人等
昨日は幼稚園の入園面接だった。

こういう行事において娘はほとんど脱走をはかってきた。
3歳児健診しかり、七五三しかり、音楽教室しかり。
とにかく短時間なのだから、なんとかしなければならない。

細かいことは言わず、
ねこちゃんにならないこと(脱走しないまでも<ねこちゃんです~~>といってその辺にごろごろするおそれアリ)
名前と年はきかれたら答えるの2点だけを約束した。

さて、何を着ていったものか・・・
娘は気に入ったものしか着ないだろうけど、私は?
メールで友人にきいたら「ヒーローもののシャツはやめなさい」といわれたので、
クロゼットから昔のパンツスーツを引っ張り出したら、肩パットもっこり(年がわかりますね・・・笑ってるそこのアナタ!そういう時代もありましたねえ)。
もういいや時間ないし、と着ていった(ちょっとアメフトっぽかったけど)。

幼稚園は、路線バスで10分少し行った団地の端の方。
バイパスに接しているうちにくらべると、ちょっと空気がいいような気がする。

面接はすぐに順番が来た。

先生 「こんにちわ」
娘  「・・・こんにちわ」(すごい、ちゃんと言うた)
先生 「お名前は?」(きたきた・・)
娘  「・・・・・・・・・・・・・・
    ・・・・・・・・・(ドキドキ)・・・・かそうかこ・・・」(やっと言うた・・・汗)
先生 「はい、よく言えましたね。今日はどうやってここまで来ましたか?」
娘  「(なぜかオマタをぼりぼりかいている)・・・あるいて」(←え~?)
先生 「そう、バスに乗って歩いてきたのね(ナイスフォロー・・やれやれ)。
    かこちゃんのお洋服すてきね。自分で着たの?お母さんに着せてもらったの?
娘  「・・・・・・・・・もらった」(えっ?たしかにもらいものの服だけど、「着せてもらった」を適当に省略したのか?)
先生 「かこちゃんの好きな食べ物はなにかな?」
娘  「!”#$%&’」
先生 「えっ?」
娘  「・・こ~・・・ひ~・・・・」
私  「えっ?コーヒー?」
娘  「・・・お・・か・・し・・」(うそ、さっきコーヒーって絶対言った。でもなんで?)
先生 「そう、お菓子(笑)。おいしいものね。かこちゃんにはお兄さんがいるのね。どこの小学校に行ってるの」
娘  「・・・・・・がっこう」
先生 「そう、学校ね。お兄ちゃんとはケンカするの?」
娘  「(きっぱり)しない」(←大うそつき!!!)

そのあとは私への簡単な質問だったのだが、娘スリッパを落としたり「あっちでご本読む~」と念仏のように言い続けたり、やっぱりあんまり普通の面接ではなかったのでした。
部屋を出るときは、頭のうしろから「バイバイ」と手を振ってたし。

脱走しなかっただけで良しとしよう。
やれやれ
  


秋のステップ

2006年11月06日 09時08分49秒 | 室内楽
さっきTVを見ていたら、「のだめ」の真澄役をやっている若い俳優さんが出ていた。
大変「コワレた」役をやっておられるので、素はどんな方なのだろう・・とかねがね思っていたのだが、素はなんと「無口で物静かな青年」。
本人いわく「普通の役よりテンションが2つも3つも高い役なので、役に入る前に自分の中のネジをはずして臨みます」と。
役に入るまでの密着取材によると、楽屋入りの時は大変静かで物憂げ。それが、楽屋で「真澄」の格好になってでてきたら、別人。走り方も内股ではずんでいる。
それが本番になったら・・・コワレていた。
またまた本人いわく「無理やりテンション上げると画面を見ると自分でも不自然だなあって思うので、なるべく自然にあげるようにします」と。
さすが、プロ。
それにしても、こういう青年をあの役に起用しようと思ったプロデュサーもさすがプロだ。

ところで、昨日はステップだった。
いろいろ書きたいことはあるのだが、上の話と関連してキャラクターとテンションの話を。

昨日弾いた友人たちの中で、めだって進歩を感じた人がいた。
私のお笑い仲間かつメル友のMちゃん(ちゃんといっても、大人だが・・笑)。
グリーグのソナタ第1楽章を弾くことになっていて、本人は、直前「亜熱帯な仕上がり」だの「粘っこい仕上がり」だの言っていて、それはそれで私は楽しみにしていた。
いままでは、ショパンのノクターン系とかフランスっぽいのとか割とほんわりした優しげな曲が多かったので、「フィヨルド鋭角」なグリーグをどう弾くのか大変興味があったのだ。(ただ私自身は弾いたことがないので詳しくはない)
まず、譜面を持たずに登場した。お~暗譜!
弾き始めると・・・いやいや亜熱帯ではありませんよ。こう「白夜に微熱」みたいなぐいぐい迫る演奏。
Mちゃん、すごいじゃないですか!
それにしても、2人の保育園児のママにして、楽器店の正社員、もちろん奥様でもあるわけで・・・えらすぎ!!
あとでメールを入れてみたら「・・・いつもまったりした曲ばかりだったので今回は違った緊張感に襲われまして・・吐血しそうでした」と返事がきた。
いやいやいつもニコニコ笑っているけれど、そうだと思う。大変な努力だ。

その人の背景を知らずに聴く演奏も先入観なく聴けていいものだが、こうしていろいろを知った上で味わうのもそれはそれで感慨深い。

ほんとにみなさん一人一人について書きたいのだけど、それはまた後日ということで。

私自身はチェロとフォーレの「エレジー」をやったのだが、3人のアドバイザーの先生全員から4段階評価の1番上をいただき(これはかつてないことでした)、
アンサンブルご祝儀とは思うのだがコメントも
「フォーレのレクイエムを感じさせる幸福感のようなものをお二人の演奏と共に感じられ幸せでした」
「情景が次々と絵巻物のように回って来てとても楽しく聴かせていただきました」
「バランス感覚、コントロールがいい」
などなど過分なお言葉をいただき有難いことであった。
演奏者としてはピアノ・チェロともに反省点は多々あったのだが、ペアデビューとしては(クインテッドはやったことがあるのだが)、まずまずだったと思う。
彼女は「本番でのテンションの持っていきかたがいまひとつで・・申し訳なかった」と言っていた。私にはよくわからないが、いつもオーケストラや合奏のなかで弾いているのと、昨日のように単独でやるのとではかなり違っていたと思う。
逆に私の方は、ソロの時より多少テンションをゆるめて視野と聴野(こんな言葉あるのだろうか?)を広くもっていなければならないので、
こういう本番でのテンションの一致みたいなことがこれからの課題かと思う。

それにしても、われながら本番前「ハイる」までの時間がだんだん短縮されてきている一方で、本番後「ヌケる」までの時間が延びてきていて、かなり危ない傾向にあります(爆)。


文化祭 その2

2006年11月04日 23時10分38秒 | 家族・友人等
昨日に続き、男子校の文化祭に行った。

ちゃんと所在地を調べていかず、最寄の電停だけしか記憶していなかったので、電停まできて「どうしたもんか」・・になってしまったが、
制服の女子高生たちが固まってある方向へ歩いていったので、たぶんこれであろうとついて行った。

ところが向こうからやってくるのは手に手に金魚をぶら下げた人ばかり。
・・・・縁日か?・・・・
いや、でもちゃんとこの方向で正門についた。
昨日の学校ではやっていなかったが、門のところで、生徒さんがパンフレットをお客さんに次々と渡していた。(←なかなかよろしい)

で、入ってすぐの雰囲気だが、ほんとに昨日の某校とは違った。
昨日の学校は山のなかに建てられているので、なんというかこう山寺っぽくて人里離れた修行場の雰囲気があったが、こちらは街中の平地なのでその点でも広々と開放的な雰囲気があった。
加えて、生徒たちがそこここでじゃれあっていたり、おっかけっこをしてお客さんにぶつかりそうになったり、服装も(もちろん皆が皆というわけではないが)靴紐が長々と伸びていたりシャツが出ていたりネクタイがゆるゆるだったり、なかなか自由で「男の子」な雰囲気だった。これはこれでお好きな方にはたまらない。

うちの子が行くのはどこでも「理科系」の催しばかりなので、今日も生物やら化学やらの教室を訪れたが、例の金魚は生物部の催しだった。
うちはすくうだけで持って帰らないつもりだったが、昨日の学校での同じく生物部の金魚すくいが「キャッチ&リリース」で72匹かすくったのに、小さい植物のみのお持ち帰りだったので、「一度金魚を飼ってみたい」という願いをかなえてやるのもいいか・・と持ち帰ることにした。

で、5匹を縁日よろしくお持ち帰り

その後、息子だけが化学部の部屋で、バーナーでガラス工作をしたり、葉脈しおりや七宝を作ったりしていたが、その間に金魚はみるみる弱っていく・・・
やはりこのちっちゃい袋に5匹は無理が
帰りの電車ではほとんど虫の息。
どうしたもんか・・・
途中、デパートのペットショップでわけを話して、袋ふたつに分けてもらって水も足してもらったらなんとか復活。
小さい(5ℓ)水槽とエサと水道水中和剤をお買い上げ。結局文化祭に行ってペットショップをもうけさせた形になってしまった。

ほかにもスイセンの球根をもらったりで、息子としてはご機嫌。
「いや~、この学校は気前がいいなあ!!」
とすっかり景品につられた主婦状態。
そりゃね、学校の規模も違うし、コンセプトも違うし。

私はどっちもいいのよ、通ってくれれば。
男子校だったら、どこでもよろしい(殴)。

文化祭

2006年11月03日 15時00分50秒 | 雑感
徒歩数分のご近所にある、男子校の文化祭に来ている。
これだけ近いのだからいつもバス停等でここの生徒は目にしてるのだが、学内でまとめて遭遇すると脈拍・血圧がいきなり上がった。
私は公立の中高出身なので13~18歳の男子は、別に珍しくないはずなのに、いや、私は当時何を見てたんだろ、こんな時期に同年代の男性に目が向かなかったなんて、返す返すも惜しい、と心底思った(殴)。
・・という反省に基づくなら「子供は共学校へ」となるはずだが、そこは親の趣味とエゴで「ぜひとも男子校へ」(役員とかやればしょっちゅう行って良さそうだし・・・←ほとんど犯罪者)と思ったことだった。
息子は学校の友達数人を見つけて、すぐどこかへ消えてしまった。

明日はぜひ街中の方の「男子校」の文化祭にも行ってみよう、ちゃんと化粧して(殴)。

どうしてこうなるの?

2006年11月02日 22時27分42秒 | 家族・友人等
その1

私 「今月のスカパーで『フィデリオ』の放送やるねえ、アーノンクールで。日本初放送らしいよ」
夫 「『フィデリオ』のホウソウって珍しいの?」
私 「・・・・『フィデリオのソウゾウ(←あきらかに聞き違え)』じゃなくてそれいうなら『プロメテウスの(創造)・・・』」
息子「ねえ、『フィデリオのモウソウ』って何?」

・・・はい、家族そろってイってきま~す・・・・


その2

私 「あのさ、でぃーぶいでぃーあーるのAMってなに?まさかなにかの午前中じゃないよね?」
夫 「・・・・・・それって、もしや・・・もしやDVD-RAM
のことかっ!!」

・・・はい、イってきます・・・