~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

運命は振動する

2006年11月10日 20時00分35秒 | ピアノ
「運命」をちょっとだけ録音してみた。
やはり、おかしかった。
何がというと、テンポと間だ。
この曲は何オクターブもの両手跳躍やら和音の連打やらがあって、どうしてもピアノで弾くと微妙な間が入ってしまうのだが、オーケストラの場合は楽器が交替するだけなので、
間などたいしてあくわけはなく、逆に、次の音がかぶるくらいのタイミングで入る箇所だってある。

・・・なので、やりました。必殺メトロノーム練習。
相当ゆがんでいたことは明らかで、結構あちこちで無理やり帳尻を合わせつつ弾いている、ルバートな運命に陥っていた。
でもこの曲はいかに跳躍が難しかろうと、きちんきちんと刻むべきところは刻まないと絶対聴き手は気持ちが悪くなるはず。

あああああああああああ

あさって某先生のワンポイントレッスンに申し込んでいるのに、こんなことでいいのか!?

と思いながら弾いていたら、いきなりカタンカタンと何かがピアノの上から落ちた。
エアコンのリモコンが墜落してクーラーのスイッチON。
いや、以心伝心というべきか気がきいてるというべきか(笑)。

そういえばなのだが、この曲を3年ちょっと前に弾いたときも何かが落ちた。
なんだったっけ?
あの頃はまだ中古のアップしか持っていなかったので、楽器店に出向いて空いているグランドの部屋をレンタルしていた。
まだ1歳になっていなかった娘はべビーカーにすわったまま、歯固めクッキーをしゃぶりながらうるさいだけの演奏を聴かされていた。
その時、落ちた
なんとメトロノーム
幸いというべきか娘にはあたらなかったが、あんな精密なもの大丈夫だったんだろうか?
その時点では狂いはなかったと思うのだが(←アテにはならない)。

というわけで、3年以上たって勝手に時効にしましたので(殴)、
日頃お世話になっている楽器店のみなさま、この場を借りておわびいたします