~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

編曲のアタリ・ハズレ

2006年11月15日 12時57分42秒 | ピアノ
今週の土曜に、ピアノのお友達に集おうということになっていて、よんでくださったお友達がオーケストラ好きなこともあり、編曲ものを少し練習してみた。

1.連弾:ラフマ二ノフ 「ピアノ協奏曲2番」始めのほう
2.ソロ:シベリウス 「フィンランディア」の始めのほう
3.ソロ:ドボルザーク 「新世界」1楽章の始めのほう

最近こんなことばかりやってて(もちろん2月用のプログラムの練習もしてはいるのだが)、この前の練習会では「のだめ」にちなんで、
ベートーベンのシンフォニー7番のさわりと、プロコフィエフのロミオとジュリエットの「モンタギュー家とキャピュレット家」の一部を弾いてきた。
編曲ものを楽しみで弾くときは、私はあまり楽譜どおり弾かないので(殴)、結構遊べる。

さて、今日の上記の3曲だが、1のラフマニノフは原曲にくらべるとはるかに易しいバージョンになっているわりに、それなりに盛り上がれるいい編曲だと思う。
この楽譜でこれだけ聴こえてくるんなら、原曲ももう少し音抜いて弾いていいかも・・(殴)と思うくらいだ。
こういうのは「お得」だ。

2のフィンランディアは、シベリウス本人の編曲なので、なにもケチのつけようもないし、さすがというか、よくあんな金管バンバンの曲をピアノにするよなあ・・と恐れ入る。本人の編曲といえばブラームスも編曲好きで、彼の4つの交響曲はすべて本人自身によるピアノ版がある。それも、「あんなに音の厚みのあるものをよくぞ」と思ってしまう。

3の「新世界」だが・・・
弾いていてなんかおかしい。冒頭のリズムがとりにくいのは別問題として、リズムおかしくないか?・・とスコアをみたら、複付点の休符がただの付点になっていて非常にぬるいリズムになっていた。音もあちこちミスがある。
しかも・・・なんか足りない。なんだろ?
完全にティンパニーのパートが落ちていた。許せん!ティンパニーのない「新世界」なんてありえない。
・・・というわけで、ティンパニーを加え、いい加減なトレモロの輪郭をただし、抜け落ちた最高音を加えして、気が付いたら、自分で自分の首を絞める「難易度高め」バージョンに書き換えてしまっていた。

なにやってんだろ、私。。。。