~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

書き換えとけ!

2007年07月24日 13時40分56秒 | 家族・友人等
数日前、塾の試験前の息子が、ベトナムがどうのこうの・・・と。
どうも、第二次大戦後、国がふたつに分かれていたところはどこか、というような話を主人としていた模様。

ベトナムといえば、首都はどこだっけ?・・・

「えと、私が覚えた時はね、ベトナム共和国がサイゴンで、ベトナム民主共和国がハノイだった。その後、サイゴンがホーチミンて名前になって、最近は北のほうのハノイが首都になったんだっけ?」

旦那、驚くこと限りなし
「お前、何時代の人間だっ!サイゴンが陥落したのって大昔だぞ。
<最近はハノイ・・>って統一されてからいったい何年たってる?」


・・・し、しらん・・・だって小学校5・6年の時、首都覚えで死ぬ目にあったとき、そう覚えたもんね・・・

調べてみたら、たしかに大昔の話でして、私が必死で覚えてまもなくベトナムはひとつの国になってたのでした。
ハジを承知で告白すると、私のなかでいまだに国連事務総長は「アナンさん」のまま、書き換えがなされておらず・・・。
参議院選挙でずらずらと並ぶ政党名見ても「・・??????」な感じで、
「えと、<さきがけ>とか、<民社党>とか、<新自由クラブ>とかないんだっけ?」という状態。

息子には「お母さんの若いころには<貴族院>があったんでしょ?(爆)」といわれるほどのボケぶり。

たとえば私にとっては、「ロシア」といえば帝政を指していて、「昔のロシア、今のソ連」というのが決まり文句だったのに、子どもには「今のロシア、昔のソ連」と説明せねばならないのは大変違和感がある。
もちろん、ソ連から今のロシアへの変遷は常識の範囲で見聞き(もちろん新聞やテレビの範囲)してきたのだけれど、どうも語感としてピンときていない。困ったものだ。

たしか高校の社会で「現代社会」なんかもあったはずなのだが、これはもう「古代社会」。
だいたいうちにある地球儀からして「ソ連」だし「南北ベトナム」だし、旅行のガイドブックは「西ドイツ」であるからして、息子にとっては古文書かなにかを見るように珍しい様子。

いまや「ポケベルってなに?」といわれる時代なので(当たり前か)、ここ20年くらいの世の中の変化は速すぎると思うのだが、それって、こちらが時代の流れについていけてないというだけの話なのだろうか?


その点、1700年代や1800年代の曲を延々と弾いているクラシック音楽の世界ってなかなか稀有といえば稀有だよなあ・・と思う。