~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

適性はどうだったのか?

2007年07月18日 23時54分38秒 | 家族・友人等
たしか高校1年の時のことだと思うのだが、進路選択の参考とするための「職業適性検査」があった。

1回目・・・・・結果が出なかった。向いている職業に「獣医」だとか「薬剤師」だとか理系のものが並んでいたように記憶しているが、いずれも異様に数値が低く、「回答の信頼性が低いです」と出た。

1回目でまともな結果が出なかったものだけもう一度追試(?)があった。

2回目・・・・・よく覚えていないが、「農業」とかなんとかがいずれも低い適性で出ていた思うが、今回はこう書いてあった。
「あなたの適性は拡散中です」


2年でおおまかに理系・文系と分かれることになったいた私の高校だが、履修科目の関係上、いったん文系コースを取ると、3年での理転は難しかった。

なので・・・・担任が言った。
「・・・・とりあえず、理系いっとけば?」

その当時の私は医学部進学希望だったので、たとえ数学がドツボであろうと、担任としてはそう言わざるを得なかったのだと思う。
私としては、あまりの数学のデキの悪さに絶望していた一方で、文学に溺れかけていたので(それもかなり不健康な溺れ方で・・・・汗)、たとえ、「回答の信頼性が低」かろうが、「適性は拡散中」だろうが、農業に向いてようが、獣医に向いてようが、もう理系はゴメンナサイで、迷うことなく文系に進ませていただいた。

結局、今にいたるまで、「これ」といって適職があったわけでもなく、販売員・編集者・秘書をわずか6年ほどの間に経験し、その後は、ビー玉売りのバイトをしたりもしたけど、職業としてはなにひとつとして確立できなかったことを考えると、そのときの適性検査はズボシであったともいえる。

仕事面では、どこへ行ってもとりたてて不適応もなかったし、むしろうまくいっていたくらいだったと思うが、なにが問題といって「すぐあきる」のが問題だった。
あきるともう辞めていた(殴)ので、もし専業主婦になっていなかったならば、いったい今頃はなにをやっていたのか・・と考えるだにおそろしい(爆)。
専業主婦にはあきてないのか・・といわれれば返答に窮するところなのだが、専業主婦からはたとえ「降り」ても親業からは離脱できないので、なにがあっても辞めるわけにはいかない。

・・というわけで、なんにせよ「続いている」という事実だけで、これが私の「適職」と判断するに十分だ、と最近は考えることにしている。