帯広の住宅街の中にチョマトーという小さな沼があります。
場所は西15条北2丁目2、神理教 北門神社の中になります。
今は本当に小さな沼ですが、かつては国道にまで広がる大きな三日月湖だったらしい。
それが徐々に小さくなり、2004年の道路拡張工事で現在の姿になりました。
その拡張された道路の反対側にあるチョマトー公園は埋め立てられた沼の跡です。
さて私がこの小さな沼を取り上げるのは、ここがアイヌの聖地だったから。
また1800年ころの古戦場でもあったといい、言い伝えも残っています。
戦いで劣勢になった北見アイヌが十勝アイヌに包囲され沼に飛び込んだという。
沼のほとりには「チヨマトウ戦没者慰霊碑」も建っています。
現地では今でも慰霊祭(今年は9月2日)が行われています。
住宅街の中にある不思議な伝説の沼、ですね。
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