奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
札幌からです。

インバウン丼

2024-02-06 04:50:17 | つらつら思ったこと

『インバウン丼』とは、インバウンドに人気のある観光地で提供される高価格の丼物のこと。
東京の豊洲市場では1万5千円の海鮮丼が登場し、ニュースにもなりました。

1万5千円はともかく、インバウンドが押し寄せる観光地では高額な丼物が当たり前になっています。

北海道を代表するリゾートのニセコ地区ではキッチンカーの牛丼が2,000円、
マグロの握り5貫で1,500円、かつ丼が3,000円などとなっています。

これでもインバンドのお客さんは“安いくて美味しい!”と言います。
円安ということもありますが、普通の日本人からするといかにも高い価格設定です。

かつ丼は「かつや」なら594円で食べられるのに、キッチンカーで3,000円は法外なお値段です。

ところでラーメンチェーンの一風堂はアメリカにも進出しています。
アメリカではラーメン1杯に税金とチップを合わせ30ドルほどかかるそうです。

これは以前、ブログに書きました。
    → https://blog.goo.ne.jp/okui-m/e/ceac12315c913c1df5493950f3539e3c

ラーメン1杯は当時のレートで4,350円ほど、それが日本発祥のラーメンチェーンのアメリカのスタンダードです。
これでは日本に観光で来ているお客様が、かつ丼3,000円でも安いと感じるのは当然だ。

日本では多くのラーメン店が、1杯1,000円の壁があると悩んでいるというのに…。

失われた30年で日本と他国ではこれほどの差がついてしましました。
先進国だけではなく、途上国でも日本より賃金が高い国は多い。

インバウン丼、などと面白がっている場合ではないのですが…。

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