千歳市内に路線網を持つ、千歳相互観光バス(本社・千歳市)という会社があります。
運行エリアが千歳市内だけなのでなかなか馴染みがありませんが、
去年は最近では珍しいストライキを決行したことでニュースになりました。
同社はかねてより、運転手不足により現状通りでのバスの運行が困難と表明していました。
その結果、「市民病院プール線」と「図書館青葉線」の運行を3月31にで終了することになりました。
そして4月1日からその2路線の運行が他社に引き継がれると発表しました。
「市民病院プール線」は富士交通(本社・恵庭市)に引き継がれます。
富士交通は恵庭のタクシー会社となっていますが、
実は新千歳空港周辺でバスを使って「特定輸送」を行っています。
なのでバスの運行ノウハウはあるのでこれは納得だ。
「特定輸送」についてはここでは解説しません。
問題は「図書館青葉線」で、こちらは十勝バス(本社・帯広市)が引き継ぐというではありませんか!
あの十勝バスが、千歳市内で路線バスを?
どういうオペレーションをするのか、バスのカラーリングはどうするのか、
人員配置にしても本社から遠いところで効率が悪いだろうにどうするのか。
いろいろ疑問は多いのですが、とにかくそうなったようです。
もちろん、十勝バスサイドには勝算があった上での引き継ぎなのでしょうが。
千歳市内に黄色いバスが走るのかどうかはわかりませんが、面白い動きですね。
千歳福住線はJRが止まった時の最後の砦だという事で恵庭まで通っていた人がいました。