国内生保大手4社の2022年3月期決算が揃いました。
昨日の毎日新聞電子版が伝えています。
保険料等収入や基礎利益など、いろいろあるのですがそれは割愛、
新型コロナウイルスの入院給付金を見てみます。
新型コロナウイルスによる死亡保険金は4社合計で約430億円(約6000件)で前年の約2.3倍、
入院給付金は同じく4社合計で約500億円(約40万件)で前年の約9倍となりました。
新型コロナウイルス感染症に罹患すると病院へ入院した場合はもちろん、
ホテル療養や自宅療養でも「みなし入院」として入院給付金が支払われます。
コロナ入院給付金のほとんどはこの「みなし入院」と思われます。
どんな入院であろうと支払いは支払いなので、保険会社としては苦しいところであろう。
ただ、経営への影響はないと思われます。
大変なのは担当者です。
支払いが9倍にもなると営業の現場と本社の支払い担当者は相当混乱したであろう。
また「みなし入院」で支払われることを知らない方もいるでしょう。
それを探し出すのもこれからの仕事になります。
何れにしろ、混乱はこれからもしばらく続きます。