朝日新聞は道内の夕刊を4月1日から廃止すると発表しました。
同紙の夕刊発行部数は約1万3千部ほどとなっています。
北海道では最大の発行部数を誇る北海道新聞が昨年9月で夕刊を廃止しました。
同紙の夕刊発行部数は廃止時で23万部ほどでした。
ピーク時は約78万部ほどだったそうなのでかなり減ってはいたのですが、
それでも全国のブロック・地方紙の中では最多の発行部数となっていました。
その道新ですら、夕刊の発行を維持できなくなっていた。
今回の朝日新聞の夕刊の廃止は昨年の道新夕刊廃止で既定路線となったと思われます。
道新の販売所が朝日新聞も配達しているケースが多かったので、
その販売所が少部数の朝日新聞の夕刊を配達するのはコストが高かったのでしょう。
これで道内の全国紙(読売、朝日、毎日、日経)とブロック紙(道新)の中で、
夕刊が残るのは読売新聞だけになりました。
読売新聞の配達も朝日新聞と同様、道新の販売所に依存するところが多い。
読売新聞の夕刊も遅かれ早かれ廃止になるのではなかろうか。
札幌圏から、いずれ新聞の夕刊はなくなるのだな。
ちなみに全道を見ると夕刊紙が元気なエリアがあります。
有名なのは十勝の「十勝毎日新聞(勝毎)」で、十勝では道新を凌ぐ発行部数となっています。
勝毎は、朝刊はないので今回の夕刊廃止とは全く関係ありません。
ここでも十勝の独自性、あっぱれだよ。