世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

自民党内部の権力闘争と民主党内部の現状!

2009年03月06日 | Weblog

自民党内部のコップの中の争いが熾烈になってきた。国民の眼から観る

と又か、と冷めた目で見る。町村派のドン、森 喜朗氏の統率力が薄くなり若手

の台頭が目立ってきた。他派閥も同様な様相を呈してきた。中川秀直・武部勤

連合の新組織の旗揚げの予想、風評、塩崎元官房長官や山本一太氏の執行

部批判、派閥の領袖の引き締め、古賀選対委員長の動向、その他、若手の反

乱が表面化してきた。党内の方向が不鮮明で纏まりを欠き、離散集合、百花

繚乱の様相を呈してきた。特に気になるのは言動の不一致が眼につく。テレビ

で堂々と批判したにもかかわらず行動が伴わない。言う事と為す事が一致しな

い。マスコミ・テレビでの言質(信念披瀝)を執行部、上層部に摂られ、咎めら

れ、或いは諭せられ、言質に伴う行動を引っ込める。上層部の締め付けで信

念を引っ込める。政治家の信念とは何ぞや!と疑いたくなる。思い出すのは、

あの吉田 茂の側近、“白洲次郎”の日本人としての矜持、信念を曲げない果

敢な言動を思い出す。それに引きかえ、昨今の政治家のブレ振り? 言動の

不一致、信念の無さに絶望する。与野党を問わず観る限りでは内実(思想信

条・意見)は別にして稀に信念を貫き言動に責任を持って行動している奇特な

人も居る。定額給付金に纏わる小泉純一郎氏の欠席、小野次郎衆院議員の

退席、見事な行動であり言動が一致している。・・・それにひきかえ、党員とし

て、党則、党規約等に縛られている事を自覚し踏襲するのであれば、そう簡単

にマスコミの前で意見具申、表明できるはずがない。表明(言明)したからには

行動でもって証明しなければ政治家としては失格である、そう言われても仕方

がない。 あゝ!・・・と溜息が出る。 一方、民主党の方はどうか。従来は離合

集散、右から左まで、旧社会党系、保守系、派閥以上の混乱振り、等々と百家

争鳴の象徴の党質であった。それがどうだ! 今回の小沢代表の件で、激震

で揺れるはずの従来の党質が、微塵も感じられない(内面は平静を装っている

とは思うが・・・)。昨今は見事に纏まってきた。大人の政党に成ってきた。衆目

の一致するところ、国民もそういう眼で観ている。例え小沢氏の不正が決定的

となり辞任したとしても些かも党勢に揺るぎはない。昨今の自民党と民主党の

逆転現象である。だから次期政権は民主党に任せてもいい、という流れになっ

てきている。政治家は自己の信念信条の基に行動して初めて国民から信頼を

得る事が出来る。・・・蛇足だが言動の不一致の政治家には、あの信念の人、

日本男児“白洲次郎”を見習え、と叫びたくなる。NHKでも放映されている。日

本人として、必見のテレビである。