直近の世論調査(小沢代表の公設第一秘書の逮捕という悪条件下での
直近の<今日15日 総理に聴く番組=NHK>)では、麻生総理が14ポイント
から10ポイントに支持率が低下、同じく小沢代表も24ポイントから14ポイント
に低下している。それでも小沢代表が麻生総理よりも4ポイントリードしている。
どんな政権を望むか?では、民主党中心が自民党より倍以上の支持を受けて
いる。比例代表先でも民主党が自民党を10ポイント上回っている。政党支持
では拮抗している。今回の捜査では奈辺に狙いがあるのか、定かではないが、
疑惑だらけで推移している。政権与党にとっては小沢代表に党首を続投してほ
しいところだろうが、然るべき時期(24日の起訴かどうかの審判直後の事態)
に続投の是非が表明されるものと思う。何れにせよ、自民党VS民主党の構図
では軍配は民主党に挙がる。理由は簡単、大方の国民が今回の東京地検特
報部の捜査の手法に疑問と疑惑を持っている。自民党も民主党も共に支持率
が低下しているが、それでも民主党が自民党を上回っている。問題は無党派
層の動向である。今回の件で4割方が政治離れを起こし、前例からすると、残
りの6割のうちの7割以上は野党に投票する事が予測されるからだ。小沢代表
が監督責任と道義的責任から辞任するとなると民主党の新党首はクリーンなイ
メージで清廉な岡田克也副代表が就任する可能性が高くなる。そうなると女性
に人気のある岡田氏が民主党のイメージアップに繋がり更に政権政党になる
可能性は高まる。自民党にとっては大きな痛手で致命的になる。それに29日
の千葉県知事の投開票がある。それが次期解散総選挙を占うキーポイントに
なる。・・・そう言う諸々の条件を勘案すると民主党が次期政権政党になる可能
性は更に高まる。国民の期待もそこに収斂される。要は政権公約・マニフェスト
に、どういう政策を掲げていくかに懸かっている。麻生首相は民主党との政策
の違いをはっきりさせて選択してもらう、と公言している。民主党もマニフェスト
に政策を掲げる。どちらを選択するかが次期総選挙で結論が出る事になる。