世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

省庁間の整合性を執って国会論戦を望む!

2005年09月27日 | Weblog
昨日26日、小泉首相の所信表明演説が衆参両院で始まった。そこで争点の一つに国家公務員の大幅な人員削減がある。断行するに当っては省庁間の最大公約数的一元化か整合性のある纏まりで与党は法案を提出し論戦に臨んでほしい。国家公務員は三つの省庁間に跨っているので複雑であり削減を困難にしている。以下に詳述する。・・・
●国家公務員・・・
▲「人事院」は<給与>を管轄。
▲「総務省」は<定員と退職手当>を管轄。
▲ 「財務省」は<人件費等の予算と公務員共済年金>を管轄。

■「財務省」は「国家公務員総数<95万8千人>のうち予算を負担していない「特定行政法人」の”郵政公社”と”国立病院”の<34万3千人>を除いての「予算負担国家公務員」が<61万5千人>で人件費が<5兆4千4百億円>。それに「国会議員歳費」の<2兆9千百億円>を加算すると実に<8兆3千5百億円>の予算負担となる。
■「総務省」は<61万5千人>から<28万3千人>(国会・裁判所職員、自衛官)を差し引いての「非現業一般職員」が人事院勧告の人件費負担公務員で<33万2千人>となってる。国家公務員の5%(経済財政諮問委員会)の純減目標を提案しているが5%の母数が不明であり削減を困難にしている。総務省は当面、<33万2千人>を純減目標にしているが省庁間の整合性が先決である、と思う。

●地方公務員・・・<308万4千人>の総数から公営企業(水道事業、病院等の料金収入職員)を除く非現業一般職員<265万人>が対象で人件費は、<25兆9千3百億円>である。・・・
◎国家公務員と地方公務員を加算しての総人件費は実に<34兆2千8百億円>となるが、政府管轄の国家公務員の5%の純減目標が対象となる。以上の予備知識を念頭に於いて今後の国会論戦を見守っていきたい。・・・