世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

国指定 沖縄多良間の「八月踊り」上演! 

2005年09月22日 | Weblog
国指定重要無形民俗文化財 多良間の「八月踊り」が9月24日(土)に上演される。民俗芸能公演として<国立劇場おきなわ>で午後五時開演で催される。南の小島 宮古島と八重山石垣の中間で宮古島側よりに在る。琉球王国時代の息吹と感動が味わえる機会である。濃紺とコバルトブルーの波間に浮遊するかの様に静かに鎮座・浮上する。多良間島の素顔である。四海に囲まれ遮断された生活と文化は悠久の古から有りのままに原初の姿形で保存され継承されている。その純粋性を保持したまま具現、上演される。「民俗踊り」や「豊年祭」が事あるごとに披露される。今回も又と無い機会である。「八月御願<はちがちゅうがん>=<皆納祝い>」とも称される”八月踊り”は、1,637年に実施された「人頭税制度(にんとうぜいせいど)」によって苦汁の辛酸をなめた人々が皆納(税の完納)の喜びと豊年を祈願する為に年中行事として始められたと言われている。祭りは1日目が仲筋字(集落名)で、2日目は、塩川字(集落名)で、3日目は「別れ」と称して両字それぞれで奉納芸能が執り行われる。まず8日の朝、6箇所ある各御嶽(うたき)で五穀豊穣の感謝と祈願が行われた後、古木に囲まれた御願所(うがんじゅ)の舞台で奉納芸能が始まる。・・・
第一部  1.総引き 2.獅子舞 3.棒踊 4.福禄寿座踊 5.端踊。
第二部  組踊「忠臣仲宗根豊見親組(ちゅうしん、なかそね、とぅゆみやぐみ)」の構成で上演される。・・・
素朴で、きらびやかな芸能が延々と3日間、繰り広げられる。第二部の組踊「忠臣仲宗根豊見親組」は、与那国島の首長<鬼虎(うにとぅら)>を征伐する為、宮古島主 仲宗根豊見親は、色仕掛けによる策を企てる。選ばれた<あふがま・こいがま>美人姉妹は、命懸けで任務を全うし、首尾良く<鬼虎>を討ち取るという物語である。多良間島で創作された地方色、豊かなさ作品に仕上がっている。是非、今回の機会を見逃さず足を運んで観賞してほしい。
付則:利害関係は一切ありません。