世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

子供の観た史跡名所「龍譚とその周辺」

2005年09月17日 | Weblog
「じいぶん汚れているなあ」、城西小学校の正門に向って左手の方に見える大きな池が「龍譚(りゅうたん)」です。ここは公園になっていて首里の人々の憩いの場所となっています。むかし中国から冊封使(さっぽうし=さっぷうし)が来ると、この池では爬竜船(はりゅうせん)をして歓待したそうです。また「魚池(いゆぐむい)=魚のいる池」とも言われるだけに休日には釣りを楽しむ人で賑わっています。ずっと奥へ入ると「龍淵橋(りゅうえんきょう)」といって石づくりのアーチ型の橋が見えます。龍淵橋(りゅうえんきょう)が架けられた目的は「中城御殿(なかぐすくうどぅん)」から首里城への行き帰りの道であると同時にハンタン山周辺の遊歩道でもあったからです。また戦後ここの水を汲んでプールの水代わりにして使ったこともあったそうです。それほど世の中が変わり人の心も移り変わった歴史的な池でもあったのです。昭和30年11月29日に県の史跡として指定されました。 (6年 A子)

どうして「竜譚池」と略して書いたのだろうか。正式に「龍」と書いてほしいのです。標識案内にも”竜”と書かれています。固有名詞は元通りのものを書くべきです。ただ、「龍譚」(りゅうたん)だけでいいのです。”池”まで書く必要はないのです。つまり「譚」という字だけで「池」を意味しているからです。「龍譚池」と書くと”池池”となって、おかしいのです。ですから私達は「龍譚」と書くようにして池を意味する、ということを、もっともっと皆に知らせるべきです。そして標識を書いて下さった方々にも御願いして書き改める運動も起こすべきでしよう。(父 A氏)

<学習の手引き>・・・私たちの身の回りには、この様に正式に呼んだり書いたりすべきことが省略して書いてあったり別の簡略語で呼ばれたりしていることが、いっぱいあるはずです。調べてみましょう。