世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

神アサギで比地の神事「ウンジャミ」賑わう!

2005年09月21日 | Weblog
沖縄の旧暦8月は郷土色 豊かな「豊年祭」が各地で盛大に執り行われた。祭り一色に染まった。祖先崇拝の伝統を色濃く残した、それ等の神事は廃れ行く民族・民俗祭事の伝統を次代に継承していく又とない機会である。旧盆明けの亥(い)の日の8月31日に北部、国頭村の比地(ひじ)では”ウンジャミ”が小玉森の<神アサギの境内>で行われた。比地(ひじ)、奥間(おくま)、鏡地(かがんじ)、桃原(とうばる)、浜の五カ字の共同で執り行われた。国頭村民をはじめ県内外の民俗研究者が一堂に会しての祭事となった。凡そ100人前後であった。各集落の門中(もんちゅう=親戚縁者)がアカギの大木・巨木の周辺で御願(うがん)を行った。その後、神人(かみんちゅ)が神歌を歌う中で二人の神人が両手を左右に振りながら二歩進み、二歩後退する動作を繰り返しながら踊った。その他、<イノシシ狩り>の模擬儀礼や、藁縄(わらなわ)で作った輪を比地区と奥間区の両区()の区長が高々と持ち上げて左右に揺らす”舟漕ぎの儀礼”も執り行われた。又、隣の大宜味村の謝名城では二年に一度の「豊年祭」が去る8月10日の夕方に区公民館で開催され親睦と融和を図り賑わった。五穀豊穣の祈願となった。舞台演技は伝統舞踊の<平和>や<七福神>、<高砂>をはじめ19年ぶりの喜歌劇「あじび島」も上演され郷友会員3百人余も集い盛大に挙行され賑わった。当の豊年祭は百年余の伝統があり歴史に刻印された諸行事は1,924年に有志の方々の指導の下で始まり古典舞踊や組踊が上演されて以来80周年になるという。圧巻は<道ズネー>、<七月ディー>、<エイサー>であり、伝統舞踊「平和」は<ウシントゥイ>(鴛鴦=おしどり)、<ハビル>(蝶=ちょう)、牡丹(ぼたん)による優雅な<打ち組踊>での永久の発展を象徴した催しであった。この様な伝統に根ざした民俗行事は幾代にも継承していき保存していきたいものである。・・・