世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

震災の反省を踏まえた「防災計画」の樹立を!

2005年09月18日 | Weblog
10年前の平成7年の「阪神・淡路大震災」(死者6,432人、重軽傷者43,000人、住宅の全半壊約250,000戸)そして昨年10月の「新潟県中越地震」(死者46人、重軽傷者4,794人、住宅の全半壊16,000戸)、今年3月20日の「福岡県西方沖地震」(死者1人、住宅の全半壊90戸)・・・その教訓を生かして確りした「防災計画」を立てるべきである。沖縄県では9月1日は「防災の日」、8月30日~9月5日は「防災週間」となっている。地震、津波等、天災、人災をも含めて確たる計画を立案すべきである。沖縄県でも南西諸島から台湾にかけて年間8,000回の地震が観測されている。230年前の「明和の大津波」には宮古・八重山地方に死者12,000人を出し津波の高さは30メートルにも達したという。「スマトラ沖地震」では津波災害で20万人の犠牲者を出している。かかる現状からして教訓を日常の在り方として意識的に生かしたい。
――<日頃の備えと心構え>――
教訓1・・・逃げ場となる空間を確保しよう。
教訓2・・・家具を壁や柱などに固定しよう(耐震金具などを取り付けたり重いものなどを下に収納して安定化を図る)。
教訓3・・・非常時の家族の避難場所や連絡先を決めておく(家族がはなればなれになったとき連絡方法や避難場所までの道順などを確認しておく)。
教訓4・・・消火器の常備と使用期限を確認する。
教訓5・・・非常持ち出しを用意する(1非常食、水 2携帯ラジオ 3懐中電灯4現金 5救急用具 6下着 7軍手など)
――<津波に関する知識と心得>――
1.津波は必ずしも引き潮で始まるのではない。何の前触れもなく襲ってくることもある。
2.海岸付近で津波が見えてからでは逃げ切れない。(海岸付近での速度は秒速10メートル=時速36キロメートル程度)
3.津波は高波と異なり、波長が数キロメートルから数十キロメートルもあるため、高波のように一瞬やり過ごせば済むものではなく、巨大な水の壁が数分から十数分も押し寄せ続ける。
4.津波の持つ力は凄まじく、たとえ数十センチメートルの津波でも足下をすくわれ、流される危険性が高い。
5.津波は2波、3波と何度も繰り返し来襲し、必ずしも第1波が最大であるとは限らない。津波警報が解除されるまで決して海に近づいてはならない。
■津波警報や注意報が発表された場合、強い地震を感じた場合には、直ちに高台もしくは3階建以上の鉄筋コンクリートの建物へ避難し、ラジオなどで情報を入手しよう。
▲「波浪と津波」の違い・・・波の高さが同じ2メートルでも、<波浪>は海水の表面部分の動きだが、<津波>は海底から海面までの海水全体の動き「波」というより「海面の上昇」そのもので、凄さましいパワーを持っている。
以上を念頭に普段から十分な備えと心構えを持って対処していきたい。
(参考資料・・・美ら島「沖縄」9月号)