世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

沖縄那覇首里の「大アカギ」の学術的考察 

2005年09月07日 | Weblog
首里城跡南面にある首里金城町は首里金城町の石畳(琉球王朝時代の武家屋敷地帯で幅4mほどに石を敷き詰めた長さ0.3Kmの舗装道路)で知られています。石畳道から少し離れた内金城嶽境内に現存する6本のアカギは、推定樹齢200~300年、樹高約20m、目通り幹周り4m以上ある樹で、地際の根張りの姿や枝張りなどに独特の迫力があり素晴らしい樹です。アカギは琉球列島に分布するトウダイグサ科の半落葉高木で沖縄では普通に見られる樹木です。第二次世界大戦前までは首里城内及び城外周辺にもこのようなアカギの巨木が成育していましたが、戦争でほとんどが消失してしまい、このような巨木群が人里にみられるのはここだけだそうです。この地は拝所として保護されているほか、大アカギは国の天然記念物に指定されている。アカギはインド、東南アジア、中国、沖縄の熱帯から亜熱帯に分布するトウダイグサ科の半落葉高木。1属1種。大きなものは直径1m、高さ30mに達する。大きな3出葉を互生し、葉柄や主脈は赤みを帯びる。花期は春。雌雄異株で、葉腋に淡黄色の小さな無弁の花が円錐花序をなしてつく。果実は球形で直径1~1.5cm、渋味があるが食べられる。また若葉も食べられる。材はビショップ・ウッド と商業上は呼ばれ、暗赤色の心材は堅くて重く、また湿気に強いので、家具や楽器などの美術材として、紫檀の代りに用いられる。ベトナムや沖縄では並木として植栽される。根や茎の樹皮、葉は薬用にされることがある。
(所在地:沖縄県那覇市首里金城町三丁目{参考資料:那覇市教育委員会}