八咫烏の声

神社の行事、社務などの日記です。

地鎮祭と装束の話

2013年06月04日 14時30分06秒 | 神職用具

こんにちはO出仕です。

本日は宮司と地鎮祭のご奉仕をして参りました。

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新たに株式会社大英産業さまがモデルルームを建てられる、この土地の神様をお招きしまして、この土地を祓い清め、お守りいただけるように御祈願いたしました。

天気にも恵まれ、無事に執りおさめることができました。

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日差しと風が強いなか、夏服の狩衣が効果を発揮してくれました。

平安時代の人々は、随分と暑さに悩まされたらしく、このような装束でも、実は暑さをしのぐための工夫が凝らされているのです。夏服に限らずです。

装束の袖口が広いのも、風を入れるためだといわれています。

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でも今の洋服と比べると暑そうに見えますよね。

やはり実際には暑いのですが、もし光源氏がTシャツや、半袖を着ていたとしたら興醒めでしょう。

このような装束は、王朝びとの美的センスと実用性を突き詰めたすえのデザインなのでしょうね。

装束だけでなく、王朝びとの美へのこだわりは、現代の私たちには計り知れないものがあります。今見ても驚くものばかりです。

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さてまた工事も進んでおります。

埋め立てた地に土がかぶせられ、見渡すととても広く感じます。

参拝者の方にはもうしばらく、不便を感じさせてしまうかもしれませんが、安全に進んでいってほしいと思います。


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