捜査関係者によると、白石容疑者は9人のうち女性8人とはツイッターを通じて知り合った。自殺の方法などについてやりとりを重ね、「誰にも連絡をとらないで来て」という内容のメッセージを送っていたという。実際に、被害女性は周囲に具体的な行き先を伝えていなかった。白石容疑者はツイッターでも「自殺する前に友人、家族、SNSにこれから死にますや今までありがとうなど連絡を入れるのはNG」などと投稿していた。

 警視庁は10日、8人の遺体の身元を特定したと発表し、全員の身元が確認された。被害者は1都4県の15~26歳で、いずれも親族らから地元警察に行方不明者届が出されていた。犯罪や事故に巻き込まれている可能性があると判断された「特異行方不明者」だった。