フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

4月30日(火) 雨降ったり止んだり

2019-05-01 18:59:21 | Weblog

8時、起床。

トースト、牛乳、紅茶の朝食。

10時半に家を出て、大学へ。今日は平成最後の一日。街の風景を記録しておこう。

馬場下の鯛焼き屋は普段通り営業している。 

「ごんべえ」も普段通り営業している。 

GW中もキャンパスの門は開いている。 要するに特別な一日感はあまり感じられない。

人がいない(わけではないが)というところだけが非日常だ。 

11時半に卒業生のエミさん(論系ゼミ2期生)がやってくる。前回、彼女と合ったのは12月に同期のケンゾー君の結婚式が札幌であったときだったが、カフェをご一緒するのは9月に(その月末に閉店した)「phono kafe」でのとき以来である。彼女はカフェ巡りのスーパーグランドスラム(SGS)の達成までずいぶん前から(1年ぐらい前から)神楽坂の「トンボロ」を残すのみになっているのだが、今日は平成最後の日にそれを達成しようというわけである。 

「トンボロ」に行く前にランチをしよう。

「すぎうら」に行く。 

私はミックスフライ定食、彼女は天ぷら定食を注文。

フライはエビ、ヒレ、ホタテ、キス(「ミックス」ではあるが、同じネタを複数チョイスするのもあり)。和食の店であるが、ネタがいいので、フライも美味しいのだ。

ご飯は+200円で竹の子ご飯に替えられる。私も彼女もそうする。 「令和記念」ということで消費税はサービス。

ランチを終えて、いったん研究室に戻る。念のため「トンボロ」に電話して営業中であることを確認する。満席で入れないという可能性はあるわけだが、ほぼSGS達成ということで、記念に研究室にあるカップでお好きなものをどれかプレゼンとすることにする。彼女が選んだのはこれ。前回の松本旅行のときに「グレインノート」で購入した田中一光さんの新作のカップ&ソーサーである。私のブログの愛読者である彼女はそのことを知っているので、最初、別のものを選んだのだが、青い色が好きな彼女はきっとこれが気にっているはずと、「これはどうですか?」と聞いたら、「えっ、いいんですか?」と言うので、「どうぞ。平成最後のSGSですから」と。

青と白のストライプのシャツにこのカップ&ソーサーは似合いますね。

外は雨が降っているので、キャンパス内を散歩する。卒業して丸8年。在学中と変わってい場所もあれば、変わっている場所もある。たとえば、この103とか104教室のあたりは変わっていない。彼女は1年生のときこの教室で中国語の授業を受けていたそうだ。

文カフェのスペースも変わっていない場所だ。

一方、33号棟の高層棟や低層等は彼女が卒業してから完成したので、新しい場所だ。

 

中庭をこのアングルから見たことはなかったはずである。

キャンパスのあちこちに椅子やテーブルやベンチが置かれるようになったのも彼女が卒業した後のことである。

彼女は33号館高層棟の各フロアーに置かれているこのオブジェのような椅子の使い方がすぐにはわからなかった。 

最初は背もたれ椅子みたいに座った。そういう使い方もできなくはないが・・・

こちらが普通の座り方である。そして、ノートパソコンをテーブルの上に置いて(Wi-Fi環境は整っている)作業をしたり、あるいは突っ伏して眠るのである。

中庭から戸山図書館に抜けるスペースにもテーブルと椅子がたくさん置かれてるが、これも彼女の在学中にはなかった。たしか掲示板や清掃用具の物置があった場所である。

モノトーンの壁の前に置かれたスチール製のテーブルと椅子が「スリック」の店外のスペースを思わせる。 ということはここはポートレイト撮影に向いているということだ。

「スリック」の黒い壁はここにはないので、それは深い緑を背景にすることで代替した。 

さて、神楽坂に行きましょう。 

「トンボロ」に到着。彼女が指で示している「8」という数字は、ここがSGSを構成する主要8カフェの8番目に訪問するカフェであることを示している。 

ところで彼女はお隣の「SKIPA」(現在は「トンボロ分室」)には来たことがないという。2期生でそういう人は珍しい。そうすると、これまで行った7カフェはどこになるのかしら。彼女は指を折りながら(私と一緒に)行ったことのあるカフェの名前を上げていった。しかし6までしか上がらない。あらら、もしかしてSGSに王手をかけているというのが勘違いではないのかという疑いが浮上した。「そ、そんなはずは・・・」と彼女の顔から血の気が引いていくのがわかった。しかし疑いはすぐに解けた。「スリック」を忘れていたのだ。大丈夫、確かに7カフェに行っています。そしていまこの瞬間、SGSを達成したのである。卒業後7年1カ月での達成は最長記録である(ちなみに最短記録は6期生のミサキさんの1年7ヵ月)。もしかして最長記録の更新を狙っていたのかもしれない(笑)。

ブレンドA(浅炒り)で乾杯。 

コーヒーのお供はあんぱん。 

 「分室」の方から波鈴さん(「夜トンボロ」と「トンボロ別室」のマスター)の奥さんと息子の勝平君が顔を見せに来て下さった。

勝平君はいまハイタッチがお気に入りのようである。平成最後のSGSを祝してハイタッチ!

ちょうどよいタイミングなので、SGSの主要8カフェについて改めて記しておこう。

当初、8カフェとは以下のカフェを言った。

「カフェゴト―」(早稲田)、「スキッパ」(神楽坂)、「トンボロ」(神楽坂)、「まやんち」(蒲田)、「phono kafe」(蒲田)、「あるす」(蒲田)、「パン日和あをや」(矢向)、「ポッタリー」(大井町)。

それが2017年の夏から冬にかけて「あるす」と「SKIPA」が閉店したため、「あるす」の代りに「ノチハレ珈琲店」(矢向)、「SKIPA」の代りに「スリック」(蒲田)が8カフェの仲間入りをした。さらに2018年秋に「phono kafe」が閉店したため、「HITONAMI」(池上)が加わった。というわけで、現在の主要8カフェは、「カフェゴト―」(早稲田)、「トンボロ」(神楽坂)、「まやんち」(蒲田)、「スリック」(蒲田)、「HITONAMI」(池上)、「パン日和あをや」(矢向)、「ノチハレ珈琲店」(矢向)、「ポッタリー」(大井町)である。

ところが最近になって(4月から)新たな問題が発生した。「まやんち」の営業日が金・土の週2日から、木・金の週2日に変更になったのである。このため土日が休みの人は、有給を取らないと「まやんち」に行くことが出来なくなったのである。「アフタヌーンティー休暇」とか「ピーチメルバ休暇」である。それもいいかもしれないという気もしないではないが、やっぱりハードルが高いだろう。それで救済措置として、「テラス・ドルチェ」(蒲田)と「タビビトの木」(早稲田)の2カフェを「まやんち」の代替として加えることにした。「テラス・ドルチェ」は以前から馴染みのカフェであったが最近全面禁煙になったので卒業生を連れていきやすくなった。「タビビトの木」は最近よく行くようになった新興のカフェである。平日に「まやんち」に行けない人は、この二つのカフェのどちらかに行けば「まやんち」の代りとします。

「トンボロ」を出ると雨は上がっていた(一時的であったが)。近所の白銀公園に行ってみる。普段は近所の子どもたちでにぎわっているが、雨模様の天気のせいで空いている。SGS達成でご機嫌の彼女は体を動かしたいようである(?)。

回転ジャングルジム。

登り棒。 

平均台。

コンクリートの築山を登る。

登頂。

山の中腹にトンネルがある。

階段でも登れる。

彼女は子供のころバレエをやっていたそうだ。

お見事!

お疲れ様でした。 

 地下鉄に乗る前に「梅花亭」でお土産を買って帰る。麩饅頭と柏餅とみたらし団子を買い込む。

エミさんも家族へのお土産に麩饅頭を買った。 

今日は平成最後のカフェにお付き合いいただいてありがとう。次回は夏カフェになりそうですね。

彼女は東京駅から横須賀線に乗って帰っていった。

彼女を改札で見送ってから、私はちょっと皇居前広場に行ってみることにした。

旗日である。

当然ながら普段より警察官の数が多い。

外国のニュース番組の取材が来ている。

雨のせいか、人出は思ったほど多くはない。

二重橋の前が一番混んでいた。

さて、帰ろう。

6時過ぎに帰宅。

夕食はもつ鍋。今日も娘もやってきた。息子も娘ももつ鍋好きである。

 

デザートは「梅花亭」の麩饅頭とみたらし団子、そして柏餅(写真撮り忘れました)。

かくして平成最後の一日は終わった。

2時、就寝。

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