フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

4月12日(金) 曇り、一時小雨

2024-04-13 11:19:53 | Weblog

7時45分、起床。

チーズトースト、玉子焼き、サラダ、牛乳、珈琲の朝食。

朝食を作りながら(食べながらではなく)、台所のワンセグTVで朝ドラを観る。妻はよく調理をしながらこれを観ている。映像も音声もよくはないのだが、ラジオの代わりようなものである。傍聴にいった裁判の判決は夫の権利の乱用を咎め、原告(妻)の要求(母の形見の着物を自分に返してほしい)を認めるものであった。予想外の判決に傍聴に行った学生たちは大喜び。しかし、男装の学生だけは」これで夫の嫌がらせがなくなるわけではない」と冷めた見方をしていた。その彼女のバックグラウンドが最後の場面で垣間見えた。

10時半に家を出て、大学へ。今日は春学期の授業初日である。

スロープの上の桜はまだ花びらを保っているが、

そろそろキャンパスの主役は新緑に交代かな。

研究室で雑用を片付けていると、ノックの音がした(星新一のショート・ショートみたいだ)。

現代人間論系演習「現代人と家族」をお願いしている千葉大学の安藤藍先生である。日本大学の久保田裕之先生と三年交代で担当していただいていて、今日が今学期の授業の初日である。

ランチを食べるに出る。少し雨がパラついている。千葉大のキャンパスの桜はまだまだ頑張っているそうである。

最初、「タビビトの木」に行ってみたのだが、まだやっていなかった(半分シャッターが開いていたが)。それで一昨日、大学で来たときに見つけた新しい洋食屋さんにいってみることにした。お店の名前は「キッチン・グリーンピース」。後からお店の方に聞いてわかったのだが、すでに一年以上前に開店していて、私が気づかなかっただけだった。

コンクリート打ちっぱなしの店内はけっこうお客さんが入っていた。

ランチは何種類かあって、安藤さんはミートボールとエビフライのランチセット(オニオンスープとパンorライスが付いてくる)。なかなか大きなエビフライが2本。

私はチキンとほうれん草のクリーム煮とコーンピラフのセット。サラダは別皿で付いてくる。

少食の(?)安藤さんからエビフライを一本いただいた。急に豪華な気分になる。

食後の珈琲(あるいは紅茶)は50円引きで別注文。しっかり深煎りの珈琲である。

1時間ほど滞在して店を出る。「祝入学」の貼り紙に「私も新入生に見えるでしょうか(笑)」と言われた。新入生といってもいろいろありますからね、大学院の博士課程の新入生ならならなんとか・・・(笑)。安藤さんは私の娘と同年の生まれで、彼女のお父様は私と同年の生まれなのである。黙ってテーブルに座っていたら、われわれは親子に見える(かもしれない)。小津安二郎の映画の笠智衆と原節子みたい(笑)。

大学に戻るときに見たら、「タビビトの木」は開店していた。今日は事情で開店が遅れたのだろう。3限の演習の準備で教員ロビーへ向かう安藤さんとは33号館高層棟の前で別れた。どうぞよろしくお願いします。

私は4限にゼミ。3年生のいない、4年生だけのゼミである。14名全員出席である。

今後の進め方について説明、相談などして、今日は早めに終わる。ゼミ論の中間報告はGW明けから始める。頑張りましょう。

院生の研究指導を研究室で1時間ほどやってから、大学を出る。

夕食はチャーハン、サラダ、玉子とワカメのスープ。ランチのピラフとちょっとかぶった。

食事をしながら、石原さとみ主演のドラマ『デスティニー』の初回(録画)を見る。女性検事が主役の物語だ。なんだか朝ドラと呼応している感じがするが、こちらはミステリアスだ。

安藤さんからいただいたマカロンを食べる。

オンデマンド授業のレビューシートのチェック。これが始まると新学期が始まったという実感がある。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

1時45分、就寝。