フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

4月2日(火) 晴れ

2024-04-03 14:10:48 | Weblog

7時45分、起床。

チーズトースト、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、牛乳、珈琲の朝食。

「午前のおやつ」(将棋のタイトル戦の報道ではそういう奇妙な言い方をする)は「ハナコーヒー」のマダムからお裾分けいただいた「東京ばな奈」。たまに食べるが自分で買ったことは一度もない。東京土産として買う人が多いのではないかしら。

昨日のブログを書いてアップする。

1時を回った頃、昼食を食べに出る。自宅から一番近い桜の名所は近所の専門学校の桜並木なのだが、ここ数日の初夏のような気候で、開花のペースが上がったようである。

一番咲いている木で三分咲きくらいだろうか。

例年とちょっと違うのは木によって開花の速度がかなり違っていることである。これだと「満開の桜並木」という風景にならないのではないかと気がかりである。

下丸子の「喜楽亭」へ行く。

いつものチキンカツ定食。

チキンカツ定食はメニューの中では安い方で(950円)、千円札でお釣りがくるというのが嬉しい。でも、ご主人曰く、「近々、また値上げすることになりそうです」。肉や油がまた値上がりしているとのこと。春闘でベースアップしても、物価の値上がりのペースがそれを上回っている感じである。

価格を維持するために質や量が落ちるのは悲しいからやめてほしいが、既存のメニューの値上げの一方で、新しく安いメニューの提供も必要になってくるのではないか。たとえばコロッケ+目玉焼き定食とかね。そうでないと客の財布の紐が固くなって、お店の売り上げが落ちてしまから。

食後のお茶(こういうのも「贅沢」になって久しいだろう)は大井町の「ポットリー」で。前回、34周年のお祝いで来たときに撮ったマダムの写真をプリントして持っていく。

店のドアを開けてほとんど満席なのに驚いた。めったにないことである。かろうじて空いていたカウンターの席に座る。南天の盆栽がカウンターの上に置かれていた。

「ロイヤルミルクティーでいいかしら?」とマダムが言った。はい。

今日はずいぶん繁盛していますねと私が言うと、「たまにはこんな日もないとね」とマダムが答えた。

満席の客たちが徐々に引いて行って、店内はいつもの落ち着きを取り戻した。マダムがカウンターの中の丸椅子に腰を下ろして、「ふー」と一息つきながら、白湯を飲んだ。

店を出たのは4時ちょっと前。

「喜楽亭」からの帰りに電車の窓からみた西蒲田公園の桜が見事だったので、行ってみる。

ピンク色の花が満開である。

八重桜のように密に咲いていて、しかし、花弁は一重。なんという桜だろう。

幹に品種名を書いたプレートがかかっていた。「雅」というのだそう。

並木の桜もよいが、見事な一本桜というのもよいものである。

商店街を帰る。

「澤田商事」という蒲田に昔からある不動産屋の店先に昔の写真が飾ってあった。当時は駅前にあったのか。「1960年頃」とある。私が6歳のころだ。記憶の底にうっすらと残っている東京オリンピック(1964年)前の駅前風景である。

夕食はアボカドとしらす丼。でも、私は最初から全部をトッピングしないで、タラコ、温泉玉子、焼き海苔と一緒に適時摘まんで食べる。

もう録画してあるドラマは亡くなってしまったので、久しぶりに『開運 なんでも鑑定団』をリアルタイムで観る。最初から出演しているのはもう中島誠之助くらいになっている。彼の「いい仕事ですね!」は流行語になった。

新しくMCのメンバーに加わることになった菅井友香(元・櫻坂48)が登場していた。彼女、ずいぶんと「お嬢様」なんだな。

デザートは台湾カステラ。

早稲田大学第二文学の卒業生の大石真澄さんから「着任のご挨拶」というメールが届いた。名古屋市立大学の人文社会学部現代社会学科の専任講師になられたそうである。おめでとうございます。荷物を搬入前の研究室の写真が添えられていたが、私の研究室より広いですね。これから腰を据えて頑張って下さい。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

1時半、就寝。