フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

4月7日(日) 晴れ

2024-04-08 12:31:54 | Weblog

7時45分、起床。

チーズトースト、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、牛乳、珈琲の朝食。

妻とお花見散歩に出かける。

呑川の太平橋あたりからスタートして、川沿いの道を上流に向かって歩くと、池上本門寺に至る。

古い町工場。以前あった看板が取り外されていた。もう操業していないのだろう。

堤方住宅。もう誰も住んでいない。

日蓮橋のたもとの桜並木。ここで一番のお花見ポイント。

桜のトンネル。

日蓮橋から上流を見る(向こうの橋は上堰橋)。

桜のトンネルを行く。

桜のトンネルを反対側から見る。

上堰橋から下流を見る(向こうの橋は日蓮橋)。

上堰橋から左手の住宅街の方へ入っていく。女塚なかよし公園の大きな一本桜。

西蒲田一丁目さくら児童公園。

ここには枝ぶりのいい(横に広がった)5、6本の桜が植わっている。

住宅街の中にあるので、あまり広く知られてはいないが、いいお花見スポットである。

青空とまではいかないが、薄日が差して、暖かい。

去年は近所の和菓子屋「大國屋」で買ったお赤飯と団子をここで食べたものである。

団地の比較的早咲きの桜もまだ見頃である。

堤方橋(池上通)を越えると、本門寺の高台が見えてくる。

養源寺は何やらにぎわっている。

フリマのようなものが催されている。

境内の奥の階段を上って本門寺の境内へ。

桜と五重塔は相性がいい。

池上会館の屋上の展望台に上る。

五重塔の内部が公開されていた。年に一度(?)、この時期にやっているのかな。

本殿前の境内は人がたくさん。

手前左は「笹部桜」。

鐘楼の横の桜も見事である。

明日(8日)はお釈迦様の誕生日。ついでに言うと、11日は私の誕生日。

お参りを済ませて、階段(比経難持坂)を下りる。膝の悪い人には池上会館のエレベーターを推奨します。

総門を出る。

「花くるま」で一服していくことにする。

ちょうど11時の開店直後で、まだ店内に客はいなかった。

私は梅干のおにぎり、お稲荷さん、すいとん。妻は鮭(たらこ?)のおにぎりと味噌汁。

来た道を帰る。

帰宅して、私はシャワーを浴びて、礼服に着替えて、12時半に家を出る。近所の専門学校は今日が入学式である。満開の桜の下で入学式。昔っぽい。

高田馬場へ行く。

大学時代の恩師である正岡寛司先生が2月5日に88歳で亡くなられた。葬儀は親族のみで行われたが、今日は下落合の先生のご自宅に研究室仲間8名と弔問に伺った。先生の娘さんに対応していただいた。帰りに高田馬場駅の近くの「ルノアール」で「偲ぶ会」のことなどについて相談する。

帰宅したのは5時半ごろ、今日は将棋・叡王戦5番勝負(藤井聡太叡王対伊藤匠七段)の第一局が行われている。

ネットの中継を点けると、終盤の寄せ合いの局面で、AIの判断では先手藤井が優勢のようであるが、先手の王もかなり危険な状態で、実戦心理としては「間違えずに最善手を指し続ければ勝てそうだが、それは簡単なことではない」という感じだろうか。将棋というゲームは、いい手を指した方が勝つのではなく、悪い手を最後に指した方が負けるゲームなのである。

しかし、この難しい局面で(持ち時間も少ない)、藤井は最善手を指し続ける。

そして最後の瞬間が来た。

挑戦者の伊藤七段が投了を告げた。

藤井は幸先よく1勝を挙げた。伊藤は秋の竜王戦、冬の棋王戦に続いてのタイトル挑戦だが、まだ1勝も挙げていない。挑戦者になるということ自体が大変で、挑戦者決定リーグ戦、トーナメント戦を勝ち抜いてきたわけだが、その彼をしてこうなのである(王将戦の菅井八段もそうだった)。藤井の強さが異次元のものであることがここからわかる。しかし、今回は(途中経過を私は観ていないが)伊藤が優勢の局面もあったようである。伊藤もタイトル戦の舞台に慣れてきて、本来の力を十分に出せるようになってきたのだろ。

第2局までに間隔が空いているが、名人戦の第1局が4月10日・11日に入っているのである。いまの藤井にとっての最大の強敵はこの過密スケジュールであろう。挑戦者は豊島将之九段で、実力的には最強の挑戦者であると思う。昨年度の王座戦挑戦者決定トーナメント決勝の藤井対豊島戦は、将棋大賞名局賞を受賞した大熱戦であった。

夕食は鶏肉とピーマンの丸ごと味噌煮、薩摩揚げ、明太子、味噌汁、ごはん。

食事をしながら『季節のない街』第一話(録画)を見る。原作は山本周五郎の同名の小説(1962年)。その日暮らしの毎日を生きる貧しい街の人々の悲喜こもごもの人生を描い作品で、黒沢明が『どですかでん』とうタイトルで映画化(1970年)している。これを宮藤官九郎が、舞台を12年前の災害で建てられた仮設住宅の街にもってきて、脚本・監督を務めるドラマである。『不適切にはほどがある』の後はこれですか。自己模倣しないところが宮藤官九郎のすごいところである。

まだ書いていなかった昨日のブログを書いてアップする。更新が遅いにもほどがある。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

1時半、就寝。