フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

3月5日(木) 晴れ

2020-03-06 13:34:34 | Weblog

9時半、起床。

メールをチェックすると、学会関連の迅速に処理すべき案件が1通、それと先日ゼミ論集の印刷・製本を発注した業者から印刷用のPDFデータが届いた。元々のデータをPDFで渡したので、レイアウト等の乱れは生じないはずと思って、でも念のためと気楽な気分でチェックしたら、いくつかの箇所で図表が崩れたり、ノンブル(ページ数)が飛んだりしていて、びっくりした。これで印刷・製本されたら不良品ができあがることになる。なんでこういうことが起こったのか、また、ちょっとチェックすればわかりそうな不具合をろくにチェックしないで「確認してください」と送って来るのか、不可解だし腹も立った。すぐに電話をして、もう一度きちんとしたデータを送ってくださいと伝える。

そんなことで午前中の時間がつぶれてしまった。

トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食兼昼食。

本日の『スカーレット』。一人息子の武志がどうも白血病に罹ったようである。3月に入って、こういう展開にもっていくのか。実在の人物をモデルにしている以上、いたしかたないこととはいえ、気の重い展開である。もっとも夫婦の離婚は実際よりも軽めに描かれていたから、もしかしたら息子も死に至ることなく、寛解の状態で(たとえば俳優の渡辺謙のように)仕事もできるようになるのかもしれない。

午後4時ごろ、散歩に出る。

日差しはあるが、思いのほか風が冷たい。

お隣の大森へ。通勤定期は明日まで有効。3月は会議やイベントが中止になって、大学にでることがほとんどなくなったので、定期を延長する必要がなくなった(スイカにチャージをしておくだけで十分だ)。

「sanno2198」に行く途中で「BAKE MAN」に寄る。

食パンはもうなかったが、5時に新しいものが焼きあがるとのことなので、予約をしておく。

本日のケーキはイチゴのショートケーキで(お店のインスタグラムに写真が出ていた)、楽しみにしていたのだが、大森の駅から電話をした段階で、「ごめんなさい。取り置きのお客様の分しかもう残っていないの」とマダムに言われた。そうか、ショートケーキは人気があるのだな。

というわけで、もう一つのケーキ、かぼちゃのチーズケーキを注文する。

珈琲はマンデリンで。

私が少し気落ちした気分で、かぼちゃのチーズケーキを食べていたら、両隣の席に後から入ってきたそれぞれ常連の女性客が座り、「取り置き」のイチゴのショートケーキを食べ始めた。クーッ! サンドイッチ状態! 事情を知った一人の方が申し訳なさ気に「少し召上ります?」と言ってくれたが、「いいえ、それには及びません」と武士は喰わねど高楊枝を決め込む。

店を出るとき、マダムが「火曜日(次に私の来る予定の日)はイチゴのロールケーキをお作りしておきますね」と言ってくれた。

「sanno2198」のある道からジャーマン通りに出た正面に「味の山王」という店がある。今日、ミキティーさん(私の左隣りでイチゴショートケーキを頬張っていた)が盛んに称賛していた店である。大衆食堂みたいであるが、とんかつが美味しいという。ほぅ、とんかつ屋のとんかつではなく、大衆食堂のとんかつですか。そのうち入ってみましょう。

夕食は親子丼、冷奴、ワカメの味噌汁。

菜の花も一卵と一緒にとじてある

アマゾンから注文していた本(中古本)が届いた。

 室生朝子『晩年の父犀星』(講談社文芸文庫)

タイトルからわかる通り、室生犀星の娘朝子が書いたエッセーである。

印刷・製本業者から夕方にゼミ論集のPDFデータが再度送られてきた。時間をかけて全体をチェックする。今度は大丈夫のようだ。

2時半、就寝。