おひるね茶家だより

おひるね茶家は終わっちゃいましたが、もうしばらく「たより」は続けたいと思います。
どうぞおつきあいください。

チェコふたたび あこがれのチェスキークルムロフへ(3)

2019-12-20 20:14:01 | Weblog
10月14日(第5日)
 ブルノの駅前にはトラムが行き交いにぎやか。チェコでは多くの街でトラムが
走っており、たくさんの人が利用しているみたい。トラム大好きのオジサンには
うらやましいかぎり。日本でも、街乗りにはこんなゆるゆるの乗り物が似合うと
思う。
 今日も郊外は霧が出ている。山地にかかって黄葉が美しい。
 <豆知識> コロホビー・オビヤス
 円形の交差点のこと。イギリスのピカデリーサーカスとか有名ですね。
 日本ではなかなか普及しない。

トシェビーチ <世界遺産>ユダヤ人地区と聖プロコのビウスのパシリカ
 イナベラ川に沿ってユダヤ人街がひろがる。教会、学校、病院、工場など集落
の基本機能が備わっている。96の住宅に1400人が暮らした。ユダヤ教の教
会・シナゴークも見る。ユダヤ教には旧約聖書しかない。大きな巻物の聖書が飾
られている。



テルチ
 世界一かわいい町と言われる。大きな二つの池に囲まれている。ザハリアーシ
ュ広場に面して、やはりパステルカラーの家が並んでいる。木製のお土産が多く、
オジサンも芋虫のおもちゃを買う。240コルナ。この旅行でほとんど唯一の買
い物。



 

フルボカ
 チェコでもっとも美しいといわれるお城だけれど、月曜日はお休み。長い坂を
フーフー言いながら登って、外観だけを見る。



 坂の途中の壁にかわいいイラスト。


街の夕景


10月15日(第6日)
 <世界遺産>チェスキークルムロフ歴史地区>
 9時、お城の見学へ
 南チェコの領主、」ロシェベルクの居城。何度も改装を重ねているが、テーブル
や食器など当時の生活をしのぶ品々がたくさん残っている。陶製の大きなストーブ
は裏(部屋の外側)から火を燃やす構造、排煙のえんとつは壁の中を通っているの
で、暖房効果も高く、美観もいい。共産党時代にも破壊を免れ、自由化とともに
修復も進んでいる。
 城そのものの素晴らしさもあるが、ブルダバ川に囲まれた街を、高台のお城から
見下ろすとき、その美しさに息を飲む。世界で最も美しい街と言う評価も納得でき
る。濃いオレンジの屋根、淡いパステルの壁、ブルタバの流れ、黄葉した木々、オ
ジサンの長年の願いもようやく実現できた。
 <豆知識> ライオンはチェコのシンボル
 しっぽの先が二つに分かれていたら、それはチェコのライオン。

街の見取り図 川に囲まれているのがわかる。


街の遠景


 観光客の多さにはちょっと参った。中国からは直行便が4本、韓国からも1本。
東欧圏と思われる観光客も多い。この街の雰囲気をゆっくり味わうのは難しい。
お城などから遠景で楽しむのが正解のようだ。
 
ホラシェビツェ
 とりあえずランチ、キノコとポテトのスープ、ますの塩焼き、美味しい。
 街は菩提樹の広場を囲むように家々が並ぶ。いつものようにかわいいパステル
カラーの農家。家の前には共同の素朴な井戸がる。これは家畜用も兼ねているの
だろう。19世紀、農奴制からようやく解放された農民が南ボヘミア風のバロッ
ク様式に改装した。この時の年代のサインが家々の壁に描かれている。一時はド
イツ領となったが、戦後に返還され、チェコ農民が入植した。


 
プラハへ
 車窓からは牛・馬・羊などの牧場もみかける。このあたり南部地域には池や
湖もあり、風景を楽しむ。
<豆知識> 今年、儀礼用馬車馬の繁殖や訓練の景観が世界遺産に登録された。
 馬の姿をよく見かけるわけがわかった。

 ホテル・マジェスティック・プラザはバーツラフ広場から徒歩10分ほど。
シャワーやバスの使い勝手が悪く、オジサンだけでなくナニまで髪を洗う時、
床をびしょびしょにしてしまった。
 夕食は、旧市街のレストラン、GOGOハブルスカ。魚はスズキ、肉はビー
フのチョイス、あんまりかな?
 夕食後、ホテルのそばのスーパーへ。大好きなリンツノcyコレートを買
ってもらった。

チェスキークロムロフに入るときの記述がどうしても画面に出ない。
書いたスペースに何か問題があるみたい。
場所が違うけれど、ここに再録しておきます。

チェスキークルムロフへ
 ホテル RUSE=ROSEは元イエズス会の寄宿舎だった建物。とてもいいホ
テルだけれど、床はウグイス貼りだ。
 夕食はホテルでビュッフェ。

ホテルの部屋



 

チェコふたたび あこがれのチェスキークルムロフへ(2)

2019-12-18 19:31:53 | Weblog
10月12日(第3日) オロモウツ
 <世界遺産> 聖三位一体像
 昨夜のことはともかく、このホテルのクロワッサンは大きくて美味しかった。
オジサンは2つ食べてお腹がいっぱい。
 ホテルから歩いて市庁舎広場へ。この街の市庁舎には有名なからくり時計が
あるが、改装中で見ることができない。聖三位一体像の前では結婚式の記念撮
影をしている。さらにチェコの国民的歌手(カラール・ユホ)が亡くなったと
とのことで、たくさんのお花やろうそくが供えられている。
 そのまま歩いて、聖バーツラフ教会や聖母マリア教会を見学し、パイプオル
ガンの演奏を生で聴いた。

聖三位一体像 この写真をタテにする方法がわからない。


広場の掃除で活躍するバキュームカー。日本でも木の葉などを集めるのに使われ
ているけれど、大型の掃除機のように吸収するタイプは初めて。
 

クロムニジーシェ
 ちょっと遅めの昼ごはん。ブロッコリーのスープとサーモンのソテー、今日は
比較的食べやすかった。基本的にオジサンはヨーロッパの味付けが苦手、味覚の
違いは仕方がないとあきらめましょう。
<世界遺産> クロムニジーシェの庭園と城
 オロモウツの大司教で領主でもあった人の別荘と宮殿。フランス式庭園が広々
として素晴らしい。春に来れば花々がさぞ美しいことだろう。それにしても、こ
の庭園の木々の手入れは大変だろうと思う。宮殿の調度や備品も豪華だが、16m
の大天井をもつアセンブリーホールが素晴らしい。2階の床が火事で抜け落ちた
ものをそのまま吹き抜けにしたとこと。





 オロモウツに帰り、市庁舎広場のレストランで夕食、キャベツの酢漬けスープ
とポークソテー
 その後、ナニは少し買い物。ホテルに帰ってみると、朝2人分置いた枕銭はそ
のまま。その後、プラハで連泊した時も初日はそのままだった。良心的か。

10月13日(第4日) モラヴィアの丘へ
 霧の中をウイーンに向かう幹線道路をひたすら南下する。少しずつ標高が高く
なるためか、森林やブドウ畑が見えてくる。通りぬける村々は素朴だがm道路と
家の間に植え込みや花壇、毎日を大切に暮らす様子がうかがわれる。用水
池では釣りを楽しむ人の姿も見える。

<豆知識> チェコではおめでたいとき、鯉料理を食べるそうだ。かつて、貴族
 や領主たちは盛んに鯉の養殖をしていたという。

 モラヴィアの丘はとにかく何もない。360度の眺望がひたすら広がる。春、
花の咲くころなら素晴らしい景色が楽しめるだろう。年金生活らしいおじさんた
ちが若い伝書鳩のトレニングをしていた。今も、レースが行われているらしい。

レドニツェ <世界遺産> レドニツェヴァルティツェの文化景観
 レドニツェ城は、13世紀の中頃、リヒテンシュタイン侯の夏の理由として
造営された。教会や温室も付属している。何よりも内部の階段、天井、壁など
木造の部分に施された精緻な彫刻に感動する。日本の職人技に勝るとも劣らな
い。本邸のヴァルティツェ城は外観しか見ていないが、野外劇場も備えている。





 お昼は近くのレストランで、ニンニクのコンソメとチーズやシイタケのフライ
チーズの揚げたのは初めて食べた。これは美味しかったね。
 お城の隣のワインセラー、個人の所有としてはチェコ最古とか。5種類のワイ
ンをテイスティングさせてくれる。ナニはロゼをお買い上げ。これはオジサンも
美味しいと思った。テイスティングのグラスはお持ち帰りOK.。素敵なのでいく
つか頂いてきました。

ブルノ チェコ第2の都市
 中央駅前の老舗ホテル。オジサンたちの部屋は特に立派だったみたい。
 すぐに歩いて市内観光に向かう。市庁舎前の緑の広場、マンホールの蓋にワニ
の飾り物がある。市庁舎に入ると天井にもワニのオブジェ、ワニ=ドラゴンクは
この街のシンボルらしい。市庁舎壁面のオブジェ、中欧の棒状のものの先端が曲
がっている・後に出てくるお尻を出した子供の像とともに設計料を値切られた建
築家の意趣返しらしい。
 聖ペテロ・パウロ教会はコンサートの最中とかで見学できない。少し歩くと自
由の広場、有名な天文時計がある。聖ペテロ・パウロ教会の11時の鐘に合わせ
て、ここから鉄球が落ちてきて、拾ったひとには幸福が訪れるという。この先、
聖ヤコブ教会の向かい側の建物に2階の窓枠にさっきの子供のお尻がある。








 


チェコふたたび あこがれのチェスキークルムロフへ

2019-12-13 14:21:01 | Weblog
20年前、中欧4か国(オーストリア・ハンガリー・チェコスロバキア・ドイツ)を訪ねた。
あれ以来、もう一度と願い続けたチェコ、中でも、あの時行けなかったチェスキークルムロフ
ようやく実現した旅に胸が躍る。

10月10日(第1日)
 今回の旅は成田発、早朝に家を出て、中部空子から成田、そしてヘルシンキへ。
 今日もフィンエアーは満席、この頃の航空会社って稼いでるね。
 楽しみにしている機内食、搭乗1時間で早速ランチ。温野菜のついたハンバーグ・カレー、
美味しかった。お腹がすいていて、珍しくパンまで食べてしまった。問題の日本そばも・・
フィニッシュ・ビールはちょっと苦い。

 なかなか眠れない。映画もあまり面白いのが見つからない。
 次は、ヘルシンキ到着前のごはん、これもランチ?(時差-6時間) 今度はエビチャー
ハン、フィンエアーの食事は前のほうが良かったな。

 ところで、フィンランド人(形容詞も)はフィニッシュ。なんだかFINISHみたい。Nが1つ
多いけど。ちょっとかわいそうじゃない?

 3時ごろ、ヘルシンキ着。夕方、プラハ着。 8時前にホテルに入る。
夕食を食べるタイミングがなく、カップヌードルも持って行かなかったので・・・ホテルには
湯沸し器がないという情報で、中止。大きな荷物の人のなかには湯沸し器持参という方も。
オジサンびっくり。・・・・・そして、実際にはすべてのホテルに湯沸し器があった。
JTBの現地情報不足は、これだけではなく、オジサンはかなり不満。これだけが不満。
残り物のパンやクッキーをかじって飢えをしのぐ。(?)
このホテル・クラウン・コングレス・プラハはとても立派。部屋も大きく、ベッドもダブルが
2つ。感激。

10月11日(第2日)
 朝のビュッフェはどのホテルの大差ない。味も大差ない。
クロワッサン、サラダ、スクランブルエッグ、ソーセージ、果物、ジュース、コーヒーとオジ
サンもワンパターンだ。やっぱり、日本の和洋混合のビュッフェが好き。
 ところで、去年の秋からずーっとおかしかったお腹が治った。お医者さんの診断は「ストレ
ス性大腸炎」。おひるね茶家のクローズや家の処分という難題がプレッシャーになった?
薬を飲んでも。ビフィズス菌でも何の効果もなかったのにチェコに来たとたんにケロッと治っ
た。オジサンにはチェコの水が合うのかしら。生水は一滴も飲んでないけど・・・。

クトナーホラ <WH>聖バルボラ教会の歴史地区とセドレツの聖マリア教会
 最初の訪問地。オジサンには、教会はどこも同じに見える。ただ、セドレツの遺骨堂は・・
東ヨーロッパ各地から4万体の人骨を集めて、オブジェを作っている。著名な人の作品という
が、ちょっと趣味が悪くありませんか。
 高台から見下ろすクトナーホラの街は美しい。チェコはどこでも同じだけれど、赤い屋根と
パステルカラーの壁がとても素敵だ。
 昼食は、ヌードルの入ったコンソメスープは美味しかった。カモのまるごとローストはちょ
っと持て余した。
 JTBさんは、すべての食事にお水をつけてくれている。とてもありがたい。ボクたちはお
かげでほとんど水を買わずにすんだ。

セドレツ納骨堂の内部


クトナーホラの街


リトミッシェル <WH>リトミッシェル城
 ここはスメタナのふるさと、広場に銅像が立ち、スメタナハウスという記念館もある。(改装工事中)
リトミッシェル城は16世紀貴族の宮殿、スグラフィート(白しっくいに色しっくいを重ね塗
りして、掻き落とす)で描かれた壁面が美しい。芝生の広場には現代彫刻が展示されている。







オモロウツへ 今夜の宿泊地。
 ホテルでの夕食のとき、ウェイトレスがジュース瓶を落として割る。ツアー仲間の女性の
洋服が濡れてるのに知らん顔。謝りもしなければ、タオルも持ってこない。オジサンはちょ
っとむっとして大きな声を出してしまう。結局、掃除の専門スタッフが来るまでほったらか
し。シンジラレナイ!
 翌朝、出発前にマネージャーらしき人物がお詫びのワイン。
共産時代の名残かしら?他ではきちんとサービスしてくれたから、この職場だけの問題だと
思うけど。
                             ちょっと疲れたので・・・つづく。