おひるね茶家だより

おひるね茶家は終わっちゃいましたが、もうしばらく「たより」は続けたいと思います。
どうぞおつきあいください。

隷書体が消えた

2019-02-07 20:00:01 | Weblog
オジサンはサラサラと達筆な人にあこがれている。
あくまでサラサラである。
オジサンはもともと看板得意だから、ゆっくり読みやすい字を書くことには
自信がある。しかし、手紙やノート、メモなどにきれいな文字をバランスよ
く連ねる人を見るととてもうらやましくなる。
昔から、字の上手な人は賢く見えるというでしょ、オジサンもそうなりたい
のです。

というわけで、去年の初めごろから、小学生の国語のノートに、1日数行ずつ
文字を書き連ねて、練習している。そして、そのときの書体が隷書体である。
決してサラサラ書ける書体ではないけれど、とりあえず大好きである。
お習字でいう隷書は難しいので、自分で文章を入力して、それを隷書体でプリ
ントしてお手本にしている。

今のお手本に飽きたので、昨日新しいものを作ろうとしました。辻邦夫のエッ
セイなどちょうどいいので、数行入力してフト見ると、「アラッ、隷書がない。
いくら探してもない。新しいオフィスには隷書という書体がありません。

オジサンは確かに、ヘソは曲がっているし、少数派だとは思っていたけれど、
書体までこんな悲惨な目に合うとは「シンジラレナイ!」
ほとんどの挨拶状や文章はすべてこの書体だったのに、オジサンはどうすれ
ばいいの?

そして、この1月から、もう1つ始めたよ。…お習字!!
子供のころからお習字は苦手、書初めの宿題はお袋の手本を下敷きにして、
丸写し、高校の習字の時間は出席の返事だけしてドロン、部室にこもって、
クラブのことばかり考えていた。
で、こちらは上手な字を書きたいというよりも、何か手を動かすことがし
たかった。

時間がある日は、4~50分、机に座っている。ゆっくり墨をすり、筆を動
かす時間も悪くない。
ところが、とにかく下手というか、線がきたないというか。どうしてこうも
思うようにならないんでしょう。
それでも、ナニに「上手になったよ」なんておだてられて、もう1ケ月が過
ぎました。
やっぱり、基本の筆使いくらいは習いに行かないとダメかなと思うこの頃で
す。

暖かかったり、寒かったり、どうぞお元気で。