若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

ビバ!GW!!

2010-04-29 14:26:11 | 日々雑多
さぁ、GWです!

別に旅行の予定もないけど、観光客の人々がうちの周りにたくさん居るのを見ただけで、テンション上がります。うちも2~5日はお店をお休みする予定ですし!3日は待ちに待った『カルミナ・ブラーナ(バレエ)』に、合唱団の面白人間トップ5に入る3人と行く予定ですし!(舞台と同じくらい行き帰りの行程も楽しそう)、5日は二代目と一緒のスペシャル企画がありますし!(後日書きま~す)。


…という訳で、GW初日の今日、友人Aが遊びに来る(二代目の手品を見に来る)し、夜は足利の春の花火大会(二代目には仕事(撮影)、私には遊び)だし、私にとっては充分わくわくに値するGWが始まりました~。

『どこにも遊びに行けない…。大雨が降ればいいんだ……。大渋滞?ザマーミロぉぉぉ』なんて悪魔みたいに呟いてる人は置いといて、5日まで事故・事件のない、イイお天気の連休でありますよーに!

ライブ盤キライ

2010-04-28 11:04:07 | 日々雑多
昨日はスタジオの作業台に約10時間座りっぱなしでした(途中でお昼ゴハン食べたけど)。撮影で終日二代目も留守だったので、私の遊び相手は音楽だけ。

先日の『春の祭典』以来、最近の私はオケ・ブーム。オケに関しては全くの初心者なので、殆どCDも持っておらず、自分たちの第九演奏会の時の群響さん(第九の前に大抵一曲別の曲を演奏してくださるのです)を引っ張り出してきて聴いたりして。でもやっぱりオケは生がいいなー。弦のすれるヒュルヒュルって音や、指揮者のハっと息を吸い込む音なんかが聴こえる生が断然いい。

で、自分の持っているクラシック系のCDを繰り返し聴いて、ちょっと飽きたので、二代目がプレーヤーに入れっぱなしにしてるCDを聴いてみました。

最初は、『エレクトリカル・パレード』が流れ出しました。これは別に二代目が一人でご機嫌に聴いている訳ではなく(だとしても、決して不思議ではないほど、彼はエレクトリカル・パレードが好きだけど)、子供たちの撮影のときにバックミュージックとして流したままになっていたらしい。

すっかりディズニーな気分になって、そのままCDチェンジャーに任せてみました。すると今度は紛れもなく二代目が仕事中に聴いたのであろう佐野元春のライブ盤が流れてきました。私は昔からライブCDが嫌い。生の音楽会は大好きだけど、その場に居なかった人間にとっていきなり歌の途中で「イエーイ」と叫ばれても『えー…なんでココの歌詞をすっ飛ばすの?』と思うし、「聞こえねーぞーー!」と叫んだ後、どうやら観客が声を合わせて歌っている様子が密かに聞こえてきても『私は本人が歌う声が聴きたいだけなのにっ』と思ってしまうから(要するに、その場に居ないヒガミみたいな感情?)。クラシックが続いた後だったので、最初はノリノリで「おー、あんじぇりーなぁ♪」と歌っていましたが、やっぱり途中で『ちぇ』と止めました。

GWに『春の祭典』のCD、買おうっと。

もう新作は出ない

2010-04-27 09:20:02 | 映画と本
エリック・シーガルさん(アメリカの作家)が亡くなったという記事を見付けました。若い頃、『クラス』という小説が大好きで、その一冊だけで、私の記憶に刻み付けられた作家でした(ただ、今回ちゃんと調べてみたら、作家というより脚本家の仕事の方が有名な感じ。『ある愛の詩』とか、ビートルズの『イエロー・サブマリン』とか)。

亡くなった記事を読んで改めてシーガルさんの別の作品を殆ど読んでいないことに気付きました。お気に入りの作家が出来ると、基本的に全作品網羅しようとする私としては珍しいこと。映画『ある愛の詩』の原作『Love Story』を読んで、「うー、ちょっと私の好みと違う~」と手放してしまった記憶が残っています。勿体無かったかな、今度改めて探してみようかな。

ファンだった対象の方が亡くなると、「あぁ、もう新作が出ない」と亡くなられた寂しさよりも、ファンとしての欲望の方が先に立ってしまいます。失礼な思考だなと思う反面、もしかしたらご本人にとっては直接知らない人間からの最高の弔意だと感じて下さるかな、と勝手に思ったりもして。

数日前に遠藤周作さんの未発表作品が見付かって一般公開するという記事を見ました。同じ頃、歌手の忌野清志郎さんが学生時代に恋人に贈った未発表曲が見付かったという記事もありました。ご本人たちはあくまでも発表しないままにした作品。ファンとしては読んでみたい・聴いてみたい垂涎の一品であったとしても、そこはそっとしておくのが仁義なんじゃないかな、と思ったりもしています。天国で「おいおいー、それは公開しないでくれよぉ」と弱りきっている狐狸庵先生が目に浮かぶような気がする……。


高音

2010-04-24 10:18:48 | 音楽(足利市民合唱団)
昨日の練習でも。

先生:「(私が一瞬一人で声を出した瞬間に)今のは低いなー」
私 :「ふわー♪」
先生:「ひくーい」
私 :「ふわぁー♪」
先生:「ひくーい」

……終了


1年くらい前からこんなことを繰り返していますが、私がめげずに先生の指摘を受け続けているには理由があります。ってか、当然なんだー、今まで高い音がちゃんと出たこと一回も無かったんだもん(衝撃告白!)。

学生時代から様々な合唱団で歌ってきました。当然自分で高い音が出ないことには気付いていましたが、そこは『高い音は黙る』という荒業で凌いできていました。台東区で入った合唱団はレベルが高く、その荒業が通用しないと気付いた時点で逃げて(辞めて)しまいました。そして、素人考えで「私はきっとアルトなんだろうなー。でもアルト難しいから無理だよなー」と、ソプラノにぶら下がっていました。


足唱に入って、久しぶりに歌うことの楽しさに触れて有頂天になり、上手になることに貪欲な友人たちに出逢い、ちょっと変だけどすんばらしい先生の作る合唱にごまかしで参加してるのが、嫌になってきました。

でも、出ないものは出ない。この際、長年の疑問をぶつけてしまえ!と、先生とボイスレッスンをして下さったべらぼうに素敵な歌声の先生に、勇気を出して尋ねてみました。「あの~、実のところ、私はソプラノに居ていいのでしょうか?」。対する先生方の答えは、一瞬の迷いもなく、しごくあっさりしたものでした。

そのとき以来、迷いと恥は二の次になり、上手になりたい!ソプラノに居るからには高い音もキレイに歌えるようになりたい!という欲望が第一にくるようになりました。

20年以上、自分をごまかしてきてしまったツケは、そう簡単には返せないけど、今わたしはすっごくイイ気分。だから、「ひくーい」攻撃を受けたって、来週も大手を振って練習に行っちゃうのです(まぁ、本番だけは今でも『明らかにご迷惑です』という音だけは黙っちゃったりして、隣のKちゃんに「休んだでしょ!」と指摘されたりしてますが……)。


音楽が欲しい気持ち

2010-04-23 16:45:03 | 音楽(足利市民合唱団)
春の撮影ピークも無事終了(GW前に出来るだけ沢山納品したいので、ここからは家の中にじっとしてひたすら作業します←自分に言い聞かせてる)。ちょこっと気持ちに余裕も出来たところに、友人から「こんな音楽会あるけど、いかがかな?」のメール。「行きます!」と即答して、また『音楽会行きたいよムード』が盛り上がってきました。

インターネットというのは本当に便利で、音楽会の情報もパパっと調べることが出来ます。『○○さんが指揮する△△の曲が聴きたい!』と願えば、一緒に協力して探してくれます。ま、見つけたからといって、お財布と相談しなくてはならない局面も多く、先日も「やったー!完璧な演奏会(オーケストラ)見つけた~!」と思ったら、D席で9000円!残念ですが、あきらめました。

どうして、都内に暮らし、時間もお金も余裕があったあの頃に、私は今の私じゃなかったんだろー?どうして、栃木に戻ってきて、交通もお財布も不便になってからハマっちゃったんだろー、と悔やむ思いもありますが、多分あの頃の私はすぐ近くに音楽があってもココロが強烈にそれを欲しなかったんだと思います。だって、目と鼻の先にサントリーホールがあって、いつでも何でも行かれたのに、いっつも素通りしていたんだから!(それが今は「終電に間に合わないっっ」とサントリーホールから駅へ猛ダッシュ)。

とにもかくにも、私の『これから行くんだ・チケット置き場』には数枚のチケットが今もスタンバイ。ココロへのご馳走、私へのご褒美!

待ち合わせ

2010-04-21 20:00:50 | 日々雑多
今日はモデル撮影の日でした。クロアチア出身の女性と駅の改札で待ち合わせでしたが、行き違ってしまい20分も同じ駅の中でお互い探し合ってしまいました。

携帯電話が普及する前の『待ち合わせ』というのは、今とは随分異なった存在だったと思います。まず、取決段階でも「近くに行ったらメールするねー」が無いので、○時○分にドコドコ!と完璧に設定、遅れても屋外の場合は連絡がとれないため遅れないよう細心の注意を払って出発するよう算段、相手が来ない時も連絡する術はないので「まーだかなー」とキョロキョロしながら待機……という風に。

二代目と2回目くらいのデートの日。大遅刻しました。普段、誰と待ち合わせをするにも「電車で15分だから~ココはプラス5分。徒歩で10分だから~ココはプラス10分……」と足し算し、大抵30分以上前に待ち合わせ場所に到着するタイプの私なのに、その日はどこで計算を間違えたのか、途中の電車内で気付くと大幅に間に合わない!今でもあの焦る気持ちは忘れません。日本橋の街を半べそで猛ダッシュする私の写真が証拠として残されています(カメラマンってそんな時まで記録に残そうとするんだよ)。

その数回後のデートの日。六本木のマックで待てど暮らせど二代目が来ません。「どーしたんだろー。もしかしてフラれちゃったのかなー」と妙に自信がない私はなかなか電話も出来ませんでした。1時間待って「あの~」と電話をすると目覚ましを止めてしまった二代目が動揺しまくって電話に出てきました。

あの日、その後どうしたんだったかなぁ、私は当時カメラマンじゃなかったから、記録に残してなくて忘れちゃったなぁ。

ミスドファン

2010-04-21 01:04:59 | 日々雑多
昨日、撮影中の雑談で。

わたし「(二代目は)ミスタードーナツが好きなんですよ」
クライアントさん「へぇ。(二代目に向かって)何が好きなんですか?」
二代目「ドーナツです!」
クライアントさん「……あ、そうですか」
わたし(心の叫び)「そーじゃあ無いだろー。どのドーナツか、だろー」

そんな相変わらず撮影中は人の話を適当に聞いている二代目は、ドーナツなら割と何でも喜んで食べます。

そんな訳で、今日買い物に出たついでにミスドを買ってきてあげました。精算時にポイントカードを出しましたが、あれってポイント溜めるとどうなるんだろう?実はよく知らないんですが(マツキヨも未だによく分からないまま溜めている)。昔みたいにコインでこすって点数が出て10点溜める方がシンプルで楽しかったのにな。

むかし、小田原の駅前のミスドで待ち合わせをしていて、隣の席のお子さんがグズっていました。どうやらコインでこすったものの、10点に満たなかったようです。あの頃の点数は、その支店ごとの換算だったので、小田原のポイントを数点持っていても仕方ない私は隣の席に行って「これ~良かったら」と差し出しました。その時のその子のキラっとした喜ぶ顔!まるで女神さまになったみたいな気分になりました。お母さんにもエライ感謝されたなぁ。

ミスドは今年開店40周年だそうです。「へぇ。古いんだねー、意外と。」……って私と同い年か。

丑三つ時はちょっと感傷的

2010-04-20 03:17:20 | 音楽(足利市民合唱団)
ちょっと怖くなって現実逃避したくて、ついさっき書いたのにまたブログ書いちゃうんだ。

現在丑三つ時辺り(3時18分)、外で侵入者警報ランプが灯っては消え、侵入者警報チャイムが鳴ったりして怖いです。その度に恐る恐るカーテンを開けて確認するのが本当に怖いです~~!(多分、猫)

と、年末でもないのに、こんな時間に何故店にいるかというと、現在わたしが属している合唱団(足唱)の30周年記念誌の編集委員なんぞやってまして、その原稿打ちをしていたのでした。今日は、団員のみんなが書いてくれた原稿を打っていたのですが、やっと全員の名前と顔が一致したかな、という私は仲間のことを意外と知らなかったなーと、改めて思ってしまいました。「えぇ??○○さんって26年も歌っているのぉ?」とか「そうかー。○○さんにとって足唱って結構大事な存在だったんだなー」とか。

そんなこと思ってたら妙にしみじみしてしまった。夜中って人を感傷的にするしね。

合唱団に入ってホント良かったなー。こんなに大人になってから、本当の『仲間』をまた見付けることが出来たのって足唱のお陰だもんなー。足唱から繋がって魅力バリバリな人にもたくさん出逢ったしなー。「まつもっちゃん、音程悪いなー」と一人でみんなの前で歌わされたりすると泣きたくなるけど、でもやっぱり先生も好きだしなー。帰りの車の中で「なんでだろー?なんで声が思うように出ないんだろー(泣)」と思っても、また金曜の7時前になると「さーて練習に行きますよーん」とほいほい出掛けてしまうしなー。

お義父さんとの最期の会話は
「尚美ちゃん、今日は合唱の練習は行けるんですか」
「うん、いくよー」
「よかった、よかった」
だったしな。

足唱に入ってホント良かったなー。

若さの解釈

2010-04-19 23:53:42 | 日々雑多
新党結成のニュースが微妙な盛り上がり加減で報道されていますが、新党の目標についてよりも、その年齢についての意見ばかりが目立つのが気になります。確かに、高齢の方が集まると、考え方も古そうで、現在の日本が「そうは良くない」と考えると、改革路線ではないイメージが強いのは分かります。

でも、はて?若ければいいのか、と疑問にも思うのです。政治家もある程度は専門職だと思っているので、経験は別に邪魔ではないはずです。とはいえ、高齢なのは確かに気になるよなぁ、その人たちが今の日本をイマイチな感じにしちゃった事実もあるわけだしなぁ……と迷っていたところ、私のピンポーンを押す答えが朝日新聞の編集委員の記事にありました。

それは、『論の若さを持っている』か否かで政治家を見極めようという意見。あぁ、なるほどね、それ分かり易い、と思いました。論に若さがあり、その上で経験や知識に後ろ押しされた現実味のある人物(なかなか難しそうだよ)に、今のちょっと疲れ気味な日本を託したいところですので、ちゃんと見極める力がつくように、自分もきちんと学んでいなくてはならんなぁ、と思うのでした。

ぷーさん

2010-04-18 11:40:18 | マツモト写真
撮影するとき、緊張してしまっている小さいお子さんや、緊張してしまっている大人の皆さんを和ませるために、時々ぬいぐるみ君たちの力を借りています。

小学校の入学式にお邪魔すると、卒園写真を撮影したお子さん達から何かと声がかかります。その中でも一番多いのは「アンパンマンを持ってくる人だ!」と「ぷーさんを持ってくる人だ!」の2種類。やっぱり、この2人は絶対的な人気者なんだなぁと思っていたら、「あ!ぷーさんのお姉ちゃんだ!」との声が。「か~わいいヤツだなー、お前は~」とグリグリしてしまいました(哀しい40女のサガです)。

先代(義父)がスタジオを撮影していた頃から、ぷーさんは我が家の定番出演者。義父がよく「ほーら、ぷーちゃんだよ~。ぷーちゃん見~ててっ!」と言っていたのを、里帰りして眺めていた私は(まさか将来自分がその仕事をするようになるとは夢にも思っていない頃)、心の中で「お義父さん!ぷーさんですよ!」と突っ込んでいました。懐かしいなぁ。

今日はこれからピアノの発表会の写真を撮影に行きますが、去年の集合写真を確認してみると、なんだかみんなえらい笑っています。実はこの集合写真は、去年わたしが合唱団の練習を優先してしまって、行かなかったお仕事のひとつ。なんと、あの二代目が「ぷーさんだよぉ」とぷーさんの『物真似』をしたという伝説の撮影でした。『泣く子も眼力で泣き止ませてみせる』とおかしな根性ばかりみせる普段の二代目。私が居ると絶対やってくれないんだよな、「ぷーさんだよぉ」。見たいなー、二代目の「ぷーさんだよぉ」。