若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな毎日』になっていました。

秋の味覚

2008-09-30 10:43:09 | その他
涼しいを駆け足で通り過ぎ、なにやら寒いですね。風邪ひいたりしてませんか?

秋になると、我が家の視聴率ナンバー1『旅番組』でも、キノコ料理が主役級になってきます。特に、松茸が登場すると、タレントさんのテンションは最高潮に。そんな彼らを冷めた目で眺めてしまう私。

キノコが苦手です。以前、スパゲッティ専門店で、『キノコとソーセージのパスタ、キノコ抜き』を注文したことがあるくらいです(ジョリーパスタさん、こんなワガママな私に、やや含み笑いをしながら対応してくださってありがとう)。今の夢は、お気に入りの焼肉屋さんのお気に入りのテグタンクッパの、えのき茸抜きをお願いしてみたいこと。シイタケは上手によけて食べられるのですが、えのき茸は、あの大きな韓国スプーンでよけるのはかなりのハイテクニックがいるのですよ。

そんな私も最近、食べ物から秋を感じることができました。それは、『ぱんじゅう』。この足利で行列ができる数少ない貴重な名店の、ぱんとおまんじゅうの真ん中みたいなお菓子です(行列が途絶えていると、つい今買わなきゃ損、みたいな気持ちになる)。ある街角にお天気の良い日は屋台が出てきて、その狭い屋台の中でおじさんとおばさんと、最近はどうやら息子さんらしい青年が狭そうに肩を並べて、ひたすら焼いています。

寒くなってくると、時々気が向いた二代目がこの『ぱんじゅう』を抱えて帰ってきます。子供のころから変わらない、そのちょっと湿った温かい包みを抱えると「あー、秋がきた」と嬉しくなるのでした。




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平井さん

2008-09-28 00:24:11 | その他
ブログに書くべきではないかな、と迷いました。でも、帰りの電車で泣き出さないために読んでいた宮本輝氏の小説に、『書かなければ消えてしまう』という文章を見つけ、書きたいと思ったならば、残しておこうと思いました。

火曜日、私が銀行にいる間、ずっと同じ部署で働いていた先輩が突然亡くなりました。

入行初日、私の課長に「新人ちゃん、借りますね!」と言い放って私を連れ出し、銀行の近くの美味しい肉まんのお店を教えてくれました。

2年目の途中から、同じ課になり、まだ甘ちゃんだった私に、仕事のイロハを教えてくれました。仕事に関しては厳しい方だったのですが、いつもいつも朗らかだったので、あまり叱られたという印象は残っていません。

とても字が綺麗だったので、お願いして平仮名を50音、書いて頂きました。それを暫くデスクに置いて、お手本にしていました(今でも私が真剣に書く時の大人文字は、平井さんの字に少し似ている)。

結婚式のスピーチで、私がいかに職場でふざけているかを暴露されましたが、心からお祝いしてくださっているのを感じました。カメラが趣味で、私の花嫁姿をかなりイイ感じに撮って下さいました(奇跡の1枚アリ)。

退職後も、飲み会等でお会いする度に、「おぐちゃん!頑張ってるわね!」と、満面の笑みでいつも応援してくれていました。

もう二度と平井さんに会えないなんて、本当に信じられない。

平井裕子さんのご冥福を心よりお祈りいたします。



「おぐちゃんのブログ、覗いてるわよ」と言ってくれていた平井さんが、もしかしたら天国でまたいつか覗いてくれるかもしれないから、今日このブログを書きました。多分、いつもすっごい忙しい人だから、数年後にならないと私のブログなんて思い出してくれないかもしれないけど。



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読む本

2008-09-25 12:32:29 | その他
推理小説が好きでした。どうして過去形かというと、どうやら最近あまり好きではないようなので。

小学生の頃のルパン、シャーロックホームズに始まって、大人になってからも読み出したら止まらない!やめられない!といったタイプの推理小説が時々無性に読みたくなり、手にとっていました。

ところが、最近「このミステリーがすごい大賞」受賞作や、大好きな東野圭吾氏の新作、宮部みゆき氏の長編、みんな読んでいる最中に食傷気味になってしまうのです。もう犯人が誰でもいいや、といった感じに。特に次々と人が殺されていくタイプの小説は、ついに先日途中で読み止めてしまいました(5巻の内の2巻で止める、という推理小説読みにとっては信じられない止め方)。

最近、恐ろしい殺人事件が実際に起き過ぎなのかもな、と自分を分析しています。無力な子供が大人(時には親)に殺されたり、何が目的なのか、どうしてその場所でその時間にそんなに沢山の人を殺すのか、あまりにも信じられない事件が実際の社会で起き過ぎて、小説の中の事件が作り事に見えなくなってきてしまっているのかもしれません。

まぁ、年齢や時代によって、選ぶ本もかなり変化してきたので、またいつか読むようになるのかもしれませんが、暫くは、人間模様を描く本を中心に読んでいたいな、と思っています。
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外国語

2008-09-24 11:46:04 | その他
もう第九を歌い始めて、数年になりますが、ベートーベンに恨み言のひとつも言いたくなる高音とは別に私を苦しませるもの、それはドイツ語の発音です。ドイツ語のドの字も知らないで、発音だけいかにドイツ語っぽくするか、それは私にとって音階をとるのと同じような努力であり、コトバというよりオトという存在です。コトバ毎の意味に思いを馳せる余裕は……正直まだあまりないのです(合唱団のメンバー諸君、ココは先生に告げ口してはいけない)。

最近、合唱団が挑戦を始めた楽曲はなんとラテン語。ドイツ語と少し似ている部分もありますが、なまじ英語の知識があると邪魔をするその発音は、困難を極めます。しかも、今回は第2ソプラノというパートを担当するため、一番上の「いっつもメロディ」パートから、ほんのちょっと色をつけた音を拾わなくてはならず、コトバとオトを身に着けるのに悪戦苦闘中です。

とはいえ、アルファベットというのはアジアの言語と違って、ある程度字面を見ただけで発音することができます。ただ、ここ数日、またまた新しい言語と出会い、軽く困っています。それはスウェーデン語です。

少し前に見た映画『歓びを歌にのせて』(⇒『歌とコトバ』)の中の1曲が頭から離れません。仕事中はその曲を流しっぱなしで、鼻歌ももっぱらその曲が採用されています。ただ、その曲はスウェーデン語で歌われているのです。二代目がどこからか、その曲の歌詞を見つけてきてくれたのですが、当然読めません。ドイツ語にはない記号が文字の上に乗っていたり、歌と歌詞をつき合せてみると『K』の文字のところで『S』っぽい音が聞こえてきたりしているような……?

あのー、どなたかスウェーデン人のお知り合いの方いらっしゃいませんか?(別にこの歌をどこで歌おうっていう訳じゃないのですが、ここまで気に入る曲って滅多に出会わないので)

たまには政治の話など

2008-09-23 11:38:49 | その他
自民党総裁が決まりましたね。それって、かなり大切なコトだと思うのですが、朝刊のトップ記事ではありませんでした(ちなみにトップはリーマンショックの続報)。麻生さんも、今日の新聞を思い出にとっておくかもしれないのに、ちょっとガッカリしたかも。

基本的に、お茶の間政治おたく、選挙ニュース好きの我が家でさえ、今回の総裁選は「ふーん」といった感じで眺めていました。今後、総選挙に流れていくようですが、このまま日本全体が「ふーん」という雰囲気で選挙を迎えてしまったら、自民党が勝っても、民主党が善戦しても、日本がいい方向へ進むとは思えません。もっと盛り上げなくちゃいけないと、私は思います。

比較してはいけないと思いますが、アメリカの大統領選を見ていると羨ましくなります。やはり直接、国のリーダーを選ぶという高揚感なのだと思いますが、必要以上に候補者の一挙手一投足に注目している。でも、そのくらいしてもいいんじゃないかな、と思えてくるのです。国の未来を託すということは、自分の未来を左右することを託すわけで、「誰がなっても同じなんじゃないですか?」なんて街頭インタビューで答える人がたくさん居るような国に、明るい未来がやってくるとは、どうしても思えないから。

マスコミだってガンガン利用すればいいと思う。日本の人はイイ意味でも悪い意味でも生真面目な国民性だと思うから、変にはしゃいだ姿や、妙にニコニコとお年寄りや子供達と触れ合う姿を無理に見せるのではなく、きちんと政治的に目指すことを教えて欲しい。そういう真面目な話題だと注目してもらえないと思っているのかもしれないけど、そこは『しゃべり』のプロなんだから(と私は思っている)、上手に注目させて思いを伝えるくらいの技を持っていてしかるべきなんじゃないかと思っています。

誰がなっても同じでしょ、と私達が思わないような、せめて投票に行くときは、心から「この人に当選して欲しい」ときちんと願えるような選挙にして欲しいと思います。

流行

2008-09-22 20:56:22 | その他
TOKYO GIRL'S COLLECTION をテレビで見ました。次から次へとカワイイ女の子が、カワイイお洋服を着て歩いてくる、ものすごい盛り上がりのファッションショーです。このショーでは、リアルクローズと呼ばれる、普通の女の子がお店で購入して、明日から街で本当に着られる洋服をモデルさんがショーで見せてくれるということで、人気があるようです。

私は当然、ファッションにお金をかけて、流行を追いかけるタイプ……ではありませんので、このテレビも仕事の一環のつもりで見ていました。若い女の子の洋服を撮影する機会も多く、時には「あのー、コレはどのように使うのでしょうか?」とカワイイ小物を手に困ってしまうことも。そんな失態を犯さないためにも、流行をある程度見たり、読んだりすることも勉強だと思う今日この頃なのです。

先日のモデル撮影の時、とても可愛らしい秋色ワンピースを撮影したので、「うわー、かわいい」と褒めたところ、クライアントさんが、「じゃあ、あげる」とそのワンピースをプレゼントしてくださいました。今ハヤリの膝丈くらいのチュニック風で、「この場合は、ボトムはジーンズじゃなくて、レギンスでね」と指導され、素直に、その準備を整えて、先日のコンサートに意気揚々と着て行きました。

ところが、TOKYO GIRL'S COLLECTION を見ていると、そのワンピースの柄が、まさに今年の流行の最先端であった様子(スイスとかを思い浮かべるようなカラフルなリボンみたいな。チーズのパッケージの絵とかで、牛の首に下がっている鐘についているリボンみたいな。分かるかなぁ)。あまりにも流行っぽいと、かえって恥ずかしくて着られないんだよなぁ。うーん。


理想の夫婦

2008-09-19 10:34:22 | その他
取引先のスタッフの方に、
「自分の理想の夫婦ランキング1位です」
と言われました。いつも一緒に働いているし、人前では喧嘩をしないので、そんな風に言っていただけたのかな、と何だかくすぐったい気持ちでした。

私も最近、『理想の夫婦ランキング』上位に食い込むご夫妻を見つけました。パラリンピック円盤投げの大井利江選手ご夫妻です。60歳・元漁師の大井選手は仕事中の事故で首から下の自由を失い、握力も無い手で、指に円盤を引っ掛け、遠くへ投げます。海の男らしい無口な彼が、メダル取得後に奥様への感謝を口にする様は胸が熱くなりました。

奥様も、子供のころの怪我が原因で足に障害があるとのこと。自分もハンディを持っているのに、働き盛りでいきなりご主人が障害を持つようになり、彼の希望のために、足を引きずりながら重い円盤を拾い続けて練習を支えたという奥様は、私には、とても眩しく写りました。少しでも仕事で厳しい想いをすると、二代目のためにこの仕事をしているんだ、なんで私が、と時折心の中で彼を責めていた昔の自分が恥ずかしくて堪らなくなりました。

パラリンピックの総集編を見ながら、様々な選手の裏に隠されている深いドラマに心をうたれ、その活躍に目を見張りつつ、隣で真っ赤な目をして、息苦しそうにカレーライスを食べている二代目(泣きながら食べるのって、本当に大変なんですよ)を見て、「私達もいつか本当のいい夫婦になっていけそうかなー」なんて思ったりしてしまうのでした。

パラリンピック、本当に素晴らしい大会でした。期間中、感動スイッチが入りっぱなしでした。
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楽しい裏切り

2008-09-18 10:11:43 | その他
“ピーポー、ピーポー”
「お、意外に近いぞ」と思って耳を澄ますと、
“ピッポ、ピピッポ、ピーポー、ピッ”
「へ!?」
隣のそろばん教室に通ってきている小学生がリコーダーで吹いていました。うまいんだ、これが意外と。


スポーツカータイプの車が駐車場に入ってきました。サラサラロングヘアーに革ジャンの女性が颯爽と降りてきました。「うわ、カッコイイ」と思って、よくよく見たら、いつもお世話になっている中学校の先生でした。エンジン音も高らかにお帰りになる後姿を見送りながら、そのON/OFF切替の鮮やかさに絶句。


ブログを書いている時にアイディアにつまりポケーっと外を眺めていたら、90度に腰の曲がったおばあさんが横切っていきました。駐車場の真ん中辺りまで達したとき、前方に何か(多分、知り合い)を見つけたらしいおばあさんは、突然ダッシュ!腰の角度は保ったまま、トテテテテと視界から消えていきました。


こういう小さな裏切り、大好き。
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創る人たち

2008-09-17 11:49:03 | その他
親しくしているデザイナーの方は、「こーんな感じで」なんていう超曖昧なオーダーをしただけで、欲しかったデザインをいきなり2つも出してくださいました。選ぶことに難航中ですが、近日、マツモト写真のオシャレな商品券を発売予定です。

お店を新築したときも、建築家の方に、「こーんな感じ」とお話しただけで、「おぉぉぉ!」と驚くほど、私達の欲していた家の顔を描いてきてくださいました。その1発目の画から、殆ど修正することなく、現在のマツモト写真になっています(その画を実際の建築資材で造っていくのは、大変なことなのでしょうねー)。

当然、二代目もそういった人々の一員。彼は撮影前にじーっと考えて、突然動き出し、色々な機材をいじりまくって、突然とっても美しい光を作り出します。その光は、ある時は何十万円もする指輪を、ある時は涎が出るほど美味しそうな食べ物を、ある時は笑顔の輝く女性を、一番美しく残すために、イイ働きをします。

vox humana というグループのコンサートに行きました。現代を生きる作曲家の方々が「これでもか!」という剛速球で投げた新曲を、カッキーーーンと場外へ歌い返す舞台でした。一瞬も気が抜けない音(声)の世界はすさまじく、私は段々前のめりになり、終演後には歌ってないのに、グッタリ疲れて、達成感がありました(聴いていただけですが)。

こういった人々を前に、昔の私は「すごいなー。私は才能ないから残念ですが。」と思い込んでいましたが、最近は些細なジェラシーさえ感じ、「私だって」と希望みたいなモノが頭に浮かんだりします。上質な創り手さん達に囲まれて、私にも少し「創り手」の空気が染み込んできたのかも!おばあさんになる頃には、私も『無から何かを創る人』になっているのかも!!

歌とコトバ

2008-09-16 14:04:16 | その他
二代目「多分、君の見たかった映画、借りてきたよ。」
わたし「多分…?!」
二代目「ツタヤの映画BOOKでそのページが折ってあった(得意顔)。」
わたし「(全く記憶にない)」

で、観た結果、もう一度最初から観て、更にお気に入りのシーンを何回も観て、更にサウンドトラックまで買いました。登場人物のドラマも丁寧に描いていますが、私には、その音楽が残りました。『歓びを歌にのせて』という映画です。ある天才指揮者が病気に侵されて音楽を捨てた後、故郷で巡り合った素人合唱団と共に、音楽の楽しさを再認識していくという感じです(一言では難しい。興味があったら観て下さい)。

サウンドトラックを買うに至った理由の2曲。声と旋律、無理のない前向きの歌詞、その全てが本当に美しい1曲と、もう1曲は最後の舞台に向かう途中で倒れ、今まさに命を失いそうな指揮者の耳に届いてくる声の集合体。歌詞は全くなく、一人づつ音を発しているだけの声が重なっていくその場面は、静かに、確かに、心を打ちました。

以前は、旋律と同時に歌詞が運んでくる世界を味わうことが好きでした。ところが、最近色々な音楽に触れる機会に恵まれるようになって、音楽の旋律、歌詞、声色、歌い手さんのオーラや息遣い……音楽には本当に深い世界があるのだなーと、感じるようになりました。そうなってくると、世の中は聴いてみたい音楽で溢れている!今では、コンサート情報を目にすると、何でもかんでも行きたくなってしまい、お財布とスケジュール帳とにらめっこする日々です。
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