









夜中の11時に録画で千秋楽を見終えました。昨日までは毎日飛んだり叫んだり大騒ぎしたけど、豪栄道の優勝は決まってたし、今日は静かに観られてご近所迷惑にもならずに済んだと思います♪ 豪栄道関、優勝ほんとーにおめでとうございます!
どうやらすっごい怪我をしてるらしいと解説などで聞いても、サポーター類を付けたり、支度部屋のインタビューで「痛い箇所」について全くコメントしたりしないことで有名な豪栄道ですが、私はいつも、痛いならサポーターすればいいのに、もっと悪くしちゃったら元も子もないのに……と実は思っていました。だって、ファンっていうのは一場所だって長くお相撲さんの姿を見たいもの。身体を大事にしてほしいって思いはとても強いのです。
でも、昨日の優勝インタビューでポロポロ涙をこぼす豪栄道を見てたら、自然と伝わってきました。所詮、土俵上を見てるだけの私たちには分かりっこない、確固たるもの。それを頑固に守り抜いて、手に入れた優勝なんだなーって。彼の信念の強さがいきなりここで実を結んだんだなーって。
今場所は白鵬がお休みでガッカリしてスタートしましたが、とても面白い15日間でした。隠岐の海の前半の大活躍もしびれたし、高安や遠藤の来場所以降への期待も高まったし、舛ノ山や安美錦の活躍も嬉しかったし、ご贔屓の琴ちゃん(琴奨菊)♡も無事カド番脱出したし!いつも思うこと。他のスポーツだと応援してるチーム(や選手)が敗けると悔しいってなっちゃうけど、お相撲って(私の場合、ですけど)、結局みんな好きだから、誰が勝っても楽しいし、嬉しい。勿論、今回のような事態になってくると、なんとか豪栄道に初優勝して欲しい!ってなったり、まぁ、基本的に琴ちゃんにはいつも勝って欲しい!とは思っちゃうけど、それでも、やっぱりみんな好き。だから好きなのかもしれないなー、私は、お相撲が。
ただ、唯一心配なのがキセノン(稀勢の里)。多分、今場所で綱取りはふりだしに戻ってしまったんだと思うけど、この際だから、きっぱり諦めて、再スタート切って欲しいなと思います。期待し過ぎて、やいのやいの言った我々ファンも行き過ぎだったのかも。とにかくキセノンも、もう「優勝してみたーーーい。俺だって、賜杯抱いたり、インタビューで答えたりしてみてーー!」って素直な気持ちで土俵に上がって欲しいな。期待に応えようといっぱい頑張ったんだから、来場所は自分だけのために頑張っちゃえ!そんな想いを遠く九州まで飛ばそうと思います。
でも、まぁ、地元だし……。琴ちゃん、がんばってね、九州場所♡
九重親方が亡くなったことを、お相撲ファンの友だちからのメッセージで知りました。かねてから闘病中で休場したりされていたので、大丈夫なのかなぁ……と心配していましたが、多くの相撲ファンおよび相撲には特に普段興味を持っていない方でさえ受けたであろうショックと同じように悲しい気持ちでいます。
私がお相撲ファンになったのは、ここ数年のことなので(って言っても、もう10年くらいになるのかも)、千代の富士全盛期は、特にお相撲に興味はありませんでした。それでも、北島三郎がキコリの曲で有名なことや、ピンクレディーが「UFO!」と頭の上から手を出して踊ることを知っているように、千代の富士がめっちゃカッコいい横綱であったことくらいは知っていました。そういう「一部の人に人気がある」レベルをはるかに超えている存在としては、お相撲界でナンバー1な気がしていました。
お相撲のテレビ中継では、毎日アナウンサーの横に親方の解説者が座っています(どうでもいいことですが、私のお気に入りは北の富士勝昭さんです)。お茶目な親方も多く、大抵どんどん身近に感じてくるものですが、九重親方だけは違うなーと思っていました。いつもとても真面目、誰にも肩入れしないフェアな意見、冷静で反論を許さないガチガチの正論、正義感にあふれる取り組みへの考え方……ある意味、面白味の欠ける解説でした。でも、その中に親方の相撲にかけるすごく重い気持ちがガツガツ伝わってきて、なんていうんだろう?「お。今日は九重親方の解説かぁ。真面目に拝聴しなくっちゃ。」って感じでした。そういう意味で、そんな簡単に近づいてはいけない、雲の上の存在である「大横綱感」がめちゃくちゃカッコよかったです。
1日明けて色々なお相撲さんのコメントを読んだりするとつらいなー。私の大好きな皆さんが悲しんでいるなぁと思うと、つらいなぁ。
昔、ラジオ『スクールオブロック!』に、ジャパニーズポップスの愛好者として(笑)ゲスト出演されていたのを聴いて以来、ツイッターでフォローしていた大西熊本市長。
今朝掲載されていたこの写真、当たり前かもしれないけど愛が溢れ出ていて、すごくいいなと思いました。地元の方々は誇りのお城があんなに壊れてしまって心から悲しんでいらっしゃると思うけど、TVの画像で見ているだけでも、お城が必死でこの姿を留めた根性を感じます。熊本のみんなのために、絶対これ以上壊れてたまるかっていう意思を感じます。
新婚旅行で訪れた熊本城。きっといつかまた美しいお城の姿を見に行くぞ。
がんばれ、お城。がんばれ、大西市長。遠く栃木からいつもエールを送っています!