若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

一人の空間 つづき

2010-04-16 01:44:48 | 日々雑多
OL1年生の夏。銀行同期のNちゃんと北海道に旅行しました。友人同士で行く中では最大級の旅行で、知恵熱常習犯の私がよく熱を出さなかったな、という位、楽しみにしていました。

ところが。日程途中に層雲峡の紅葉を楽しむべく予約したホテルで、Nちゃんがダウン。その前日に阿寒湖に落ちた(文字通り落ちたんです、太ももまでしっかり湖に浸りましたから)私ではなく、そんな私を笑っていた(ヒドイ……)彼女が熱を出したのです。

ホテルの方に薬などを用意してもらい、何とか落ち着いた彼女には病人食が用意されましたが、私は予定通りレストランに行かなくてはいけないということに。しかも!その日に限って、フランス料理のフルコースが予定されていました(今思うと、結構奮発したホテルだったのかな)。

一人ぼっちで進むフルコースというのは、本当にぎこちないもの。窓の外を大きな川が流れていたので、その流れを一心に見つめながら食事をしました。ホテルの皆さんは私の事情をご存知なので、代わる代わる「お困りのことはありませんか?」と話しかけて下さいましたが、そんな様子を見ている周囲のお客さんに『ホテルの人が随分気を遣っているようだけど、大丈夫なのかしら?』、『一点を見つめて食べているけど、何か悩んでるのかしら?』と心配されている気がして(勝手な思い込み)、デザートまで針のむしろのような気持ちでした(これまた勝手にそのむしろに座っただけですが)。

多分それ以来、一人旅はOKだけど、一人食がどうも苦手……という今の性格になったような気がします。

Nちゃん!いつか時間が出来たら、二人で層雲峡リベンジしようかー!