若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

ブックカバーチャレンジ Day 7 =the last day=

2020-08-16 16:30:09 | 映画と本
映画や曲は1番を決められないけど、「1番好きな本は?」と尋ねられたらコレ!と即答できます。多分もう数十回読み直したと思うし、今でも「読もうかな」と時々手に取ってしまう本。

毎回同じところで泣き、同じところで温かい気持ちになるだけなんだけど、凹んでリハビリが必要だぞ……と思うと自分で処方する一冊なのです。便利です、そういう本あると!

残念ながらもう絶版になってしまっています。内海さんの別の作品も一応みんな読んでいますが、やっぱりこの作品を超えることは(私の中では今のところ)ありません。映像化されたこともあったようですが、機会があっても絶対に観ないと思います。私の中にあまりにも各々の「像」が出来上がり過ぎてしまっていて(笑)。

ただ、何がそんなに自分に刺さったのか不思議なくらい、普通な人々の普通の日々を描いた、とても静かな物語です。でも良かった。この本に出会えて。



ブックカバーチャレンジ Day 6

2020-08-16 07:20:57 | 映画と本
夏休みが終了したら、早速書きそびれて連続チャレンジ途切れてしまった……ちょうどお盆で終了予定だったので今日2日分書いてしまいましょう!

この企画を頂いた時、2番目に頭に浮かんだ本がコレ。だけど内容は全く覚えていませんでした(笑)。で、慌てて読み直し。

お掃除が嫌いだったり、結婚をこばんだり、へそ曲がりのリスの反抗冒険物語。でも最後は家族の愛情に包まれてめでたし、めでたし。「なんでこの本がそんなに幼稚園児の私に刺さったのか!?」って感想でした(笑)。

あまりにも幼稚園文庫から私が借りてしまうので、親が買ってくれたという本。普通は絵本の時代に、この本は挿絵以外ほとんど文字。読み聞かせをする親は、大変だっただろうなぁ……感謝!


ブックカバーチャレンジ Day 5

2020-08-14 09:42:45 | 映画と本
反則します!!(笑)

どうしても絞りきれず、Day5として3冊載せてしまいます。完全に「2020年夏 私ふりかえり作業」と化したこの作業、暗礁に乗り上げ反則技です。

そして、Day 6 と Day 7 には一瞬の迷いもなく、まず頭に浮かんだ2冊をご紹介してフィニッシュしようと思います!

正直、遠藤周作さんならどの本でもよかったんだけど、ここ数年マリー・アントワネットに興味を持ってTVや読み物に手をだしているので、コレにしました。

多分最初は両親の影響で読み始めたんだろうと思いますが、「沈黙」や「海と毒薬」のような作品に若い頃ショックを受け、具体的に何を悩んだという訳でもなく心に重いものを抱えたような気持になったこと。そういう「やみくもに暗い気持ち」も必要な通り道だったんだろうな、とぼんやり思う50歳の自分です。

勿論、狐狸庵先生のコミカルな本も好きだし、この本や山田長政について書いた歴史ものなんかも大好きです。


カズオ・イシグロさんも30代だったかなぁ?一時期どハマりした作家さんで、どれにするか迷ったけど「一番好き」といったらコレか、と選びました。有名な『わたしを離さないで』も夢中で読んだけど。

自分の中では珍しく「原作も映画も両方だいすき」な作品です。だから大切なのかな。

因みにここ数年で、「映画が素晴らしかったので原作に手を出したらガッカリしてしまった」のは(そんな情報いらんか)、『マリーゴールドホテルへようこそ』と『IKEAのタンスに閉じ込められたサドゥーの奇想天外な旅』です。翻訳本の難しさかもしれない。

カズオ・イシグロさんも、原語で読んだら感想が変わるかな。『退職したら挑戦することリスト』に加えよう!

正直、20代に読んだきり全く近づいていない落合信彦作品なので、今回入れるのに一番迷ったんですがー。

私は20歳のとき10か月アメリカのワシントンD.C.に留学させてもらったのですが、多分その帰国後に読みふけったのだと思います。ボブ・グリーンも同じ時期に読んでいたかと。大尊敬していた教授がケネディ暗殺の謎に一生をかけて挑んでいらっしゃったことにも強く影響を受けていたのかもしれません。

今ではアメリカの政治も歴史も、私にとっては外国のひとつ、になってしまいましたが、この頃落合さんを読みふけった経験は「自分の暮らす国の政治や経済に無関心ではいけない」という姿勢を自分に植え付けてくれた、と感謝をしています。

理解が足りなくても、間違っていたとしても、必ずいま自分の国で起きていることを、知ろうと努力をして自分の意見をきちんと持つこと。その信念みたいなものを与えてくれた時期だと思い、代表作として1冊載せました。

(けど、内容ぜんぜん覚えてなーーーい(笑))。




ブックカバーチャレンジ Day4

2020-08-13 08:43:57 | 映画と本
ブックカバーチャレンジ Day4

中学生の頃、「小説なんて嘘じゃん。読む意味ある?」と思っていました(どんなコドモ)。読書感想文用にと父の本棚から池波正太郎のグルメエッセイ『日曜日の万年筆』を選んで書いていたら、先生に「いい本だけどね。何か他のに替えないかい?」と言われたのを記憶してます。そりゃ、そうか(笑)。

ところが、大学生以降、今度は基本的に小説ばかり読むようになりました。好きな作家ほど、その人本体を知りたくなくなり、エッセイを避けるようになって。なんでだろうね?

ただ、この人に関しては圧倒的に「その人本体」に興味があるので、エッセイを主に読みました。『父の詫び状』が有名だし私も好きだけど、このタイトルが何とも彼女を表してる気がしてお気に入りです。まだまだ楽しいお話を残してくれると思っていたのに、最期はとても残念でした。「私らしいわね」と天国で仰っているようにも思いますが。

※「荒城の月」の歌詞にある『めぐる盃~』を『眠る盃~』と勘違いしていらしたそうです(笑)。


ブックカバーチャレンジ Day3

2020-08-12 08:40:07 | 映画と本
隠れ歴女(戦国時代)です。

宮本輝さんと同じく、永井路子さんもほぼ全読したかなと思います。ただ永井さんに関しては、「この1冊」を選ぶのに迷いがありませんでした。大好きな女性、お市の方(信長の妹で淀君のお母さん)に出会った作品だし、この1冊を読まなければ今でも歴史なんて「高校生のとき、日本史とってたなぁ……」程度の存在だったと思うので。その頃勤めていた銀行の小さな本屋さんコーナーでこの本に出会ったお昼休みを今でも覚えてるくらいに、大切な本なんです。

男女の区別なく、強い人もいれば弱い人もいる。でも、女性特有の「しなやかな強さ」というものがあると信じています。剣を振りかざし自分自身を貫くだけではなく、カメレオンみたいに自分を変え続け、主張がないようでいて、実は振り返ると一番大切なキーマンはあの人だったんだ……とみんなが気付く。そんな女性たちの姿を永井作品で知りました。20代の頃永井作品にハマったことは多分、今の自分にとって無駄じゃあなかったなぁーと思っています。

全然、理想の女性像には届いていないけど、でも今日も明日も来年も、「しなやかに強く」、写真館の若女将として生きていこうと決心しているのです。


ブックカバーチャレンジ Day2

2020-08-11 08:07:55 | 映画と本
普段、作家縛りで本を選ぶので「宮本輝」さんで何か1作品と思ったのに選びきれなくて最後まで迷った内の1つ。『オレンジの壺』と一騎打ちになったけど、宮本作品との出会いだった方にしました。

この本が大好きで、「映画化されてるんだ」と知り、レンタルビデオで借りて観たことを深く後悔しました。それ以来、すごく好きな本の映像化を観ることにとても臆病です(笑)。

宮本作品はメッセージとかテーマというよりも、文章が好き。これまた最後まで迷って最終的にランクイン圏外になった「原田マハ」さんと同じ理由で、句読点の打ち具合とか、冒頭の一文の入り方とか、会話文の割合とかがすごく好きで、読書相性みたいなものがいいのかなぁ、と思います。どんな作品でも「出たらとりあえず読みたい」作家さんです。



ブックカバーチャレンジ Day 1

2020-08-10 22:54:42 | 映画と本
コロナで緊急事態宣言が出されていたころ、SNSで流行していたブックカバーチャレンジ。元同僚がまわしてくれたのに、ずっと放置してしまいました。

というか、悩んで(迷って)ました。今まで読んだ本の中から7冊を選ぶのってかなり難しくて。「すごく大切」って記憶だけ残ってるけど、内容忘れちゃってる本とかあって、1冊ずつ読み返したりしてたら2か月経ってしまって。

でもせっかく迷ったので、今更始めることにします。かなり流行遅れになりましたが。

ということで、最初の1冊。 

足利とも無縁ではない内容で、偶然出会った1冊ですが、私にとっては大切な、ひとつのライフワークを与えてくれた本です。

毎年8月には何か1つ。映画でも本でも記念館でもいいから「戦争」に触れること。それを自分に課すきっかけをくれました。「戦争はいけない」ことは勿論知っているし、そう思ってない人なんて、そうはいない。でも、ちゃんと知って、ちゃんと忘れない努力をしないと、絵空事になっていってしまう。自分が生まれたほんの数十年前に、こんなにも恐ろしいことがあったという事実を、ものすごい数の犠牲者の方々すべてに、いま自分が生きているような大切な日々があったんだということを、ちゃんと意識して生きていきたいと思うのです。