若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな毎日』になっていました。

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さくら幸せ

2008-03-31 17:12:14 | その他
最近、ウチの店の前を通る車がみな、ゆっくり走ります。なぜなら皆さん車内お花見しているのですね。仕事中の方も、おばさま方も、ご家族連れも。アマチュアカメラマンも沢山来ています。ウチのプロカメラマンも、今日の青空にはじっとしていられなかったらしく、「あー、仕事しなきゃいかんのに!」とつぶやきつつ、桜に突進していきました。


かなり足が不自由そうなおじいさんが歩いてきました。あの速度ではそれほど遠くから来たわけではないのでしょう。ふいにウチの前でストップ。桜を見上げて数分間、じーっと眺めていました。

『そうか、このおじいさんはお花見に来たのかぁ』
と思っていると、50歳くらいのおじさんが通りかかりました。どうやら、顔見知りだったらしく、にこやかにご挨拶。その後カメラを取り出して、おじいさんを撮ってあげていました。おじいさんは、ニッコリ笑ってパチリ。おじさんは、『あとで家に届けるからねー』と手を振って去っていきました。

あぁ、なんと平和で幸せな光景なんだろう……

そんな光景を私は階段の途中で、随分長いこと眺めていたのでした。

桜って幸せ。日本人は桜が大好きだもんね。

時間外

2008-03-30 21:34:25 | その他
仕事柄、『リハーサル前』や『リハーサル中』の音楽ホールにお邪魔することが多いです。

リハーサル前、私はカメラマンのために舞台に立ちます。ダミーといえばいいのかな。「ピアノを弾く人はこの辺りでーす。歌う人はこの辺りでーす。」みたいに。そんなとき、舞台の上は私一人ぼっち。誰もいない客席を見渡して、何だかスター気取りです。両手を広げて「あーーーー!!」と大きな声を出したくなります(アリアを歌っている雰囲気ですよ、悲鳴じゃありませんよ)。

リハーサル中、特に仕事がなければ、2階席の人がいない席へ行ってみます。もうすぐ本番を迎える人たちの最後の一生懸命を、客席で独り占めすることができるからです。本番を迎える前の緊張感や、本番が待ちきれない!という舞台の人々の高揚感を感じて、なかなかいいものです。

そして、本番が終了。

カメラマンは、重い機材を片付けて、コード類をまとめ、大抵最後にホールを出ます。パンフレットが置いたままの客席や、花束が無造作に舞台の上に置かれている様や、気の早いことに片付けが始まって裸にされてしまった舞台など、祭りのあとを見ているようで、それもなかなかイイものです。

本番以外の音楽ホールって、下校時刻をとっくに過ぎた学校の廊下や、超ウルトラ残業したときの会社のロビーなどに、雰囲気が似ています。そういうの、好きだったんですよね、昔から。

オレ!ブラボー!

2008-03-29 22:17:24 | その他
第一回目のフラメンコレッスンを受けました。レッスンから5時間ほど経ちましたが、私のカラダが悲鳴を上げ始めています。『筋肉痛がスグくるのは若い』とよく言いますが、ここまで体が痛くなるのはどうなんでしょう(普段の鍛え方が足りなさ過ぎるのでしょう)。

そして、レッスン後、ダンサーチームの結団式の意味もこめて、フラメンコショーを見に行きました。スペイン料理(主にパエリア)を味わいながら、なんとも贅沢な時間を味わってきました。

ほんの数メートル先に『スペイン』が繰り広げられました。海外旅行に来てしまったような、そんな気持ち、まさにコレが『トリップ』状態と言っていいのかも。

歌い手さん、ギタリストさん、踊り手さんで創り上げる即興アートの世界。お腹が震えました。楽譜があろうとなかろうと、スペインだろうとフランスだろうと、即興だろうと練習しまくりだろうと、時には上手だろうと下手だろうと(程度にもよる)、音楽はやっぱり素晴らしい。いつも、どんなときも、私にどわーーっと力をくれます。

明日は、とっても行きたかったコンサートに仕事で行かれなくて、顔で笑って心で泣いていました。でも!またいつか行かれるさっ、とやっと心から思えました。いつも音楽は私を助けてくれるなぁ。

6月の舞台では、あんな風に……は、踊れないよな、そりゃ。
でも、頑張りま~す!

おはよーございまーす

2008-03-28 16:35:39 | その他
学校、ショッピングセンター、ホテル、音楽会、パーティ会場……、写真が必要とあれば、どこへでも飛んで行きます。

最初のうちは、カメラを持って入っていくことが、何となく恥ずかしいような気がして、「どんな風に見られているんだろう?」と色々なことを心配していました。その結果、私の態度はどこかオドオドしていたみたい(今思えば)。

ある時、ホテルの方にそんなことを指摘されてしまいました。「もっと堂々とした方が目立たないんだよ」と。

その時から、私はすっかり吹っ切れて、時にはズンズンと図々しく、時にはスルリと紛れ込むように、その場に入っていくことが出来るようになりました。

また、最近心がけているのは、大きな声で挨拶をすること。小学生の標語みたいですが、「撮影なんて仕事の邪魔だと思われているかも」と要らぬ心配をするよりも、誰とでも仲良くなってやる根性で、声をかけるように努力しています。それでもなかなか恥ずかしくて、「おっはよー…ございますぅ…」になってしまうことも多々あり、なかなか理想どおりには行かないものですが。

もともと昔から、美しさや色っぽさを武器に「うっふん」と世の中を渡ってきた訳ではありませんので、この際自分の原点に戻って、愛嬌と明るさで、度胸の無さを補っていきたいと思ってます。やっかいな『オドオド虫』が出てきたら、大きな声で「おっはよーございまーす!」です。


さくらさくら

2008-03-27 13:16:53 | その他
春でございます。

ウチの前は桜並木なので、平日でもポツポツと見物の人々が訪れています。満開になるとそれは見事です。

その桜並木は、大日様(ばんな寺)のお堀に沿って並んでいるのですが、かなり大木になってきた為か、みんな枝が下がり気味になってきています。特に南面の枝だけがぐぐっと下がっているので、まるで皆が並んで「おひかえなすって」と言っているみたい。そしてその「おひかえなすって」の先から順番に花が開き始めるのです。暖かい日だと、お店に降りて来る度に、どんどん咲いていくのが分かります(ウチの作業所は2階)。

また、少し前からウグイスもやってきています。最初の内は、「ケキョッ、ケッキョッ」としか鳴けないのに、最近では随分上手に「ホケキョッ」と言うようになってきました。満開の頃には、「ホーーホケキョッ」と溜めが効いた鳴き方をマスターすることでしょう。

どのウグイスも、毎年上手に鳴けるのですよね、最後は。

私が参加している足利市民合唱団も、今はまだ「ケキョッ」な状態ですが、6月には「ホーーーー、ホケキョッ!」と朗々と歌え……ますように!
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遊びもマジメに 2

2008-03-26 12:21:12 | その他
昨日に引き続き、マジメに遊ぶ話。

銀行時代、山に登るサークルに属していました。最初は同期の女の子達とキャッキャと軽い気持ちで入ったのですが、意外に根性の入った諸先輩方に連れられ、富士山をはじめ、太ももまで雪に埋もれて歩いたり、雨風激しい中ゴールを目指したり、割と『マジメ』なサークル活動でした。

そんな苦しみを味わいながら、私がハマった理由は些細なことばかり。

やっとたどり着いた頂上で、上司の奥様お手製のおにぎりが、この世のものとは思えないくらいに美味しかったこと。富士山の八合目で、高山病から復活したとき、たき火を囲みながら山小屋のおじさんにご馳走になったブランデー入りの紅茶は、大人の味がして、妙に感動してしまったこと。雨風の後に突然目の前に真ん丸の虹が現れて度肝を抜かれたこと……

昨日、春うららの気候を少し恨めしく思いながら、室内にこもって撮影していたのですが(撮影現場というのは、ライト以外真っ暗なので、外の天気が全く分からなくなります)、撮影商品の中に登山靴があり、上記のようなことを、ウツラウツラと考えていました。

また山に登りたいなぁ。
腹筋20回がしんどい私に、山に登る体力があるかなぁ。

遊びもマジメに

2008-03-25 01:37:51 | その他
友人Aが石垣島・西表島へ旅立っていきました(すぐ帰ってくるけど)。羨ましいっっっ!私たちがその辺りへ旅行したのは2000年のこと、もう8年も前かー。

カヤックに乗ったり、自然探索したり、シュノーケリングを体験したり、それはそれは新経験の詰まった最高の旅だったのですが、特に思い出に残っているのは、カヤックでの川くだり。全く初体験なのに、大きな船で山の中まで連れて行かれ、ぽいっと一人づつカヤックに乗せられて、「さぁ、レッツゴー!」なんて、ガイドのお姉さん、そんな簡単に……と必死でついていきました(が、結構出来ちゃうもんなのです)。

ゴール間近の河口付近は、私にとって戦いだったなー。波がたち、流れが速く、川幅が広くなり、二代目とガイドさんの背中はどんどん小さくなっていき、「怖いよー、不安だよー」と半べそになって必死で漕いだ記憶があります。『コレは遊びなのか!?』と自分に問いかけながら!

遊びが苦しみを伴うことはよくありますよね。どんなスポーツでも練習は厳しいものだと思いますし。山登りを趣味にしていた時期がありますが、そのときもよく「ナゼ貴重な週末に私はこんなに苦しい思いをしているのか!?」と自分に問いかけながら歩いたものです。

そんな『遊びだけど苦しい』原体験は、子どもの頃にも。吹雪で指は凍え、目の前の急斜面は泣きそうなほど怖い。でも、上手になりたい(ような気がする)。勇気をもって滑り出すと、彼方から父の声が……「右足に加重だぞぉぉぉぉ」。リフトの上からでも熱血指導をする父なのでした。お陰で(?)今では数年に1回しかゲレンデに行かない不真面目スキーヤーですが、何とか楽しむことが出来る程度の技術が身につきました。

遊びもマジメに取り組む!日本人はそうでなくっちゃ。友人Aも明日は必死でオールを漕ぐことでしょう!
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応援

2008-03-24 10:15:45 | その他
小さい頃、『私がテレビを見ていると巨人が負ける』と信じていた時期がありました(強烈な巨人ファンでした)。特に、大のご贔屓だった松本匡史選手(青い稲妻)は、私が見ていてはヒットを打てないのではないか、エラーをしてしまうのではないか、といつも心配していました。

モチロン、今はそんな因果関係を笑い飛ばすことができますが、「あー、私が見てるときに限って……」と思うとき、ありませんか?

荒れ模様だった今場所、琴光喜VS朝青龍の取組。大好きなんだけど、何となく頼りない琴光喜関。「あー、私が見てると負けちゃうかな」と思いながら、「いや、私の気を送るぞー」と必死で、ガンバレを念じていたら、見事勝利!「感動した!!(小泉総理大臣風)」

調子付いた私は、『よーし、今度も気を送るぞぉ』と張り切って、フィギュアスケートの世界選手権をテレビ観戦。「ガンバレ、ガンバレ……」と悲痛な気を送っていたら、高橋大輔君がいっぱいコケてしまいました。うーん、私の気ヂカラも大したことはなかったか。

この週末は沢山スポーツした「気」になって、何だか疲れました。暖かくなってきたし、何か自分でもスポーツしようかな(相撲とフィギュアスケートはちょっと無理か……)。

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根っこが大事

2008-03-23 11:09:25 | その他
社会人になってから、ずっと何らかの「補助」業をしている気がします。銀行時代は、その仕事に遣り甲斐などを求めて、もがき苦しんだ時期もありました。「仕事とは…」なんて論じちゃったりしてね。でも、あの頃、無知で経験が浅いながらもそんなことを青臭く、マジメに考えたことは今でも無駄ではないと思っています(って昔の上司も読んでるんだよな、このブログ……)。

富士フィルムの工場でアルバイトをしていた頃のことです。銀行を辞めて「専業主婦になります!」宣言をしたにも関わらず、たった10ヶ月でギブアップ。リハビリ代わりに、と始めたアルバイトでした。

社員食堂で、二代目の仕事の話になり、カメラマンだということを話すと、会社柄「おぉ!」と良反応。「かっこいいねー」と口々に褒められ、ちょっとイイ気分になっていました。すると、社員さんの一人が「でも、松本さん自身がスゴイ訳じゃないよね。」と痛烈に一言。その場はちょっぴりシーンとなり、もともとキツイ発言の多い人だったので、「あはは、そーだよねー」と笑ってごまかしましたが、結構グサっときたのを覚えています。

そのときから、ずっと考え続けていました。外資系に就職してからも、インターネットの会社に就職してからも、写真館の若女将になってからも。

でも、最近思うのです。補助業という一つの技術を身につけるのも、大切な仕事なのかな、と。樹木が大きな枝やキレイな葉っぱをつけるために、よいしょよいしょと頑張る根っこは、実はすっごい大切な存在なんだよなー、と。しかも!奇跡的なコトに、私はその仕事に遣り甲斐を感じることが出来る人間らしいのです。

もっと早くにこのことに気付いていたら、私が目指していた「スーパー事務員」になれたのにな、と思いますが、まぁ今からでも遅くはないでしょう。力仕事だとヘタレだけど、「あの写真館は女将がキーマンだよね」と言われるように、頑張ることにします(大きく出たな)。
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屋久杉の夫婦箸

2008-03-22 11:58:35 | その他
ダイニングテーブルを新調したので、久しぶりにお気に入りの箸置きを出してきました。それは、屋久杉の箸置きです。

私たちの新婚旅行は屋久島だったのですが(⇒『世界遺産』)、その際に自分たちへのお土産として購入してきたモノです。

とはいえ、普通に「思い出に…」と買った訳ではありませんでした。

屋久島の夜は早く、8時には真っ暗。モチロン、太陽が沈んだせいでもありますが、街が寝てしまうのです。ガソリンスタンドもホテルの近くのスーパーマーケットも、子どもが家に帰る時間には閉まってしまう。モチロン、コンビニなんてあるはずありません(今は知りません。私たちが行った頃はまだ世界遺産登録前です)。

屋久杉を見てきた私たちが帰ってきたのはもう暗くなってから。「新婚旅行だし~」とちょっと背伸びして泊まったホテルのレストランはとても高価で、前の晩の食事で懲りていました。そこで、閉店前に滑り込んだマーケットで、カップラーメンを買ってきました。9時間徒歩でカラダはくたくた、食欲もなく、軽く済ませて寝ちゃおうねーと、お湯を沸かして、しばしボー然。『…箸がない』。

銀行の上司に紹介してもらってスイートルームに宿泊している手前、「カップラーメン食べたいから、お箸貸して~」と言い出せませんでした。

ホテルのお土産コーナーに、携帯用フォークとか売ってるかも!と行ってみましたが、ありません。困っていたら、二代目が見つけました。『高級屋久杉夫婦箸(箸置きつき)』

なんとも、ゴージャスな気分でカップラーメンを頂きました。屋久杉のお箸と箸置きはその後何年もイイ香りが続き、今でも我が家で大活躍しているのであります。