若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

鏡よ、鏡

2008-06-11 23:07:14 | その他
カルメンの時、ダンスの先生が舞台メイクをしてくださいました。通りがかる仲間達がメイク中の私を覗き込んでは「おぉぉ」と、声を上げていきます。不安と期待とを抱いて、勇気を持って鏡を覗いてみたら……。そこには、自分至上最ハデな私がいました。不思議なもので、そんな普段の生活ではあり得ないメイクをしていただくと、一気に非日常へ飛ぶことができ、度胸もドーン、今までにない程の緊張で迎えた朝だったのに、本番は冷静に、練習したことを追っていくことができたのでした。

カルメン後の出張中。夜の宴会でちょっとお酒を飲んでみたりしました。一緒に行っていたお客さんにも「珍しいねー」と言われて、「えへへ~」なんて笑いながら、勝手に心の中で「カルメン、成功おめでとう~!」なんて乾杯したりして(全く舞台の余韻から帰ってこられない私)。そして、お客さんと別れ、ホテルに戻る前にコンビニに寄りました。「アイスクリーム買う~」と陳列棚に抱きつくと、二代目がとっても恥ずかしそうに「酔っ払いだなぁ」とつぶやいています。いや、そんなことないってと思って店内の鏡を覗くと、そこには顔が真っ赤、眼も真っ赤、どう見ても『ザ・酔っ払い』な女が写っていました。急に現実に戻って、そそくさとお店を後にしました。

そして、ホテルの部屋に戻り、部屋の鏡を見ようと思ったら、なんと、私の口までしか見えないではないですか。いくら男性中心に考えられたビジネスホテルだからって、この鏡、高過ぎ!