父は、自身のマイブームにのっとって、動物を飼い変えます。しばらくは熱帯魚でしたが、「お金がかかる」らしく、いつの間にか、めだかが巨大な水槽を悠々と泳いでいました。そして今回、――可愛いセキセインコ3羽がやって来ました。私が小学生の頃、我が家には巨大な鳥小屋があり、オカメインコ、ボタンインコ、カモなどを飼育したいました。その後父が猟を始めると、ポインターやセッターといった猟犬の時代が長く続き、紆余曲折を経てこのたびのセキセインコに。“器”に凝る父は、3羽のインコのために、新しい小屋を作り始めました。とまり木を配したりと、時間がかかるようで、ここからは釘を打ちつける音がよく聞こえます。それにしても、鳥たちの愛らしいこと。雨上がりの朝、その鳴き声に癒されています。