OBERON 日記

1999年1月25日。パソコン通信から始まった公開日記。
できれば、死ぬまで続けたい・・・(爆)。

まっさらな眼

2011-02-17 17:20:55 | Weblog

ちょっと前のことですが、CSで『太陽にほえろ』のキャストインタビューを放送していました。で、殿下役の小野寺昭さんが、他のキャストの皆さんはスター揃いで、強烈な個性をもった人たちばかりだけど、自分には何もないので、逆にそれを役の色にしようと思ったというようなことを仰っていました。なるほどねぇ~。

そういうキャスティングの妙とか、俳優さんたちの工夫って・・・大人になってからテレビドラマを見ているワタシには、けっこう重要なポイントなんですよね。そのドラマを面白くする為だけのキャスティングではなく、いろんな駆け引きの上に成り立っているんだろうなと思う配役とか・・・そういう組織vs組織で成立していくキャスティングの中で、配置された役者さん個人は、そのチャンスをどう活かそうとしているのかとか・・・そういうことも含めて、ドラマを見る醍醐味だったりするじゃないですか。

けどね・・・小野寺さんが、いろいろ悩みながら殿下という役を自分のものにしていっていらした『太陽にほえろ』の初期の頃、このドラマを毎週楽しみに見ていた小学生のワタシにとって、ショーケンさんや裕さんが、どれほどのスターなのかとか、そういうことって全くどうでもよいことだったですよねぇ~。

ショーケンさんはマカロニ刑事だし、裕さんはボスだし、小野寺さんは殿下だし・・・それ以上の何も望まなかったですよ、ええ。

そういう、すごく素直なドラマの楽しみ方、大人になったワタシには、もう出来ないのかな・・・まっ、その分、別の楽しみ方を得ているわけですから、それはそれで良かったとは思っていますが・・・フィクションの楽しみ方の本当って、そういう素直な目線の中にこそあるのかもね・・・なんて、ふと思ったのでありました。

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