過大評価だと思う。
先だってアメリカの株式市場にFaceBookが上場した。どえらい株価がついて騒ぎになっているが、私はいささか批判的にみている。
SNSとしての魅力を否定しているわけでないが、しょせんはコミュニケーションの一手段に過ぎない。そう遠くない将来に、SNSに替わるツールが出現して、とってかわられるに違いないと考えているからだ。
かつてのAOL(アメリカ・オン・ライン)がそうだった。インターネット・プロバイダーとしてアメリカを代表する企業であった。使いやすいツールであり、私なんぞその独特なメールシステムも含めて完全にはまってしまったぐらいだ。
だが、AOLの最大の魅力は会員同士のチャット機能にこそあった。インスタント・メッセージ(通称IM)こそがAOL最大の魅力であった。これを他のプロバイダーに真似されたことで、AOLは大きく価値を下げた。
その後、AOLは他の会社と合併をしたりしてみたが、いずれも失敗に終わり、必然的に株価は大きく値を下げた。
SNSの代表格であるFaceBookも、本質的には似たようなものだ。便利な道具ではあるが、やはりコミュニケーション手段の一形態に過ぎず、独占的でも先進的でもない。
私はやっていないので、断言するのことには躊躇いを感じるが、おそらくはツイッターの方がより先鋭的だと思う。やもするとFaceBookは株式を上場した時点がピークで、あとは下り坂をゆるやかに落ちていく可能性すら高いと思う。
これは検索ソフトとして最大手であったYAHOOにも言える。誰がGoogleに抜かれるなんて予想していただろうか。いくら便利でも道具は道具。その機能が便利な間だけもてはやされる。いずれは、もっと便利な道具が出てきて、その第一人者としての地位を追われる。それが市場経済というものだ。
もう一度確認するが、FaceBookにせよGoogleにせよ、その使いやすさ、便利さは確かだが、決して革新的なわけではない。コミュニケーション手段としての一形態に過ぎず、電話や無線の延長線上の技術に過ぎない。
つまり文明を大きく変えるだけの力はない。実のところ、現代文明は既に停滞期に入っている。産業革命以来、人類を大きく飛躍させてきた技術的発明は枯渇している。火力から始まった技術革新は、化学、電気、原子力と花開いたが、20世紀後半になると限界に達している。
バイオやコンピューター、ITに期待する人は多いと思うが、残念ながら文明を牽引するだけの力はない。私が学生の頃、これからは産業の米である半導体が主役だなんて新聞紙面に勇ましい記事が載っていたものだが、現状をみればそれが短い期間であったことが分かると思う。
つまるところ、便利な周辺技術に過ぎない。石油化学製品のように文明を一新させるような革新的な技術は、すでに半世紀近く見つかっていない。バイオにせよコンピューターにせよ、その基礎理論は20世紀前半に確立している。今あるのは、その発展上に過ぎない。
だからこそアメリカは、グローバリズムの名のもとに、かつての発展途上国の発展に賭けて投資を進めている。もはや国内は開発の余地はないと見きっているのだ。そのような悲観的な状況下で、新たに生まれ、巨大なシステムに育ったのがFaceBookだ。
しかし、その実態はインターネット上の便利なコミュニケーション・ツールに過ぎない。そんなFaceBook程度の会社の上場に、多額の資金が集まってしまうのだから、ネタ枯れしているからこその現象だと思っていい。
間違っても大事な虎の子資金を投じるようなことはしないほうが賢明でしょう。
先だってアメリカの株式市場にFaceBookが上場した。どえらい株価がついて騒ぎになっているが、私はいささか批判的にみている。
SNSとしての魅力を否定しているわけでないが、しょせんはコミュニケーションの一手段に過ぎない。そう遠くない将来に、SNSに替わるツールが出現して、とってかわられるに違いないと考えているからだ。
かつてのAOL(アメリカ・オン・ライン)がそうだった。インターネット・プロバイダーとしてアメリカを代表する企業であった。使いやすいツールであり、私なんぞその独特なメールシステムも含めて完全にはまってしまったぐらいだ。
だが、AOLの最大の魅力は会員同士のチャット機能にこそあった。インスタント・メッセージ(通称IM)こそがAOL最大の魅力であった。これを他のプロバイダーに真似されたことで、AOLは大きく価値を下げた。
その後、AOLは他の会社と合併をしたりしてみたが、いずれも失敗に終わり、必然的に株価は大きく値を下げた。
SNSの代表格であるFaceBookも、本質的には似たようなものだ。便利な道具ではあるが、やはりコミュニケーション手段の一形態に過ぎず、独占的でも先進的でもない。
私はやっていないので、断言するのことには躊躇いを感じるが、おそらくはツイッターの方がより先鋭的だと思う。やもするとFaceBookは株式を上場した時点がピークで、あとは下り坂をゆるやかに落ちていく可能性すら高いと思う。
これは検索ソフトとして最大手であったYAHOOにも言える。誰がGoogleに抜かれるなんて予想していただろうか。いくら便利でも道具は道具。その機能が便利な間だけもてはやされる。いずれは、もっと便利な道具が出てきて、その第一人者としての地位を追われる。それが市場経済というものだ。
もう一度確認するが、FaceBookにせよGoogleにせよ、その使いやすさ、便利さは確かだが、決して革新的なわけではない。コミュニケーション手段としての一形態に過ぎず、電話や無線の延長線上の技術に過ぎない。
つまり文明を大きく変えるだけの力はない。実のところ、現代文明は既に停滞期に入っている。産業革命以来、人類を大きく飛躍させてきた技術的発明は枯渇している。火力から始まった技術革新は、化学、電気、原子力と花開いたが、20世紀後半になると限界に達している。
バイオやコンピューター、ITに期待する人は多いと思うが、残念ながら文明を牽引するだけの力はない。私が学生の頃、これからは産業の米である半導体が主役だなんて新聞紙面に勇ましい記事が載っていたものだが、現状をみればそれが短い期間であったことが分かると思う。
つまるところ、便利な周辺技術に過ぎない。石油化学製品のように文明を一新させるような革新的な技術は、すでに半世紀近く見つかっていない。バイオにせよコンピューターにせよ、その基礎理論は20世紀前半に確立している。今あるのは、その発展上に過ぎない。
だからこそアメリカは、グローバリズムの名のもとに、かつての発展途上国の発展に賭けて投資を進めている。もはや国内は開発の余地はないと見きっているのだ。そのような悲観的な状況下で、新たに生まれ、巨大なシステムに育ったのがFaceBookだ。
しかし、その実態はインターネット上の便利なコミュニケーション・ツールに過ぎない。そんなFaceBook程度の会社の上場に、多額の資金が集まってしまうのだから、ネタ枯れしているからこその現象だと思っていい。
間違っても大事な虎の子資金を投じるようなことはしないほうが賢明でしょう。
>"フェイスブックが公開価格割れ 上場2日目で"
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> 21日のニューヨーク株式市場で、18日に上場した交流サイト(SNS)最大手の米フェイスブックの株式が前週末比4・20ドル安の34・03ドルで取引を終えた。上場2日目で公開価格(38ドル)を割り込んだ。
> 下落率は11%で、一時は14%近く値を下げた。上場初日につけた初値の42・05ドルも大きく下回った。
> フェイスブックはIT企業の資金調達で最大規模の株式公開(IPO)を果たし、個人投資家を中心に買い注文を集める一方、市場では「業績に比べて株価の先行きへの期待が過大」との見方も広がり、株価が伸び悩んでいる。
↓も落ち目です。
>"ミクシィ、身売り報道を否定"
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>"ミクシィ、身売りを検討・・・ゲーム課金出遅れや競争激化で成長鈍化"