少し誇張した言い方ですが、スタン・ハンセンは日本のプロレスを変えたと評してもいいと私は考えています。70年代までは、日本人(善玉)vs外国人(悪役)という構図がプロレス界の定番でした。なかには善玉として活躍する外国人(ファンクス兄弟やロビンソン)や、悪役(上田馬之助)の日本人もいたし、外国人同士の試合もありましたが、やはり主流は日本人対外国人。
悪役人気というものもあり、ブッチャーやタイガー・ジェット・シンがその代表ですが、あくまで憎まれ役としての人気にとどまりました。ところがハンセンは違った。もちろん、当初はハンセン自身も悪役レスラーとして振舞っていたはずなのですが、観客の反応がこれまでとは違った。
一言で言えば、ハンセンの暴れっぷりに人気が出た。ちゃちな反則もしない、凶器も使わない。その強靭な肉体だけで、ひたすらパワー&ラッシュでリング上を暴れ回る姿は爽快そのもの。当時は技の数も少なく、エルボーとニードロップ、ボディスラム、そしてウェスタン・ラリアット。一つ一つの技のパワーが桁外れで、エルボー一発で相手がふっとぶ。ひたすら動き回るその姿は、まさに「ブレーキの壊れたダンプカー」。
正直憧れましたね。男と生まれた以上は、あのくらい暴れてみたい。あんな喧嘩がしてみた。そう思うプロレス・ファンは多かったようで、いつのまにやら日本人レスラーよりも人気が出ていた。悪役とか善玉とかの枠を超えた人気であったと思います。
皮肉なことに、この頃からアメリカのプロレスはショーマンシップがこれまで以上に誇張されるようになり、本格的な技の鰍ッ合いが出来るアメリカのプロレスラーには辛い時期となった。ましてハンセンのような手加減が下手なレスラーは肩身が狭くなり、必然的に日本を主要な仕事場とするようになった。いつのまにか日本人と再婚し、家族をもうけ、引退後もしばしば日本を訪れる親日家になっていたようです。
余談ですが、ハンセンの別名「テキサスの首折男」は、ウェスタン・ラリアットではなく、ボディ・スラムの鰍ッ損ないで、相手を首から落としてしまい頚骨骨折をさせたことに由来します。ちょっと不器用なレスラーでしたね。でもそれを上回るパワーとスピードで人気を博した名プロレスラーでした。
悪役人気というものもあり、ブッチャーやタイガー・ジェット・シンがその代表ですが、あくまで憎まれ役としての人気にとどまりました。ところがハンセンは違った。もちろん、当初はハンセン自身も悪役レスラーとして振舞っていたはずなのですが、観客の反応がこれまでとは違った。
一言で言えば、ハンセンの暴れっぷりに人気が出た。ちゃちな反則もしない、凶器も使わない。その強靭な肉体だけで、ひたすらパワー&ラッシュでリング上を暴れ回る姿は爽快そのもの。当時は技の数も少なく、エルボーとニードロップ、ボディスラム、そしてウェスタン・ラリアット。一つ一つの技のパワーが桁外れで、エルボー一発で相手がふっとぶ。ひたすら動き回るその姿は、まさに「ブレーキの壊れたダンプカー」。
正直憧れましたね。男と生まれた以上は、あのくらい暴れてみたい。あんな喧嘩がしてみた。そう思うプロレス・ファンは多かったようで、いつのまにやら日本人レスラーよりも人気が出ていた。悪役とか善玉とかの枠を超えた人気であったと思います。
皮肉なことに、この頃からアメリカのプロレスはショーマンシップがこれまで以上に誇張されるようになり、本格的な技の鰍ッ合いが出来るアメリカのプロレスラーには辛い時期となった。ましてハンセンのような手加減が下手なレスラーは肩身が狭くなり、必然的に日本を主要な仕事場とするようになった。いつのまにか日本人と再婚し、家族をもうけ、引退後もしばしば日本を訪れる親日家になっていたようです。
余談ですが、ハンセンの別名「テキサスの首折男」は、ウェスタン・ラリアットではなく、ボディ・スラムの鰍ッ損ないで、相手を首から落としてしまい頚骨骨折をさせたことに由来します。ちょっと不器用なレスラーでしたね。でもそれを上回るパワーとスピードで人気を博した名プロレスラーでした。
ごっこをやっているつもりで普段から気にいらない奴には思い切りブレーンバスターやヘソで投げるバックドロップやったり・・・
マジな喧嘩やったときは、そいつの頭にデカイたんこぶが出来たよ。
あんときゃ、ホント大笑いだった。
指をかかげ・・・ロングホーンって奴ですね。私もよく真似してました(笑)
この人、私は夢枕獏の九十九乱蔵を彷彿するのです。巨体から溢れでるパワーが、生半可な技など圧唐オてしまう姿に。
ヒールかベビーフェイスかは関係ないですね。
存在とファィトそのものが陽性な選手でしたもの。
なんか、また読みたくなりました。
ハンセンは気質が陽性でしたね。今も日本を頻繁に訪れているようです。
「黄石公の犬」で、新刊の時にさっそく記事を書かれています。