ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

料理ベタ

2023-03-07 09:48:53 | 日記
以下、関係者が読んでも分からぬようにフェイクがたっぷり入っています。

世に飯マズと呼ばれてしまう料理下手な方は確かにいます。私がこれまでに遭遇した最恐の飯マズの方は、カレーを不味く作れる特殊技能をお持ちでした。

別に親族でもないし、仕事上の関わりもなく、友人の知人なので、はっきりと言っちゃいました。

「これ、カレー? 今までで一番不味いカレーです。どうやって作ったのですか?」と。

ヒドイ言い様だとは思いますが、実は事前に知人からはっきり言って欲しいと告げられていたので、はっきりと言いました。わなわなと身体を奮わせていたかと思うと、そのままひっくり返ったのにはビックリ。幸い坐った状態からの失神だったので、怪我などはなかったのですが、さすがに言い過ぎたかと思いましたが、友人は親指立てて笑顔。これは、これで驚く。

その後、ドタバタあったのですが、落ち着いてからゆっくりと話を訊きだせました。どうやらこの方、レシピをまったく読まず、計量もせず、味見もしないで雰囲気だけで調理していた。

そのカレーが不味かったのも、市販のルーを良く溶かしていなかった上に、どこで聞いたのかココナッツオイルをドバドバと入れ、ハーブをごっちゃりと入れた様子。美味しいとされる店を沢山知っていると自慢していたが、写真を撮るのに夢中で、出された料理の感想はなかった。趣味は食べ歩きだそうだが、碌に味わってないと思う。

ご存じの方もいると思うけど、ココナッツオイルは量を間違えるととんでもない味になる。ハーブを入れたそうだが、多分スパイスの勘違いだと思う。月桂樹ぐらいなら分かるけど、そのハーブ、パエリア用だろうに。

一番最悪なのは、自身が味見していないこと。そんなもん客に出すな。困ったことに、ご自身はプロの料理人レベルのカレーだと信じ込んでいた。プロに失礼だぞ。一応書き添えておくと、料理の盛り付けだけは上手だった。私の想像では、お洒落に料理している自分に酔っていただけで、料理そのものには興味がなかったと思う。

いろいろあったが、とにかく本人が店を出す計画は止めさせた。察するに、お洒落なカフェのオーナーとなり、ご友人方にその姿を賛美されることが目的だったようだ。もちろん調理場に立つ気もなく、配膳すら人まかせ。

いったい何だって西欧風カフェをやろうなどと言い出したのかと訊きだしたら、背後に胡散臭いコンサルが居た。別の日にそのコンサルを呼び出して、違う料理を食べさせたら絶句していたそうだ。いや、翌日入院したと聞く。私はその場にいなかったのだが、友人の話では、泣くは喚くはで大変だったらしい。

あれだけ厳しく私が言ったのに、頭に入っていなかった模様。あたしゃ、もう関わる気はない。想像だけど、多分味覚障害だけでなく精神的なものもあると思う。周囲からも受診を奨められているようだが、断固として拒否しているらしい。

馬鹿に付ける薬なし、としか言いようがないです。

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