その2

2012-07-22 | リハビリ
今日も、重症のお話です。

重症なので、軽傷にしようと思いました。治療は終わっていましたので、リハビリで重い後遺症を軽減しようと思いました。結論から言えば、成功したと思います。

残念なのは治っていないので、油断をすると必ず同じ症状がでます。おかげさまで、長い年月の間にいろいろな経験を、つむことができました(商売ができるかも 笑)。今では、後遺症が出ないように、注意しながら生活をしていますが、少しでも兆候が出たと感じたら、すぐ対処をします。ホントにひどくなって、具合が悪くなってからでは、治すのに時間がかかりますし、その間中、ひどい思いをしないようにです。

何もしないで、遊びまわっていると、大変な思いをします。「障害者」という言葉は、何の役にも立ちません。普通の人と同じように付き合えるように、誰も見ていないところで、ひっそりとリハビリをします(本当か? 笑)。

電動ベッドに寝かされた状態から、これだけの状態になっても、マスコミはきませんし、もし、きても多少足の悪いおんちゃんにしか、見えないと思います。若い方たちは、乙武さんのように、マスコミデビューを夢みると思いますが、ものすごいオーラが必要だと思います。

「ネットで拾った重症」をアピールしても、四肢欠損者から見れば、案外たいしたことがなかったりしてね。

どういうふうになるかを、ひとつだけ書きますね。「突き上げ」がつらいんです。車椅子に座っただけでもグロッキーになっているのに、2.4病棟から車椅子で、1階の外来リハビリ室に行くのに、廊下のわずかな段差にタイヤがのると、脳天に響きました。最初の頃は、傍目にも、ひどそうに見えたと思います。休んでからとか、ストレッチャー型の車椅子を持ってくると、言っていただきました。

ジャイロやモンキーのように、小径タイヤでショートホイールベース、ストロークのないサスで公道を走ると大変でした。ストアーの駐車場で、休んではのって、また休んではのっていました。四輪だとホイールベースが長いので、そういうことはありませんでした。在宅の最初の頃は、補助装置を使った操縦訓練をかねて、四輪にのるほうが多かったです。

今は二輪が、ほとんどです。今でも背骨と脳天に響きますが、走りながらバイクのシートの上で、休めるようになりました(笑)。

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