無題 その2

2011-09-25 | リハビリ
回復期リハビリ病棟のパンフレットに、朱書きで「リハビリするのはあなたです。やる気が一番大事です」と、はっきり書いてあります。それを読んだときから、車椅子への移乗は手伝ってくれません。やってもらえるのは、骨折するのでは?と思えるほどのストレッチとマッサージ、バランス訓練だけです。後は、「立て」「歩け」と患者にやらせます。「やれ」と言うからには、できるのかなと思いますができません。それでも何とかやらなければ、そのまま退院です。私は県立病院から、労災へと転院しましたが、ホンとにラッキーでした。ウンもリハビリのうちかもしれません。そんなわけはありません。日本の病院と、医療技術はとっても素晴しいんです。

せっかくの在宅です。回復はありませんので、日常生活訓練をしながら重い後遺症とも、折り合いをつけなければなりません。一番は病状がでないようにすることです。そのためには、なぜこんなふうになったかを、考えなければなりません。と言うより二度と具合が悪くなるのはイヤなので、自然と考えます。原因がわかれば、後遺症が出ないよう注意しながら生活します。脊髄損傷で具合が悪くなると、携帯片手で寝るようになります。いやなモンですね。

脊髄損傷のリハビリは、笑いながらできるほど簡単ではありませんでした(多分ほとんどの普通の人はできない)。在宅はいろいろな新しいことや、問題点を解決しながら生活しました。案外シビアでデリケートなんですよ。病院に行けば、「はい コロネル錠ね」「ストレッチしていないでしょう。ストレッチしなさい」と深刻ではなかったりします。医療の知識と経験だと思いました。

本当に治療、リハビリをしたい方は労災病院がお勧めです。と思う。
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無題

2011-09-22 | リハビリ
失禁、脱糞は、ゼンゼン何も知らない他人に恥ずかしいだけで、特に気にしていませんでした。看護師、ヘルパーは事務的に処理していました。

最初に感じたことは、体調不良でした。圧迫骨折、脱臼骨折の経験で安静が一番でしたので、携帯をもって横になっていました。様子見ですね。その間に考えたことは、「なぜ」でした。原因追求は大事なことです。詳しくかけないのがもどかしいですが、原因がわかれば「その状態にならないようにする」「なってしまったら安静にする」です。「体調不良」皆さん気楽に書いていますが、携帯をもって覚悟するんですね。が、まだまだ方法が残っています。「原因不明」「難治性」に飛びつく方のいる状態での公開は、無理です。

次は「体温調整ができない」でした。ネットで初めて知ったとき、自分は脊損なので関係ないと本当に喜びました。重症はイヤですからね。そんなわけで、原因がわかるまでずいぶん時間がかかりましたが、わかれば「ならないようにする」「なったら回復をめざす」です。それでも携帯は必需品でした。

まだまだありますが「泣き言」に聞こえますので、この辺にしておきます。この怪我は自分がやらなきゃ何にも解決できません。

わからなければ、頼りがいのある二つの病院があります。

頼りがいのある二つの病院がなければ、とても在宅は無理です。



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脊髄損傷患者のプライド

2011-09-21 | リハビリ
初めて読まれる方以外はおわかりだと思います。脊髄損傷のリハビリメニューはものすごく簡単です。秘密も特殊技術もありません。シンプルイズベスト。

問題点は、誰にでもチョロクやれてしまえそうに思えることです。でも、できないんですよね。と言うのは思い込みで、やってもすぐできなくなる、いくら時間がたっても効果が実感できないなどによって、できないと思い込んじゃうんです。モトの動きに近づいたと思えるのに(それでもほんの少し)、毎日やって二年はかかります。そこからが始まりと言う、ものすごくいやらしいリハビリです。体のケアさえしてもらえるのなら、わざわざしなくともよいと思います。

このブログもグーグル検索でトップですが、特になんてことはありません。「ホラだ」「ウソだ」がないので本当のことが書いてあると思っていただいていると満足しています。それ以外に専門家にも、ほめていただいていますので(患者本人を見て)、特別コノ難しい問題をテーマにしなくともよいのですが。

脊髄損傷のリハビリをしたことがない方(仕事の合間に相談にのっている)、脊髄損傷の麻痺およびリハビリを理解していない方が、ナメきったことを言っているようなのでホンの少し書いてみました。

脊髄損傷を受け入れてくれる病院がすべてですし、子供じゃないんだからセカンドオピニオンの利用、転院もできます。転院先にアメリカは、止めといたほうがいいと思います。私はと言うと、気が弱く無口でしたので二つの病院の言いなりになってしまいました。今特別に困ってもいませんし、これからも面倒を見ていただくつもりです。

お世話をする方、患者本人、もう少しプライドを持ったほうがよいと思います。私は飛び越して、ほんの少し意地を張っていますが。
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合同ツーリング

2011-09-12 | リハビリ
年にいっぺんの合同ツーリングに、行ってきました。全体の走行距離は短かったのですが、中身の濃い走りができたと思います。町々でお祭りをしていました。稚児行列が可愛いですね。ものすごく優秀な国会議員の先生様たちに見せたいですね。

バイクは初日の午後あたりからオイルが漏れ出し、最後は少し噴くようになりました。自宅前の通路が、がけ崩れのため、バイク進入禁止ですので路上整備です。インパクトが使えないので少し困りますね。国産車では、考えられないようなトラブルです。

夜の宴会で他県のチームの方から、九年目にしてはじめて、リハビリの成果についてお褒めの言葉がありました。迷惑をかけた方がいっぱいいますので、その話は遠慮させていただきました。だいぶほとぼりが冷めてきたようですが、今も反省しています。

二つの公立病院で治療、リハビリをしました。前にも書きましたが、二つの病院には大変お世話になりましたし、結果も満足できるものです(大もうけでした)。ふたつの病院のスタッフとの個人的な交流はありませんし、傍目にも、本当でも「そっけない」です。「大人のお付き合い」ですね。会話も必要最小限ですし、相手も、ものすごく忙しいと思います。

病棟でも、個人的会話はほとんどありませんでした。内気で無口ですので困りませんでしたが、ホントは勝手に一人でしゃべっていた(少しアブナイ?)。労災は、一時間から二時間待って、三分もかからない診察です。特に困りませんのでそのまま通院しています。

困ったこと、体調が悪くなったときは、自分ではっきり言います。乱暴な言い方ですが、治療、リハビリの指導以外は何もしてくれないと思っています。自分の人生ですので、悔いがないように自分のことは自分で決めます。それでも、バイクに乗れるようにまでしていただきました。

多分、私だけの思い込みだと思いますが、医師、看護師、理学療法士、そのほかのスタッフの方たちは、みんな頭がよくて優秀だと思います。一番感じたことは、ものすごく真剣にお仕事をしていました。当たり前ですが。


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