お返事

2013-09-19 | リハビリ
第一腰椎脱臼骨折は、重傷で立って歩いても、障害者確定です。何もしなければ「寝たきり」です。

病棟ではその患者に、「リハビリするのはあなたです。やる気が一番大事です」という朱書きされたレジメを渡します。

使用した器材は、車椅子、平行棒、ブレーキ付き歩行器、ブレーキなし四輪フリーキャスターの歩行器、ロフストランドクラッチ一対、すべて病院のものです。病院は建替え前の、古い建物でした。

私にかかわった医療従事者は、私を立って歩かせるまでにしてくれました。退院時は、「大当たり」だと思いましたが、日本中のセキソンを受け入れている病院の医療従事者は、同じレベルではないかと思います。

それでも県立病院のリハビリ科の医師は、三年もすれば歩けるとおっしゃいました。細かい話は覚えていますが書けません。労災病院の医師は、一人でやってこいとおっしゃいました。そういう世界です。

以前、圧迫骨折のとき、車椅子生活も良いと思って入院していました。家族がひと月半ぐらいで疲れてしまったので、「本気」をだしました。今回も、寝たきりだけは避けたかったので、「本気」をだしました。どちらも、毎日まじめにやって、長い年月がかかりました。二年ぐらいは、やったわりに対して、何も変わらないと思ったほうがいいです。

ふざけ半分、遊び半分なら、止めておいたほうがいいです。やらないからといって、何も恥ずかしい事ではないと思っています。

最初の歩行訓練は2・3分ですが、ものすごい思いをします。PT(赤の他人)が見ても、「今日は終わり」という状態になります。ちょうどそのとき、体が動かなくなったので良いタイミングでした。それを毎日休み無しで何年も続けます。

簡単に書いてみましたが、最初は、医療従事者に「やる気」を認めてもらわないといけないので、ものすごく難しいリハビリです。

今現在、回復期リハビリ病棟が、すべてだと思っています。

最後に、私は完全な素人です。残念ですが、独り言ぐらいはいえますが、ご相談にのることはできません。それぐらい深刻な怪我だと、実感しています。

追伸
立って歩いても、ほとんど何もできません。やりたい事は毎日訓練して、簡単な事でも六ヶ月、大体一年半から二年程度かかります。ひどい思いの中で、リハビリと平行してできるのと、二種類ぐらい掛け持ちしてできるのが、いいことのひとつだと思っています。
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2 コメント

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ありがとうございました (ゆっきー)
2013-09-19 13:53:37
お返事ありがとうございました。

感謝いたします。

簡単な覚悟ではないこと伝わりました。

自分自身も覚悟します

忙しいなか

ありがとうございました。
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Unknown (書いている本人)
2013-09-21 08:35:13
コメント慣れしていないので(笑)、忘れていました

お大事に
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