のと鉄道運転士 「のとてつ5828」の乗務日誌

能登半島を走る第三セクター鉄道「のと鉄道」
のとてつ5828運転士の公私の乗務日誌

とんだ“トキ”違い

2011-03-18 | ニュース

家にいると珍しく?弟からの携帯がかかってきました。

ちょっと興奮した声で「〇〇町にトキがいる・・・」「400のレンズ持ってこんけ(能登弁です。標準語で来ないか)」

は?

何をわけのわからん事を・・・

春やから頭おかしくなったんとちゃうか・・・

なんて事を思いながら、よくよく話を聞いていると新潟県で放鳥された「朱鷺」が珠洲にやってきたので、それを撮影するために、私の持っている400ミリの望遠レンズを持って現場にこないか?って意味だったんです

こっちは、てっきり廃車となった貨車の「トキ25000」を珠洲の〇〇町の誰かが購入して、それが運ばれてきたのかと思っていました。そんなの写真撮るのになんで400ミリの望遠いるんだろう?なんて思っていました。

もともと話がかみ合わない兄弟なんですが、「マスコミが飛びつくネタ」を写真でおっかけるのは“共通”なんです

やっぱり兄弟なのかな・・・

で、わけのわからんままでの携帯のやりとりでロスタイムをくったためか、現場に直行している途中で、メールで「朱鷺はどこかへ行った」

結局は朱鷺は撮れずに、とんだ「トキ」違い(飛んでいった朱鷺)にふりまわされました。

よ~く考えると「トキ25000」が珠洲に来るわけないんですよね

Img_6368

私の「凡ミス」

ちなみに騒動となる原因をつくった400ミリの望遠レンズは、立山の「雷鳥」をもっと大きく撮りたいという思いで、10年以上も前に大金はたいて買ったレンズです。

上のカメラに付いているレンズが標準レンズで、下が400ミリレンズ

Img_1975

値段は恐ろしくていえません。当時持っていた中型クラスの一眼レフ3台分くらい・・・とでもしておきます。値段もビッグなら大きさもかなりの「ビッグ」です

今でも稼動するのは、年に数度行く立山への雷鳥撮影の時くらいです。だから別名「雷鳥レンズ」・・・鉄道写真には大きくてあまり使えません。