のと鉄道運転士 「のとてつ5828」の乗務日誌

能登半島を走る第三セクター鉄道「のと鉄道」
のとてつ5828運転士の公私の乗務日誌

これ以上被災者の皆様を苦しめないで下さい

2011-03-17 | インポート

買い占めやめよう運動、始まる「みんなで分け合えば、できること」

今、首都圏を中心に問題となっているのが、食料・日用品の買い占め問題です。

ガソリンや乾電池なども、入荷した瞬間に売り切れてしまうため、慢性的な品切れ状態が続いています。

そんな状態を改善しようと、ネット上では「買い占めやめよう運動」が始まっており、一枚のポスター画像が話題となっています。

「みんなで分け合えば、できること」から始まるポスターには、トイレットペーパー12ロールで1000人分の被災者が助かったり、パン1斤で1家族分の食事がまかなえたり、お米5キロで120人分のおにぎりが作れたり……と、さまざまな「比較」が分かりやすく描かれています。

日常を維持するために買い占めてしまうと、すでに非日常な状態にある被災者の方々に、いつまで経っても物資は届きません。

買う前に、このポスターを見て、もう一度考えてみると良いでしょう。

日本人ならできる。ガンバレ、ニッポン!

これ以上被災者の皆様を苦しめないで下さい。

この大きな災害から免れた多くの国民がしっかり考え、冷静に行動しながら与えられた現状の中で、しっかり頑張る時なのです。
日本を支えるために被害に遇わなかった国民全てがしっかり働き、生活弱者を守り慈しむ為に更なる豊かな心を育む努力が今一番必要とされているのではないでしょうか!

直接影響がなさそうな方面の住民の皆様におきましても、節電や燃料の節約を続けて頂けるならば、その節約された燃料や物資は間違いなく被災者の皆様に届くということです。
日本国内のエネルギー源の多くを石油に委ねている現代で、石油の備蓄量は十分確保されていると聞きます。その中で例えば20%の節約がなされたとすれば、その分が間違いなく被災地に送られるわけです。石油の輸入について、震災後も変わらず安定供給が見込まれる見通しの中、全国的に節約することの重要性は多くを語らずとも理解できる事だと考えます。
復興に向けての支援能力はおのずと限界も生じます。

様々な報道によれば限界をはるかに超えているというコメントも多く寄せられているのが現状です。
では何をするべきかと考えれば、これ以上復興活動に関係する世界で足を引っ張らない行動こそが支援の第一歩だと信じています。

「これ以上被災者の皆様を苦しめないで下さい。」
この言葉を今一度考えてみる必要を強く感じました。