時々、キモノでお出かけ♪

かつて二日に一回キモノを着ていた主婦の、今となっては備忘録と化しているブログです。

『さよならをいえるまで』~今週の読み聞かせ(5年生)

2011-11-14 12:01:41 | 読み聞かせ
☆今週の読み聞かせ☆ 5年生

1、『さよならをいえるまで』(岩崎書店)

2010年6月第一刷発行。
昨年、あちこちの書店で平積みされており、手にとってみた絵本。
犬を飼ったことがある人間なら、きっと泣かずには読めない。
いちばんのともだちが急にいなくなってしまったことを、少しづつ受けとめていくハリー。
「さよなら」を言えた時の、ハリーをみつめるジャンピーの優しい目。

私にもかつて、寒い冬の夜、布団にもぐりこんできた犬がいた。
ベッドに飛び乗ってきて、枕の上で「入れて」とトントン催促し、布団をめくってやるとスルッと入ってきた。
離れて暮らすようになり、やがて年老いた。
いよいよだと言うので駆けつけると、ゼーゼー苦しそうな息で横たわっている。
なでてやると、クルッと一瞬目をあけた。
「遠いのに来たの?」
「うん 間に合ったよ」
すぐに目をとじた。
翌朝冷たくなった。

今日のクラスの中で、ペットの死を経験した子は何人いるだろうか。
1年生の教科書に出てくる『ずうっと 、ずっと、大すきだよ』(ハンス・ウィルヘルム作)のエルフを思い出した子もいたようだ。
小鞠の音読の宿題で、エルフには一時毎日泣かされていた。
今日の本番は声を詰まらせずに読めたけれど、帰宅して読み返してまた涙。


2、『バスがきました』(毎日新聞社)

15分の持ち時間の配分は難しい。
10分越える本を選ぶと、残り3,4分で何を読むかに悩む。
今回は『さよなら・・』の余韻をくずさない、軽めで短いモノということでチョイス。
さりげなく面白いので、木曜の2年生にも読もうかなー

画像は、先週末の魚津の海。
壁をよじ登ろうと何度もTRYした小鞠、ついに成功♪