ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

甲斐バンド横浜赤レンガ倉庫ライブ4

2021-07-14 19:07:00 | ライブ
「日没ソング」メドレーで、8曲目まで終わったトコで
「さあ!良い風も吹いて来たし…まあ、ねぇ?
あのー、これで僕は、国内の野外は連戦連勝になります、ハイ」と甲斐さん(笑)
「まあ、昨日まで、全くどうなるか判んない天気予報だったんで…

ねぇ?まさか、こういう快晴にっていう…
しかし、それにしても、ちょっとやり過ぎですよね?極端だなと…(笑)
やっぱり、僕が持って生まれた性格が、そのまんま出てるっていうですね(笑)」
…と、あまりの「晴れ男」ぶりに(笑)
多分?ほとんどの来場者の皆さんがお感じになったであろうことを自ら口になさってましたが(笑)

イチローさん、ちょっとウケ過ぎじゃね?(笑)
まあ、奥さんはニューヨークでのアノ大雨と寒さを思い出し
「『国内は』だからね(笑)」と心の中でツッコミ(笑)

それはともかく…「『裏切りの街角』をやりましょう」と
9曲目には、甲斐バンドの実質的な「デビュー曲」が登場
大森さんが奏でられたのとは異なる音色に、寂しさを感じながらも
「♪プラットホームを今 思い出が走り出す♪」という歌詞で、またもやウルウル(苦笑)

「♪雨に煙る街並みを…♪」で始まるこの曲の前に「連戦連勝」を誇られた甲斐さん(笑)と
「イヤイヤ!」とツッコミながら、ピョコピョコ聴いている内に涙する奥さん(笑)
ボクには、どちらの心理も非常に興味深かったです(笑)

演奏が終わると、甲斐さんが「サンキュー!
さあ、ここでドラムの松藤が歌ってくれます」と再びステージ奥に下がられ
奥さんは「海辺の三部作、全部来た~!」とウキウキ♪(笑)
まあ、出来ればアコギではなく、ドラムを叩きながら歌って頂きたかったみたいだけど…

その「ビューティフル・エネルギー」が始まるや
イチローさんが、松藤さんのそばでギターを弾きながら、にこやかに見守っておられ
「大濠高校から半世紀なんだよねぇ…(笑)」と奥さん(笑)

少し苦しげに高音部を歌われる松藤さんを、祈るような気持ちで見つめていたら
2コーラス目の「♪優しい雨が僕らを…♪」のトコで、急に口を閉ざされたため(汗)
慌てて口パクをヤメてボリュームアップ(笑)
松藤さんの「やっちゃった!(笑)」みたいな表情が「カワイイ♪」とクスクス(笑)

考えてみれば、近年、この曲を歌われる際には
甲斐さんが2コーラス目以降を引き継がれるパターンが採用されてるようですし
フルでお歌いになるのは、久しぶりでいらしたんじゃないかと…?
もっとも、石田伸也さんは「『ビューティフル・エネルギー』のハレのラインは好きなんだが
松藤さん、ちょっとヘビースモーカーぶりが敗因(笑)」と呟かれてましたけど…(苦笑)

奥さんは、イナピーさんがお弾きになるこの曲のエンディングが苦手らしく(失礼!)
「耳にキーン!と来るんじゃ…?」と身構えていたものの
イチローさん側の席にいたのが幸いしたのか?
同級生コンビ(笑)が楽しそうになさってるご様子に目を奪われていたのか?穏やかに演奏終了…

お色直しを済まされ、ステージ奥から出て来られた甲斐さんは
もちろん(笑)松藤さんにツッコミを入れられ(笑)
「今、センターの厳しさを教えてやった(笑)
ここはね、一番ナンかイイ感じがするでしょ?
そんなことはないんだよ!もう色んなものがこう…」と
客席やステージ横から、何かが降りかかって来るみたいに腕を振っておられると
「大丈夫だから!(笑)」と松藤さん(笑)

岡沢さんが大笑いなさっている中(笑)
甲斐さんは「俺は今、松藤の精力を使い果たした間をナンとか繋ごうとしてんのに…」と苦笑い(笑)
「OK!ナンか、あの…メンバー3人で座ってるとイイ感じですね、ナンか…」
…って、ステージ上を見ると、確かに甲斐バンドのお三方が椅子にかけられ

岡沢さんは「ジャズセット」の時にお弾きになっていたシタール?の横にいらしたものの
甲斐さんが「イーグルスは頭オカシイ(笑)」とおっしゃいつつ
気に入っていらしたノードラム編成とは違い…って…
もちろん、強一さんのミニドラムセットではなく(笑)

「じゃあ、みんなナンか、1回ひと呼吸置きます?ねぇ?
えー、そんな無理しちゃダメよもう、みんな…
センターの厳しさを一緒にやってることないんだから…(笑)」と着席勧告があり(笑)
「OK!『安奈』をやりましょう」
この時、画面には、上手側の袖で、ドブロをチェックなさっているスタッフの方が映り
「いよいよ鈴木健太さん登場か!?」と…?

でも「安奈」の演奏に加わられることはなく
演奏が終わったあとのワサワサに紛れて、フツーに歩いて出て来られた(笑)と思ったら
甲斐さんから「D.W.ニコルズの鈴木健太を紹介しましょう!拍手を!」とのコールがあり
鈴木さんが、ドブロではなくバンジョーを手になさってるのと
「えー、ロマンティックなナンバー第2弾をやりましょうね」という甲斐さんの言葉に
「何やるんだろう?」と奥さん

甲斐さんがアコギでイントロを弾き始められた途端「ウソでしょ!?」とビックリ!(笑)
これまで、福岡でのライブ以外では、アコギツアーで1度と
セトリ予告ベストアルバムに収録されたツアーで1度
それも、ものすごくノリノリという風でもなく歌われた(苦笑)
公式デビュー曲「バス通り」を、まさか野外ライブで…!?

もっとも、45周年ツアーのファイナルに、デビュー曲が取り上げられることは
決しておかしなことではないんでしょうが
1986年の解散ツアーでさえ、スルーなさったくらい(笑)
「甲斐バンドの」というより「甲斐よしひろの」曲という意識が強くおありだったような気が…?

ともあれ…奥さんは、このサプライズによる驚きが一段落して、いざ、じっくり曲に聴き入ると
マンドリン奏者でもいらした甲斐さんのお父様が気に入っておられたという
マンドリンの調べとは違うバンジョーの音色を始め
当然のことながら、曲全体の印象が当時とはガラリと変わっていて

「45+1」という、その歳月の長さはもちろん、今ここにいらっしゃらない方々のこと
そのお二人が、もう二度とこの曲をご一緒に演奏なさることはないんだということを
改めて突きつけられたような気持ちになり、この日最大の涙腺決壊となったらしい…(汗)
そんな「走馬灯」のスイッチになるほど
思い出や思い入れのあるものを持っていないボクには、ものすごく羨ましいけど…(苦笑)

それはさておき…「バス通り」が終わると
甲斐さんは「OK!鈴木健太、拍手を!ヘイ、バンジョー!(笑)」とコールされ
「えー、もうナンかあの…ねぇ?えー、今日はやっぱ感染防止のために
声上げたりとか、叫んだりとか、えー、ね?『NO!NO!』って感じなんですけど
時々、マイクをこうやりそうになるのね(笑)」

…と、客席にマイクを向ける仕草をなさって
「ああっ!違うんだ!あっ!みたいな…(笑)
えー、まっ、僕がそれで…最初にそれやったら
僕が一発退場なんで、厳しく遮断して下さい(笑)」と話されてましたが

長年「コール&レスポンス」をライブの信条になさって来た方が
「コール」を封印され、手拍子や拍手は送られるとはいえ
声としての「レスポンス」は感じられないライブをなさってる…って
観客よりも更に戸惑われる状況なんじゃないかと…?(汗)
コメント (1)
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