ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

帰って来たシビレる言葉1

2018-09-12 20:17:00 | 日記
グッと来た言葉の数々をご紹介するシリーズ、久々の復活です(笑)
初回は、何かと話題のスポーツ関係から
まずは、甲斐さんの公式サイトにアップされたアノ曲に因んで…(笑)

レジェンド始球式に登場された水野雄仁さんは
史上初の3季連続優勝がかかった3年生の夏、準決勝でPL学園に敗れた時
「悔しさよりも、ホッとした気持ちがありました」と
勝利や記録より、エースで4番の重圧から
解放されたことの方が大きかったことを明かされてましたが

当時の池田高校を率いておられた「攻めダルマ」蔦文也監督も
「山あいの町の子供たちに一度でいいから大海を見せてやりたかったんじゃ」と
甲子園に出場すること自体が目標でいらしたようですし
実際、監督就任から「やまびこ打線」旋風を巻き起こすまでに
20年もの歳月を費やしておられます

水野さんは、蔦監督の口癖だった「人生は敗者復活戦」という言葉を
現役時代も引退後も大切になさって来たそうで
始球式に臨まれた後のインタビューで
「今日は監督と共に投げようと思ったんです」とおっしゃってました

奥さんの母校が、センバツで池田高校と対戦した時の蔦監督は
「ホントにサイン出してないんじゃないの?(笑)」と思えるくらい
のんびりと日なたぼっこをしておられるように見えたんだとか…(笑)

その池田高校と対戦する前に戦ったのが
PL学園を倒し優勝した取手二高から移られたばかりの
木内幸男監督率いる常総学院で、創部まもなかったとはいえ
奥さんが、よく校歌を歌わせて貰えたなあと…(笑)

その木内監督が、ダルビッシュ選手を擁した東北高校との決勝戦で
高めの球に手を出してしまう選手たちにおっしゃったのが
「孫の代まで自慢できっから、打っとけよ」…確かに…(笑)

マー君が、ハンカチ王子と投げ合った引き分け再試合の決勝戦で
最後のバッターとなり、三振に終わった際に残された
「野球の神様って本当にいるんだなあ」という言葉は
勝利した斎藤選手がおっしゃったのならいざ知らず
とても18歳やそこらの少年が口にしたとは思えない深さですよねぇ…

また、80回大会の準決勝で横浜高校と対戦した明徳義塾高校の馬淵史郎監督は
8回表まで6-0とリードしながら
9回表、前日に延長17回250球を投げた
松阪投手が登場するや、逆転サヨナラ負けを喫し
「魔物がいたのなら、それは人の心に棲んどったのかも知れんな」とコメント
…まさに、おっしゃる通りでしょう

かように、甲子園には今も言い伝えられる言葉の数々がありますけど
メルカリでの売買が問題になった「甲子園の土」を
敗れたチームが持ち帰るという伝統は
1949年、第31回大会の準々決勝が起源とする説が有力らしく

3連覇がかかった小倉北高校の福嶋一雄投手が
敗退後、地元福岡に戻られた時に
当時の大会審判副委員長でいらした長浜俊三さんから届いた速達には
「君のユニフォームのポケットに大切なものが入っている」と書かれていて
福嶋さんがユニフォームを振ると、土がパラパラと落ちたんだとか…

たかが土、されど、人によっては何物にも代えがたい土
売り手の方も買い手の方も今一度よく考えて頂きたいと思います

森繁和中日監督は、落合博満監督のもとで、ヘッドコーチを務めていらした頃
「潰れない選手、伸びる選手には、共通点がある
それは、孤独な時間をきちんと過ごせることだ」とおっしゃったらしく

選手に「こうやれ」ではなく
「こういうやり方もあるよ」と声をおかけになったのは
「野球は、自分で考え抜いてやるもの」であり
他人とつるんだり、慰め合ったりすることなく
「自分としっかりと向き合う『孤独』の場を持つことが大切」
…と考えられてのことだそうです

精神科医の名越康文さんは…「人間には冷たい芯がある
それに気づいたら、あまり触れてはいけないよ、責めてはいけないよ
それは、人自体の弱さなんだ
だから、それぞれ、独りになる時間が必要なんだ

人が隠し持っている『自分さえ良ければ…』という冷酷さから
目を背けてはいけないが、そればかり見ていてもいけない
そういう負の面を他人や環境のせいにするのは更にいけない」…とおっしゃっています

先日、日本人として初めて全米オープンで優勝なさった大坂なおみ選手は
恵まれた体格や圧倒的なパワーをお持ちなのに
メンタル面の弱さから「勝てたかも知れない試合で自滅する」と指摘されて来られたけど

憧れのセリーナ・ウィリアムズ選手を相手に
しかも、セリーナ選手による主審への抗議や
観客からのブーイングがあった試合で、見事に勝利を掴み取られました♪

試合後に「セリーナの抗議は聞こえていなかった」と話され
「いやいや、聞こえていたはず」と言われても
「ホントに聞こえなかった」くらい
緊張感を保つために意識を集中なさっていたんじゃないかと…?

かつて、ジョン・マッケンロー選手が
コートに寝っころがって、主審に抗議をなさっていた頃(笑)
甲斐さんは、ずいぶん面白がっていらしたそうですが(笑)
マッケンロー選手とビヨン・ボルグ選手の試合をビデオで見ておられた時
ボルグ選手が、いつも3拍待ってからサーブを打つことに気づかれ

「彼は自分の息づかいを確かめてるんだよね
観衆は敵というんでもないし、己と戦ってるなんていうんでもない
自分の一番冷静な時の息づかいを知っていて、それを確かめていたんだ
今まで好きでなかったボルグが好きになった」んだとか…(笑)

ともあれ、バインコーチの手腕を讃える声ももちろん少なくないんですが
森山直太朗さんが、ご自身の曲【絶対、大丈夫】について
「『大丈夫』は肯定的な言葉であるにも関わらず
『絶対』が付くと何とも言えない不安な響きになる」とおっしゃっていて

あまりに「肯定感」が強くなると
逆に「ホントに大丈夫かなあ」という気がして来るのは
昔、サンストの投稿にあった「『大好き』は『好き』の倍だけど
『大好き』とは言えても『好き』は言えない」という気持ちと
「よく似てるように思える(笑)」と奥さん(笑)

バインコーチは、大坂選手に「何にイライラしてる?」と訊ね
「全部!」という返事に「絶対、大丈夫!」じゃなく(笑)
「なおみなら出来るよ」と声をおかけになったそうです
ナーバスになった選手に必要なのは、過度な期待ではなく
積み重ねて来た練習に対する信頼を取り戻させることかも知れませんね?

ちなみに…おそらく?同じ森山さんの言葉をお聴きになったらしい
ミュージシャンの後藤正文さんは、ご自身のコラムに…
「例えば、僕のコンサートに『本人、生演奏』という
キャッチコピーが付いていたらどうだろうか

この人は、以前に『そっくりさん』を使って
当てぶりのコンサートを行ったのではないかという疑念を
多くの観客が抱くのではないかと想像する」…と記されてました(笑)

それはともかく…
サッカー日本代表前監督の西野朗さんは、あのポーランド戦について
「スタッフから多くの情報を貰っても
監督は最後に一人で決断しなければならない
しかも、多くの猶予もない中で…
孤独は、自分の判断や決断を究極に研ぎ澄ますための時間」
…と振り返っておられましたが

西野さんには、甲斐さんのお好きな色川武大さんのあの言葉
以前にもご紹介した「9勝6敗を狙え」
…高校野球なら毎試合全力を投入しないと次に残れないが
プロの勝負は通算で決まる
何もかも上手く行く訳はないから
「これを守っていれば勝ち越せる」というフォームを見つけること…を
謹呈したいと思います

そのロシアW杯期間中に起きたスペイン代表監督の電撃交代は
ロペテギ前監督が、レアル・マドリードの新監督を引き受けたことが原因でしたけど
レアルの前監督ジダン氏は、欧州チャンピオンズリーグで3連覇を達成したにも関わらず
「チームが勝ち続けるには変化が必要だ」と自ら身を引かれたらしい

元日本代表監督の岡田武史さんも
「どんなに練習や戦術を工夫しても、マンネリは避けられない
中心選手を代えるか、監督が代わるしかない」と話され
「選手の生殺与奪を預かる監督は、自らの退路を断つ覚悟でピッチに立つ
監督の仕事には底知れぬ喜びと孤独がある」と結ばれてました

新生サムライジャパンの森保一監督も
これから4年、喜びと孤独を噛みしめられることになるんでしょうね?

そうそう!その前に開催されるラグビーW杯のキャッチコピーは
「4年に一度じゃない。一生に一度だ。ONCE IN A LIFETIME」に決定♪
個人的にものすご~く気に入ってマス!(笑)

余談ですが…2014年のATPツアー・ファイナルで
錦織圭選手とロジャー・フェデラー選手に敗れ
一次リーグで敗退したアンディ・マリー選手が、ロンドンのご自宅でオフに入られた際
大会最終日に突然、ATP会長から電話があり

フェデラー選手が腰痛で決勝戦を棄権したため
代わりに行われるエキシビションマッチに出て欲しいと言われて
楽しんでおられた「マリオカート」を放り出し(笑)無償で快諾

駆けつけられたコートでのインタビューで…
「僕は謝らなければならない
木曜日の試合でロジャーを疲れさせてしまったのは明らかだ」
…と、ご自身の惨敗を自虐ネタにされ(笑)

また「会長からの電話を受けた時に、僕はゲームで勝っていた
マリオカートはテニスより上手だから(笑)」…とジョークを飛ばされたらしいんだけど
きっとマリオカートで遊んでいらした間も
ご自身に向き合っておられたんじゃないかと…?
コメント
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