ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

そうだったんだ…おまけ2

2015-09-25 11:57:25 | 日記
前回と同じ『STAFF』の記事に
フジパシフィック音楽出版・社長の朝妻一郎さんのインタビューが載ってました

元・音楽ライターでいらっしゃった朝妻さんが
『未だに面白くてたまらない』とおっしゃる『音楽出版社』の仕事とは

『ある部分、音楽ビジネスの中心に存在してる』そうで
『会社の約款に「音楽著作権の管理・開発」と書いてある』通り

『レコード会社ともCM制作会社とも仕事をするし
音楽がある所には著作権が存在してる訳だから

自分たちの考えることが全部
音楽出版社の仕事としてカバー出来る範囲にある
要するに、音楽がお金になることは
全てやっているということです』と話されてます

甲斐さんはデビューなさる際に
レコード会社は東芝EMI、プロダクションというか音楽事務所は
『シンコー・ミュージック』を選ばれた訳ですが

当時のシンコー・ミュージックは『新興音楽(楽譜)出版社』という
著作権管理と音楽誌の出版を主な業務にしていたようで
マネージメントに関して本格的に着手したのは
チューリップやあべ静江さんが初めてだったらしい(苦笑)

まだ手探りの状態だったであろうことは想像にかたくありませんが
だからこそ、ソロ契約を結ぼうとした新人(笑)が
突然『バンドでやりたい』と言い出しても通用したんでしょうし

『甲斐バンド』というバンド名と
『九州最後のスーパースター』が誕生したんですもんね(笑)

ただ、名付け親の西田四郎さんは
『契約できたことが誇らしかった
自分にマネージャーとしての才覚があるんじゃないかと思った』そうだけど
甲斐さんの中では、財津和夫さんの存在が大きかったんだとか…(苦笑)

でも…その結果、確固たるマネージメントの方針がないまま
『チューリップの弟バンド』のような扱いになってしまったことが
屈辱の神田共立講堂に繋がってしまったんですねぇ…(汗)

一方、同記事で『アミューズ』社長・山本久さんは
芸能プロダクションと言っても旧来のそれとは違って
『プロデューサー・チームだと考えている』

『プロダクションの仕事は、アーティストの能力を世に広め
それをビジネスに転化することだから
仕事の選び方にもクオリティの高さが要求される』

『来る仕事を全て受けるのなら誰にでも出来るでしょう(笑)
売れない時はお願いをして、売れて来るとお断りするという
デリケートな作業をする訳ですので
精神的にはかなりタフでなければ務まりません』

『上司だろうが部下だろうが関係なく、身内同士の競争が凄いです
それは、現象面で売れた売れないということより
良い仕事をしたかどうかの競争なんですよ』

『一人のアーティストを今年はどうしようかと考える時は
来年、再来年のことを考えることが必要
少なくとも3年後を読んで「こうしたい」という
本来の意味のプロデュースが出来た時にこの仕事の醍醐味があります

もちろん、大英断が必要になるし
プロデューサー、マネージャーがアーティスト以上に何を持っているか
そこに全てがかかっていると言っていいでしょう』

『子供を見ると親が判ると言いますけど
アーティストを見るとプロデューサー、マネージャーが判るんですよね』とおっしゃってます

…で、甲斐さんは、納得がいかなかったデビュー・コンサートと
デビュー・シングル、アルバムに対する評価を受けて
『マネージャーを代えて欲しい』と訴えられたという

『自分たちの曲を聴いてくれる人を増やしたい
そのためなら、どんな所ででもやる』と意志を確認し合われたのが
当時、チューリップのプロモーターをなさっていた武石さんだったんですよね

『どこまで消化できるかが勝負だったんです』と
おっしゃるくらいの過密スケジュールで(汗)
甲斐さんと共に休みなしで各地を飛び回られ
宮地佑紀生さんには『甲斐さんのお母さん』だと勘違いされ(爆)

長岡さんのお腹の空き具合を心配なさったり(笑)
大森さんの天然(失礼!)発言に脱力されたり…(笑)
正にバンドの戦友と呼ばれるくらいの奮闘ぶりだったんじゃないかと…

その後『契約マネージャー』という異例の形で佐藤剛さんが参加され
甲斐さん初のソロアルバムから
深く関わられるようになられたことは以前にご紹介しましたが

その4年後の『BEATNIK』設立に伴い
甲斐バンドはシンコー・ミュージックから独立…

ただ、照和ライブの時もそうだけど
甲斐さんがひとつの節目を迎えられるたびに
武石さんがライブ会場におみえになったり

大森さんの枕元に駆けつけられた武石さんも含めて
『オリジナルメンバーが揃った』という甲斐さんの言葉からも
『永久欠番』マネージャーでいらっしゃることが伺えますよね
コメント
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