ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

そうだったんだ…2

2015-09-03 09:18:28 | 日記
甲斐さんは、ご自身の曲について
『こういう時に出来た』とか『これを伝えたくて書いた』と
ラジオ番組やライブのMCで話されることがあるので
ボクも『門前の小僧』になれたりするんですが(笑)

他のミュージシャンの方の曲については
歌詞なしで口ずさめるくらい聞き慣れていても
その曲の誕生エピソードや作り手の方の思い入れは
全くと言っていいほど知りません(苦笑)

中でも一番ビックリしたのはアリスの【チャンピオン】
この曲がヒットしていた頃から、つい最近までず~っと
モデルになったボクサーは、輪島功一さんだと思ってました(苦笑)

奥さんも当時のインタビューで
谷村新司さんが『輪島さんだ』と話されていたのを聞いたらしいんだけど

その後ずいぶん経ってから
『あの頃は「自分のことだ」とおっしゃるボクサーの方が
大勢いらっしゃったので言えなかったんですが(苦笑)
本当は『カシアス内藤』さんのことを歌った曲です』と
明かされていたそうです…って

あの沢木耕太郎さんが『敗れざる者』に書かれた
『クレイになれなかった男』のカシアスさん!?
『一瞬の夏』の内藤さんですか!?(驚)

先日、奥さんが急に『チャンピオンの続編の曲って何てタイトルだっけ?』と口にして
長年に渡る思い違いに気づいた次第…(汗)

ちなみに、その曲【クリムゾン】は
谷村さんがデビュー30周年の記念アルバムを作られる際に
30歳で敗れたあのチャンピオンが
50歳を超えた今、どうしているだろうと思って書かれた曲らしい

ともあれ、奥さんにとっては
【チャンピオン】が、カエル跳びをなさらない方(笑)だったことより
【HERO】のモデルが大場政夫さんだという
『深イイ話』の方がオオゴトみたいでした(笑)

当時、曲のヒットと共に『甲斐バンド』もメジャーになったことで
マスコミがこぞって『甲斐バンドこそがヒーローだ!』と書き立てるのへ

甲斐さんは、ヒーローは俺たちじゃない
『チャンピオン(笑)』は何億人の中の1人だけど
ヒーローは街角の数だけいるんだと話されていたかららしい(笑)

それはさておき【チャンピオン】誕生のきっかけですが…
1978年、アリスは年間250本ものライブを行っていて(汗)

体調を崩された谷村さんが、4ヶ月間の療養生活を送られた際に
『命は永遠じゃない』と痛感なさったそうで

その頃に内藤さんに密着されていた沢木さんと知り合われ
トレーニング中の内藤さんの強烈な印象が頭から離れず

『男女間の情感を歌う甘っちょろいラブソングなんてブッ飛ばしてやる!』と
『生きることへのラブソング』として【チャンピオン】を書かれたんだとか…

沢木さんは『とどめを刺せない優しすぎるボクサー』と評されたけど
谷村さんは『マシーンになりきれず、人間らしく敗れていく』姿が
『なんてドラマチックなのか』と思われたそうだ

そのレコード発売前、当時のアリスは武道館7日間ライブを成功させ
更なる活躍が期待されていたにも関わらず

谷村さんご自身は『どうこの山を下って行こうか』と
考えておられたことも関係があるのかも知れません

ただ、レコード会社の反応は冷たく、賛否両論が飛び交い
『これは危ない、当たらない』と発売には二の足を踏んだという

結果は、78万枚を売り上げてアリス最大のヒットを記録♪
低成長時代のサラリーマンに支持されたことが理由らしい
でも、1981年にアリスは活動を休止、現在に至る訳ですよねぇ…

余談ですが…武道館ラッシュやらレーザー光線やらと
『ニューミュージック』が絶大な支持を集めていた頃

『テレビ出演』についても各アーティストによって
ポリシーやスタイルは様々だったようだけど

甲斐さんが『テレビスタジオ』でも『ライブ会場』でもない
『第3の方法』を探し始められたのは

『テレビに出て欲しい』というファンの声と
『出演は義務だと思う』という谷村さんの言葉がきっかけらしい

79年からライブの観客動員数は
アリスを抜いて甲斐バンドが1位になったことで
ライブ内容についての取材が増えて

甲斐さんが『ハンド・イン・ハンド』は『宗教的な感じがする』と
批判したとの記事も書かれたみたいですが(汗)

奥さんによると…甲斐さんは
『人それぞれの考えでやってることに
とやかく言わないけど、俺たちはやらないよ』という意味だと
谷村さんに話されたんだとか…(苦笑)

でも、今だったらネットで拡散して
もっと大変な騒ぎになったでしょうね(苦笑)

ただ、この当時の甲斐さんは某イベンターの方から
『甲斐さんもライブ前に野球の試合をやりませんか?』と言われて

その方にではなく『ステージに上がる前に野球をやるシンガーがいるのか!?』と激怒され

俺たちがそんなことをしたら
その日のステージはガタガタになる
スパイクでもされたら、一巻の終わりだよ

『音楽ってそんなものでいいのか!?』と思うと悔しくて
そのシンガーの弁明を聴いてみたいとおっしゃったそうだ

ちなみに…奥さんは、某シンガーの方と
某グループの皆さんの試合を甲子園で観戦したことがあるらしい(笑)

後日、その『熱戦(笑)』が記事になり
『野球と音楽のチームワークは酷似している
たった一人のヒーローだけで野球は出来ない』とか

『ギターを持ち慣れた手にバットが握られる時
「歌」だけでは得られない「何か」を感じとる』と書かれてました(笑)
コメント
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